台風19号接近

台風19号接近。
昨晩のうちに外の鉢植えは玄関の中へ。
バルコニーの鉢植えも中に入れた。
風呂には水を溜めておいた。
センサーライトも運んだ。夜中何度も点灯した。
 
昼、妻と LINE でやりとりする。
他に対応が必要なもの。
これまでの台風では気が付かず、特に困ったこともなかったが、
物干し竿は取り込んでおいたほうがよさそうだと。
1階の廊下に持って行ってゴミ袋を広げてそこに置いておく。
自転車は玄関の中に入るだろうか。入らないだろうな。
車体を覆うカバーをロックして地面に転がしておくのがいいか。
 
先月の台風15号の被害もあって、今回は窓対策のニュースばかり見かける。
段ボールをガムテープで貼って割れたときの飛散を防止する。
最悪ガムテープだけでも米の字になるように貼っておく。
跡が付かないようにと養生テープがいい、
とのことで今頃首都圏では売り切れ続出だろう。
 
昨晩、帰りに LIVIN で買い物しようとしたら豚肉、鶏肉はほぼ売り切れ。
高級な牛肉の一部が残るだけ。
卵も大量に仕入れていたのがあったのか一品目を残して売り切れ。
カップラーメンも棚はガラガラ。袋のは割と残ってたかな。
パンはなんであれほぼなくなっていた。
野菜も売り切れのものとそうでもないものと。
これも仕入れ量に寄るのかもしれない。
今朝妻がパーク&ライドで駅ビルの駐車場に停めようとすると
いつもより停めている車が多かったという。
一昨日の夜は普通に食材が売ってあった。
台風接近が急に現実味を帯びるのは2日前、ということか。
 
僕としては特に買いだめしておきたいものはなく、
土日家にいることになるなと缶ビールと缶チューハイを買い足した。
DVD を見てゴロゴロして過ごす。
ああ、ポテチの類が何種類かあるといいかな、帰りにみてみるか…、と思う。
朝から晩までずっと酒飲んでんじゃないか。
そんな心配から火水木と禁酒した。
何かのタイミングを計ったかのように
妻がドリカムの昔のワンダーランドのDVDを何本かオーダーしたのが届いた。
これまでの傾向からするとたぶんアンテナがやられて、
地上波もBSも夜は見ることができなくなるだろう。
 
先週たまたま訪れて、いっぺんに魅了された鹿沼市の彫刻屋台。
秋祭りがこの週末の土日だったので、この勢いでまた鹿沼に行こうと
有料の観覧席を申し込んでいたのが、
電話がかかってきて土日はどちらとも中止になりましたと。
江戸時代からのユネスコ無形文化遺産、無理はできない。
また来年見に行くか。
 
あちこちでいろんなものが中止になった。
なのに出社しなければいけない人も大勢いるのだろう。
出社しなければいけないのか明確な指示がなく困っている人も大勢いるだろう。
自己判断に任され、暗に出社を求められているような。
 
台風15号の被害からようやく生活や仕事を立て直して
一息ついたところにまた台風が、という人も多いのだろう。
自然災害は情け容赦ない。
自分には無関係と思っていると近隣から飛んできた屋根瓦が窓を直撃するかもしれない。
明日は我が身。
平常心で過ごす。

睡眠時無呼吸症候群の検査、続き

一昨日の夜、昨日の夜と検査器具を付けて寝た。
左手の指先にセンサーと鼻の穴には透明なチューブ。
それぞれ計測器につながり、手や喉に固定するためにサージカルテープでしっかりと押さえる。
もちろん、違和感がある。
最初の夜はなかなか寝付けなかった。
布団の中で管やコードをつけていると入院しているようだった。
こんなふうに自宅で医療器具に接続して寝ている人は日本にどれぐらいいるのだろう、ということを考えた。
若いうちはそんなこと思いもしないが、きっと多いのだろう。
 
検査器具の小さなモニターにはセンサーの感度と心拍数と呼吸したことを表すマークが表示される。
それとトータルの計測時間と、残りの充電量と。
左手首にマジックテープで固定して、時々眺める。
センサーは95か96、心拍数は70から80で大きく変わることはない。
寝返りを打つ時には左手首の機器がずれないように右手で押さえる。
この寝返りが自由に打てないというのが、ストレスになる。
入院して手術直後がそうだったな、ということを思い出す。
自分からは寝返りの打てない人、寝ている間の姿勢を変えてはいけない人が
この国には何百万人といるんじゃないか、ということを考える。
 
朝起きて検査器具の電源を落とす。
サージカルテープをはがすときにほっとする。
記録用紙に何時に起きたか、何時に水を飲んだか、何時にトイレに行ったかを記載する。
睡眠時無呼吸症候群だとトイレに何度も起きたり、寝ていて喉が渇くようだ。
僕の場合、昔から眠りが浅いので目を覚ましたことは一、二度あったが、それぐらい。
妻に聞くとこの二晩は仰向けになったときにクークー、グーグーと軽くいびきをかくことはあっても
ザズズズズとひどい音にはなっていなかったようだ。
やはり前の晩酒を飲みすぎると大きな音みたいで。
火・水とこの二晩はこのところ休肝日にしていたので飲まなかった。
検査のためなら、酒を飲むとどれぐらいひどいことになるか深酒した方が
むしろよかったのかもしれない。
 
今日の朝、検査器具を御茶ノ水まで返しに行った。
朝9時の診療開始の時点で待合室はいっぱい。
予約の電話がひっきりなしにかかってきて受付も忙しそうだった。
返却して、記録用紙の確認をして、クリニックの入っていたビルを出た。
台風が近づいているからか風が強い。
飯田橋まで川沿いの、中央線・総武線沿いの道を歩いてオフィスに戻った。
 
たった二晩だけのことだったのに、
今晩、普通になにもなく眠れるというのがうれしい。

ドッジボールというもの

運動神経のよくなかった、かつ、引っ込み思案だった僕としては
小学校の体育の授業は絶望的なまでに苦痛に満ちた地獄のような時間だった。
跳び箱、鉄棒、マット……
いや、その一番の象徴はドッジボールだ。
スポーツという名目で白昼堂々と弱い者いじめを行うようなもの。
何のために存在するのか、いまだに理解できない。
 
そういう僕もある意味ドッジボールは得意だった。
ただし、逃げるだけ。ただただ逃げるだけ。
必死になって生きのびて最後の一人になる。
だけど勝者ではない。
四方八方からひっきりなしに投げつけられて、ボールがぶつけられるまでそれは続く。
最初から敗者になることを運命づけられている。
僕はボールを受け止めることも投げることもできない。
それは身体的能力としてできないというよりも、カーストとして許されていない。
そう、思い込んでいた。
最後の最後、顔面にぶつかるボールは皮膚をこそげ落とすようでとにかく痛かった。
先生は、逃げずにボールを奪えという。いつも、どんなときも。
 
ドッジボールが楽しかったという人は存在するのだろうか。
大人になった今、日曜の午後に仲間を集めて公園で遊びたい、なんて人はいるのだろうか。
……大勢いるのだろう。そちらの方が多数派だろう。
もしかしたら日曜の午後の区民体育館では老若男女の愛好者が
気軽にドッジボールを楽しんでいるのだろう。
僕が体育館に近づかないだけだ。
 
海外にもドッジボールはあるのか。
アジアやヨーロッパやアフリカでも日本のような翳りを帯びているのか。
そんなことはないか。
欧米人は何の屈託もなくあくまでスポーツとして競技して
その達人たちのスピード感溢れるプレイは見ていて爽快なのかもしれない。
ドッジボールへの苦手感覚を無くすには海外の人たちとやってみるしかないんじゃないか。
日本人とやり直しても余計なことばかり考えてしまうだろう。
 
スポーツの夢を見ることがないので、あの頃の球技を夢の中で繰り返すということがない。
それだけは助かった。
今の僕は夢の中の誰かをせせら笑いながらボールを無限にぶつけ続けるのだろうか。
あるいは僕がどんなに投げ続けてもそいつはのらりくらり身をかわし続けて永遠に当たらないのか。
待ち構えた僕がボールをしっかりと受け止めて軽やかに投げ返す。
そんな夢だけは絶対に見ることはないだろう。

睡眠時無呼吸症候群の検査

いびきの治療をどうしようかと先月書いたんだけど、
まずは症状がどの程度なのか知っておきたいと専門のクリニックで検査を受けてみることにした。
職場の近くで探すとお茶の水にあった。
こういうクリニックってニーズがあるのか、初診の予約は1ヶ月待ちで今日ようやくその日。
 
職場から歩いて水道橋、お茶の水へ。10時からで予約している。
待合室に入ると結構混んでいるが、回転が早い。すぐ呼ばれてすぐ戻ってきてすぐ会計。
治療が始まるとあとは経過観察がメインだからか。
 
問診票を書く。
一日の平均睡眠時間はどれぐらいか。
煙草は吸うか、お酒は飲むか。糖尿病などの症状はあるか。
食後横になったとき、会議に出たとき、運転しているとき、ウトウトすることはあるか。
 
待合室の隅で血圧・体重測定。
奥の検査室に移ってレントゲンと心電図。
待っている間、眺めたテレビにはTBSの朝の志らくの番組が映っていた。
先生の診察へ。一通り睡眠時無呼吸症候群の説明を聞く。
深い眠りに入っているといびきをかかないが、浅い眠りにある時にいびきをかく。
症状のある人は概して眠りが浅く、ゆえに十分な睡眠がとれていない、など。
口を開けて覗き込むと、僕は口の中が若干狭いのではないかと。
日本人によくあるのだという。
欧米人は頬の骨格が横に長く縦に狭いのが一般的で、日本人は横に狭く縦に長いのだと。
 
この日はここまで。
今日の夜、明日の夜と検査器具をつけて寝て、
睡眠時に無呼吸となってないか、なっている場合の頻度はどれぐらいかを測定する。
利き手の反対側の人差し指にセンサーを付け、鼻の穴には透明な管を挿す。
その両方が計測器につながっていて、電源を入れると心拍数やセンサーの感度が表示された。
 
器具の数に限りがあるため、終わって明後日の朝にはまた返却しに行かないといけない。
解析は1週間ぐらいかかる。
その結果をもとに治療方針を立てる。
1時間に40回無呼吸の状態が現れるならば精密検査を経て、
寝ている間マスクをつけて空気を送り、呼吸を整える治療法へ。
軽度ならば寝ている間マウスピースを付けることになる。
 
今日と同じ先生に引き続き診てもらうならば火曜。
来週15日はまだ解析結果が出ていない。
22日は即位の礼で祝日、29日は予約でいっぱい、
ということで次回は11月5日、結局1か月後。
なかなか先が長い。
睡眠時無呼吸症候群でないといいのだが……

09/30-10/06

09/30(月)
 
夏休みの9連休明け。
5:20 目覚ましが鳴る。
急ぎの要件はないしもう少し寝てようかとも一瞬思うが、
シャキッとしようと7時出社。
しかし着いたら着いたでグダグダ過ごしてしまう。
僕のいない間、特に困ったことにもならず、厳しめの問い合わせもなかった。
メールを受信してみると2,000通越え。
 
武田百合子『日日雑記』を読み始める。
生前最後のエッセイ集であるという。
 
昼食後昼寝。
弁当は鯖、ミックスベジタブルとベーコンのスクランブルエッグ、
切り干し大根の煮物、レンコンきんぴら、ブロッコリーミニトマト
 
定時で出る。
LIVIN に入ったらみりんとオリーブオイルの棚がガラガラ。
増税前に買った人が多いのだろう。
みりんは10%で、みりん風調味料が8%のままというのは難しすぎる。
 
庭に水をやって、洗濯物を取り込んで、掃除機。
明日の弁当はパックの豚ロース肉味噌漬けを焼く。
ほうれん草入りの卵焼き。
夜はレタス、セロリ、ほうれん草、ブロッコリースプラウトのサラダ。
 
この日、酒場放浪記は22時から。
テレ東BSの日本で働く外国人の番組を見た。
イタリアから来て高島屋で和菓子のバイヤーという女性。
酒場放浪記を見終わって適当にチャンネルを回したら
『笑う洋楽展』だった。腹抱えて笑った。
再開はうれしいけど不定期ではなくレギュラーでやってほしい。
最初見逃してしまった。
午前0時前に寝る。
 
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10/01(火)
 
午前2時半頃目が覚める。
外で物音がする。
そうか、明治牛乳の配達はいつもこの時間帯なのだな、と気づく。
 
消費税10%へ。
ドリカムマサさん誕生日で61歳。
この日買ったものはコンビニで、オフィスで使うホット用のペーパーカップ
確かに少し上がったなと思う。
 
8月に電柱とぶつかって車を修理に出す。
保険会社に任せていたら全然音沙汰ない。
1カ月後状況確認したらようやく修理工場に持っていけることになり、
そしてまた音沙汰ない。そのうちに消費税10%になってしまった。
問い合わせたところ「え、あ、はい、そうですね」みたいな感じ。
やりとりしていた妻が怒るが、当然だよな。
時間がかかるならかかるで見通しを伝えたうえで
保険を適用して修理工場に出すか判断を求めるべき。
CMでは対応が手厚いと言っていて、実際は業務が回ってなくてほったらかしか。
 
昼弁当。昼寝。
週末に訪れる那須のホテルのサイトを見る。卓球ルームがある。
あの辺りの山も紅葉が始まっているようで、翌日見に行ってみるかと思う。
 
定時で出て帰ってくる。
弁当は鮭を焼く。ウインナーの卵とじ。
このところ蚊がいて、渦巻の蚊取り線香をつける。
鑑定団を見る。
夜は妻が買ってきてくれたタイムセールの麻婆豆腐、棒餃子。
わかめスープ。
妻が疲れたというので風呂を沸かして入る。
23時半に布団へ。
みみたがおもちゃのネズミを布団に乗せて待っている。
 
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10/02(水)
 
明け方は寒い。なのに日中は30℃越え。
昨日今日と Big Star を聴く。
 
昨日今日と DFD を書く。
ヒアリングしたことをそのまま絵にすると複雑怪奇なものになり心が折れそうになる。
昼、弁当。昼寝。
 
定時帰り。家事のもろもろ。
先日買ったばかりのセンサーライトがもう壊れてしまった。
センサーが反応しない。3週間ぐらいしかもたなかった。
Amazon のユーザーレビューを見ると同じ事を書いている人が何人もいた。
このライト実は防水仕様ではなかったようだ……
 
明日の弁当は豚バラ肉と厚揚げのみそ炒め。
青森で母から聞いたみそだれの作り方をアレンジする。
一味を入れる。みりんは入れない。
夜はもやし、ほうれん草、油揚げの味噌汁。
アボカドを切る。納豆。
ワールドカップラグビーニュージーランドとカナダ。
ニュージーランドが圧倒的に強い。60点以上取ってカナダは無得点。
ボールを奪ってもすぐ奪い返されてしまう。
『街録』を見て寝る。
 
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10/03(木)
 
武田百合子『日々雑記』を読み終える。
天衣無縫の文章。真似できない。
この続きを永遠に読み続けたいと思うが、それはかなわない。
もともと作家になるつもりはなかったのに、家族に文豪がいて図らずも文章が磨かれ、
自らも作家として名を残す。その点では幸田文と並ぶと思う。
 
昼、弁当。昼寝。
午前午後と打合せでぐったりと疲れる。
夕方コンビニに出ると小雨。
定時で出る。今週は大江戸線が混んでいる。10月、半期の初めになったからか。
DiskUnion で取り置きのCDを。Studion One から出た、Don Drummond のベスト。
思っていたのとジャケットが違う。
やぼったい。でもまあ Studio One だったからいいかと買ってみる。
あとで Amazon で見てみたらこの旧ジャケット、3万の値段がついていた。
 
町田康の猫シリーズの最終巻を読み始める。
やまやに寄って帰る。缶ビールと炭酸水を買う。
庭の水やりなど。
夜はレタスとトマト、ブロッコリースプラウトのサラダ。
カレーヌードルに生卵を落として食べる。缶ビール。缶チューハイ
鑑定団の再放送。
その後特に見たい番組はなし。
ドリカムの会報を読む。ワンダーランドについて。
明日の用意をして23時過ぎに布団に入る。
 
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10/04(金)
 
有給。頂いたチケットを利用して那須のリゾートホテルへ。
7時起き。いちご煮の缶詰、もらっても食べないでいるうちに3本溜まって
どれも賞味期限切れ。億劫にしていたのをようやく捨てた。
台風18号の影響で朝から大雨。
母から頼まれた戸籍謄本を荻窪の区民センターまで取りに行く。
 
大泉学園から高速に乗ったときに分岐を間違えて所沢へ。
戻って来て気を取り直して外環道。
東北道に乗って蓮田SAで昼を食べる。
 
那須ICで下りて道の駅に寄ってホテルへ。
卓球を楽しんだ後で温泉、露天風呂。
ホテルの外のイタリアンレストランに入る。
マルゲリータとわさびの入ったクリームソース。
食べ終えて、雨が降っていたけど向かいの
りんどう湖レイクビューのイルミネーションを見に行く。
メリーゴーランドもクルーズ船も貸切。
なのに係の人たちは皆親切だった。
 
帰ってきてまた温泉。
新日本風土記比叡山
猫歩きはロマンチック街道。
おんな酒場放浪記はほぼ寝落ち。
タモリ倶楽部にナイツが出てるのを見て寝た。
 
---
10/05(土)
 
6時半起きでジョギング。
ホテル周辺を1時間半で12kmぐらい走って
この界隈のめぼしいところを回ってみた。
黄金の巨大神像とかオルゴール美術館とか。
牧場が集まっているエリアを抜けて
りんどう湖レイクビューに戻ってきた。
 
温泉に入って汗を流した後に朝食。
13階の展望レストラン。
そんなに食べないつもりが結局腹いっぱいに。
鶏飯がうまかったな。とんこつラーメンやホルモン入り焼きそばもあった。
栃木県だけにレモン牛乳も。
食べすぎて昼、昨晩のイタリアンレストランに行くつもりがギブアップ。
短パンのベルトも切れてしまった。
 
チェックアウトして塩原の道の駅へ。
この日は暑く、ベンチに寝そべっていると風が気持ちよかった。
田んぼの方へ。桐の木陰のベンチで用水路を流れる水の音を聞いた。
田んぼアートを見た後に、道路の反対側へ。
古民家を再利用したお土産屋でソフトクリームを食べた。
妻はブロッコリーとカリフラワー、インゲンなど野菜をたくさん買った。
栃木県産の新米も買った。
 
下道を行って鹿沼市の川村澄生美術館へ。
企画展の清宮質文がよかった。
隣りの建物が気になると入ってみると彫刻屋台を2台飾っている。
ここともう一か所で展示していて、2人の方から詳しく解説してもらった。
来週が秋まつりでこれら彫刻屋台も市中を練り歩くのだという。
来週また来るか、と妻と話す。
 
高速に乗って蓮田SAに立ち寄る。移転したばかりで新しくきれい。
肉まんを買って食べながら歩く。スーパーがあったのは便利。
帰りは特に渋滞に捕まらず。和光ICで下りて帰ってきた。
 
ラグビーワールドカップサモア戦を後半から見る。
日本は3連勝。強いな。
塩原の道の駅でかった味噌じゃが、煮物と蓮田SAで買ったするめの天ぷらで缶ビール。
ノッティングヒルの恋人』を後半から見て
養老孟司の飼い猫マルの番組を後半から見て
お笑い向上委員会を後半から見た。
午前0時半に寝た。
 
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10/06(日)
 
前の晩寝たのが午前0時半。
明け方目を覚ましたら寒くて掛布団を探す。大雨。
10時前に起きてイタリアを見て、11時から Lazy Sunday を。
常備菜きんぴらごぼう。昨晩蓮田SA上りで買ったごぼうがシャキシャキしていた。
インゲンの胡麻和えは昨日の塩原の道の駅で買ったもの。
ブロッコリーとカリフラワー、ベーコン、ニンニク、鷹の爪のペペロンチーノ。
ブロッコリーとカリフラワーも道の駅のもの。
同じく道の駅のパン屋で買ったソーセージを挟んでサルサソースを乗せたバゲットも食べた。
パスタは金曜の夜のイタリアンレストランで買ったホットオイルをかける。
ハラペーニョが入っていて辛い。白ワインを二人で一本空けてしまう。
 
Lazy Sunday が終わって、iPhone の曲の入れ替え。
来週末の鹿沼市の秋まつり、観覧席があるというので電話で申し込む。
まだまだ席がありそうな感じだった。
その後町田康『猫のよびごえ』の続きを読んでいるうちにうたた寝
起きると暗くなっている。笑点に円楽復帰。
モヤモヤさまぁ~ず2がなくて久しぶりにサザエさん
今日が放送開始50周年だという。マスオさんの声が変わっていた。
弁当の用意。サバを焼く。ミックスベジタブルとベーコンのスクランブルエッグ。
 
夜は以前つくって好評だったポテトのミートソースグラタンを。
溶けるチーズがなくてセブンイレブンに買いに行く。
今日初めて家の外に出る。
特に見たいテレビはなく、Song to Soulも今日は無し。
以前録画した笑う洋楽展とイタリアを見て寝る。
23時半。

那須へ その3

 

(5日の続き)
 
そのまま下道を走って鹿沼市へ。那須は広い。
矢板市。シャープの大きな工場。
この辺りだったか、あちこちの家に蔵があった。
鹿沼市に入って、川村澄生美術館を探す。図書館の隣りにあった。
企画展はふたつ。2階で清宮質文、1階で栃木県出身の髙倉浩三。
川村澄生が版画家だからか、共に版画家。
どちらも本日から展示開始で清宮質文の方は特別に館長自ら解説を行っていた。
清宮質文の版画は独特な孤独感、寂寥感を湛えていて美しかった。
何もない空っぽな世界に起こる出来事、というか。図録を買った。
合わせて川村澄生と棟方志功を重ねた企画展の図録も買った。
棟方志功は川村澄生の版画を見て、自分は版画家になると決めたという。
川村澄生はやはり「初夏の風」がいいなと思う。
 
美術館の隣に妻が気になる建物があると言って入ってみた。
鹿沼市の郷土資料展示室だった。屋台を飾っている。
近くには「屋台のまち中央公園」というのがあって、
「屋台? ラーメンとかおでんの? 屋台村がある?」と思っていたら全然違った。
屋台とはお祭りのときに引くもの。
しかし神様を下すためのアンテナをもつ山車とは違って、
屋台とは神に捧げる踊りを披露するための舞台。
この鹿沼市では各町内がそれぞれ自分たちの屋台を持ち、競い合ったため、
彫り物としても飾り物としても非常に緻密なものになった。
今は20数台が現役で祭りに登場し、そのうち13台が江戸時代に作られたもの。
最も古いものは1812年につくられている。
漆塗りの屋台に彫刻、彩色を施した。しかし文政の時代に華美なものが禁じられて、
火事で焼けて1850年代に作り直したものは白木の屋台、白木の彫刻となった。
展示室に飾られている2台は昭和、平成に作られたものだったけど、
江戸時代のもいまだ現役というのがすごい。
 
鹿沼市に入ったとき、「鹿沼秋まつり」のポスターをあちこちで見かけた。
今年は10月12日、13日。そうか、来週お目見えするのか。
展示室の係の女性の方が懇切丁寧に解説してくれたんだけど、
明日日曜、祭りのためにこの展示室の外に出すのだという。
いいタイミングで見に来ました、と言われる。
土曜は神社の例大祭で神社に繰り入れた屋台の繰り出し、
日曜は市民の祭りとして屋台のパレード。
引っ張られた屋台は町の中心部で出会い、「ぶっつけ」合う。
屋台そのものをぶつけ合うのではなく、お囃子を競い、どちらが先に通るかを決める。
ああ、これって日本全国の祭りであるんだろうなあ。
この前、新日本風土記下北半島が取り上げられていた時、
むつ市の祭りで同じように引っ張って、街中でぶつかったときにお囃子で勝敗を決めていた。
ハンドルはなくて、曲がるときには持ち上げて向きを変える。これも品川の祭りがそうだった。
 
資料館では他、遺跡から見つかった土器のコーナーなど。
鹿沼市では全国の麻の9割以上を生産している。
横綱のまわしにも鹿沼市の麻が使われている。
しかし大麻所持が問題になる昨今、生産農家はかなり減ってしまい、
麻を繊維にすることで大きくなった会社も今は消防車のホースをつくっている。
 
せっかくなので「屋台のまち中央公園」の屋台展示館の方も見に行った。
ボランティアなのかな、ガイドのおじいさんが閉館時間を過ぎて同じように熱心に語ってくれた。
昨晩のレイクビューのクルーズ船のおじさんもそうだった。栃木の人は熱い。
これまで日本各地の民俗資料館に入ったけどここまで熱心に解説してくれるところは初めて。
青森も含めて、他はつくりっぱなし、予算の都合もあるんだろうけど客が来てもほったらかし。
 
ここは黒の漆塗りの彩色彫刻屋台、黒の漆塗りで白木のままの彫刻屋台、全て白木のままの彫刻屋台、
3種類がガラス張りの展示室の中に飾られていた。階段を上がって上からも眺めることができた。
これら3台の彫刻屋台も祭りのときには出陣する。背後の壁が大きな扉となっていた。
おじいさんから多くのことを聞いた。
一台つくるのに251両かかって今のお金だと1億以上となること。
唐獅子牡丹や獅子の子落としといった題材を描いているということ。
町内会と言っても今は後継者が少なく、シャッター街となっているところもあること……
かつては祭りを終えるとパーツごとにばらして箱に保存していたのが、
今はその手間もかけられずそのまま倉庫やこういった資料室で保存している。
鹿沼市は木彫りの彫刻も釘を使わない木製の車輪も、彩色も飾りも全ての職人を自前で持っている。
組木細工も寄木細工も得意、和室が減って木工細工の職人が全国的に廃業してしまったため、
今、鹿沼市の木工職人は全国から引っ張りだこであると。
そうか、AIの時代に生き残るのはこういう職人たちなんだろうな。
 
あれこれお話を聞いてすっかり鹿沼市びいきとなる。
来週のお祭りもなんとかああ都合をつけて来ようかな。
市の後任の手ぬぐいを買うと屋台を引っ張る綱を一緒に握れるという。
 
屋台展示館を出て、すっかり暗くなっている。
遅くなっても疲れるだけだからと高速に乗って帰った。
まだ土曜だからか東北道も外環道も渋滞に捕まらなかった。
昨日が下りの蓮田SAに入ったので、今回は移転して新しくなった上りの蓮田SAに入る。
確かに大きく、きれいだった。フードコートもいろんな店が入っている。
伝説のすた丼屋まで!
中華の店で肉まんを買って歩きながら食べていると、スーパーがあった。
これは気が利いている。明日食べるものをわざわざ買いに行かなくていい。
弁当用の常備菜につくるつもりだったきんぴらごぼうのためのごぼう、二本入って250円、
こんなの初めてというぐらい太くて長いのを買った。むしろ安い。
2割引きになったするめの天ぷらも合わせて。
 
和光ICで下りて家に到着。みみたが玄関前でお出迎え。
ペットシッターさんの報告を読むといい子にして過ごしていたようだ。
荷物を片付け、道の駅で買った野菜を冷蔵庫へ。
同じく総菜は缶ビールを飲みながら。
昨晩イタリアンレストランで買ったホットオイルをさっそくかけて食べた。
ラグビーサモア戦の後半を見る。2倍の点差をつけて勝った。
いつの間に日本はこんなに強くなったのだろう。
終わって『ノッティングヒルの恋人』の後半。
養老孟司先生のところの猫、マルちゃんの番組を見て、その後お笑い向上委員会へ。
魔王ことザブングル加藤が復活したようだが、これも後半のみ。
 
二日間とは言え、思いがけず充実した旅になったな。
りんごう湖レイクサイドビュー、那須をジョギング、塩原の道の駅、鹿沼市の彫刻屋台……
来週は行けたら「鹿沼秋まつり」へ。
パンフレットがしっかりしている。寝る前これを読んで過ごした。

那須へ その2

昨晩はおんな酒場放浪記を見ているうちに何度も寝落ち。
タモリ倶楽部は見た。
ナイツが出てきて「ENGEI以外グランドスラム
ナイツとオードリーが若手の頃によく共演していた時の打ち上げに
見知らぬおっさんがいつも参加してて、
オードリーはナイツの知り合いだと思い、
ナイツはオードリーの知り合いだと思っていたという話など。
 
6時半に起きてジョギング。
ランニングシューズを持ってきていたのでホテルの周辺を走ってみる。
普通の道路だけど車の通りはまだまだ少なく、涼しい。
聞こえてくるのは虫の音だけ。蛙の死骸が多かった。
那須のこの辺りの大半、恐らく90%は田畑なのだなと知る。
使われていない草地には太陽光発電のパネルが広がっている。
ところどころ開けて、突然、輸入雑貨の店や手作り感あふれるギャラリー、
手作りヨーグルトの店などフワフワしたファンシーなもの。
宝石探しやパワーストーンなど行楽地っぽいものもよく出てくる。
「オルゴール美術館」「ステンドグラス美術館」「エンジェル・キューピッド美術館」
クラシックカー博物館」など様々な美術館の類が出てきて、どれも豪華で立派。
大金持ちがコレクションをそのまま展示しているのだろうか。
箱根もそんな感じか。胡散臭い感じがしてどうにも入る気がしない。そればかり。
あちこちにその看板を見かける。何キロ先とか何キロ手前とか。
「黄金の巨大神像」というのもあったなあ。神社? の隙間から垣間見えた。
その近くには「みろく大観音」という看板も。張り合っているのか。
 
ホテルから見て北側の大通りに出るとツーリングのバイクが通り過ぎる。
その後ろに那須動物王国の猫の形をしたバスが運転手だけを乗せて走っていく。
森の中の脇道へと曲がる。ペンション、貸別荘、企業の保養所。
7時、歩いている人はほぼ皆無。
大きな犬を2匹連れて散歩している女性の方とすれ違ってあいさつしたぐらいか。
夜逃げしたナイトクラブのガラスが割られ、内側から板が打ち付けられていた。
南側の大通りに出る。
「チーズガーデン」「お菓子の城」「モンキーパーク」「とりっくあーとぴあ」「SLランド」…
この界隈の観光スポットないしはその看板をほとんど見かけたかな。
やはりどれも地方のもっさりしたテーマパークという感じで食指が動かず…
牧場が集まっている一角に出た。
そのうちのひとつはチーズをつくっている工場が見学できるようだが堆肥の臭いもすごい。
でも面白そうだな、いつか行ってみたいなと思う。
昨晩訪れた「りんどう湖レイクビュー」の脇を通ってホテルに戻った。
ゆっくり走って1時間半ぐらいで12kmぐらいになったか。
今シーズン最初のジョギング、まずまずのスタートになった。
 
8時半、汗を流すために大浴場へ。
他に誰もいない。快晴の中、朝風呂を楽しんだ。
部屋に戻り13階の展望レストランで朝食バイキング。
そんなに食べないつもりが、ひとつひとつ目の前で焼いてくれるオムレツに鶏飯、
モツ入り焼きそば、とんこつラーメンと食べたくなるものばかり。
結局腹がはちきれそうになるくらい食べてしまった……
さすがの僕も残してしまった。
栃木県だけあって、冷たい飲み物の間にレモンミルクもあった。
9時を過ぎてラストオーダー、レストランはガラガラとなる。
最後にもう一度大浴場に入りに行く。
今度は何組か入っていて、小さい男の子二人を連れたお父さんがてんやわんや。
男の子一人は露天風呂の岩山を上り、ざぶんと飛び込む。
何かのヒーローものの中に入り込んでいて、
そのストーリーにおける自分の役割の推敲みたいなことをブツブツ呟いていた。
男の子は大変だ。
部屋に戻る。トイレでベルトを引っ張ろうとしたら千切れてしまった。
長いこと使っていたのでボロボロになっていた。
決して食べ過ぎたからではないはず…
 
11時前にチェックアウトして車へ。
いろいろ考えた結果、この日は紅葉を見にマウントジーンズではなく、
鹿沼市の川村澄夫生美術館に行くことにする。
その前に塩原の道の駅「湯の香しおばら」を訪れた。
今建て替え中で仮店舗で営業していた。
妻が野菜を買う。大根、ピーマン、カリフラワー、ブロッコリーいんげん……
夜食べる惣菜にと「味噌じゃが」や煮物も。
食べ過ぎたのが余りにも辛くて、妻が花を見に行っている間、ベンチに座って待つことにする。
この日東京は32℃、塩原もかなり気温が上がる。風が吹きつけてくると冷たくて気持ちよかった。
妻と落ち合って田んぼの方へ。
桐の木の木陰にベンチがあって、畦道の水の流れを聞きながら過ごした。
寝そべると桐の枝の間から白い雲が見えて、Priceless な時間となった。
田んぼアートも作られていて、高いところに上って令和元年を記念する絵を眺めた。
色のついた稲を植えるにあたって、青森の米も使われてるんですね。
道を渡って反対側の土産物屋へ。
古民家を利用していて、縁側に座ってアイスクリームを食べた。
店の前の広場では集まった子供連れの家族が稲刈り体験を終えて記念の米をもらっていた。