先週買ったCD #82:2022/05/02-2022/05/08

2022/05/02: tower.jp
iri 「neon 初回限定盤」 \3960
Red Hot Chili Peppers 「Unlimited Love」 \2860
Bon Iver 「Bon Iver, Bon Iver 10th Anniversary Edition」 \2640
Sonic Youth 「In / Out / In」 \2640
 
2022/05/05: diskunion.net
Pink Cloud 「Bootleg」 \1700
Coil 「musik to play in the dark2」 \1980
 
2022/05/06: tower.jp
ZARD揺れる想い」 (\3204)
タワレコのポイントで
 
2022/05/06: BOOKOFF 西台高島通り店
No Doubt 「The Beacon Street Collection」 \290
 
2022/05/06: www.hmv.co.jp
Asian Kung-Fu Generation 「未だ見ぬ明日へ」 \297
Asian Kung-Fu Generation 「ソルファ(2016)」 \297
 
2022/05/07: www.amazon.co.jp
The Woodentops 「The BBC Sessions」 \780
Nouvelle Vague 「Nouvelle Vague Presents New Wave」 \446
 
2022/05/07: tower.jp
Ministry 「Twelve Inch Singles 1981-1984」 \3481
 
2022/05/07: diskunion.net
Nocturnal Emissions 「Viral Shedding」 \3450
 
2022/05/08: www.hmv.co.jp
<b>Moe and ghosts 「幽霊たち」 \1170</b>
 
2022/05/08: www.amazon.co.jp
<b>Cornell Dupree 「Saturday Night Fever」 \1340</b>
 
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Sonic Youth 「In / Out / In」
 
10年ぐらい前まで、一番好きなバンドはと聞かれると
Sonic Youth と答えていた。
青春と言ってもいい。
フジロックも含めて5回以上は見ていると思う。
学生時代、今はなき新宿コマ劇場裏の Liquid Room のイベントで
Sonic Youth が出るというとき、開場前に外で時間をつぶしていたら
ドラムのスティーヴ・シェリーがプラプラと歩いていた。
見つけた先輩がすかさずサインを求め、スケッチブックに書いてもらった。
1秒ぐらいでさらっと書いたものだけど、今となっては家宝。
 
最初に聞いたのは1990年、メジャーデビュー作の「Goo」
rockin'on などでその名前は知っていた。
グランジブームの立役者、NYアングラの帝王、
Nirvana や Dinasour Jr. の先輩という位置づけだった。
学校の帰り、サンロード青森の中にあった be-bop でなけなさの小遣いをはたいて購入。
1曲目の「Dirty Boots」のぶっ壊れたかっこよさに
当時16歳で津軽弁しかしゃべれなかったオカムラ少年は完全にノックアウトされた。
 
上京して HMV / タワレコ / Virgin Mega Store / DiskUnion / RECOfan などで
過去のインディーズ時代の輸入盤を見つけては購入した。
ちょっと怪しげな出どころのライヴアルバムなんかも喜んで。
長い間探し続けて、
入手困難だった「Walls Have Years」(1986)や 1st アルバム(1982)の再発を
見つけられたときはとても嬉しかったな。
 
1981年、ニューヨークで結成。
現代音楽家グレン・ブランカの演奏グループで
サーストン・ムーア、キム・ゴードン、リー・ラノルドが出会う。
ドラムが何人か交代したのちにスティーヴ・シェリーに決まる。
インディーズで活動したのち、80年代の集大成となる大作
「Daydream Nation」(1988)を発表、メジャーのゲフィンレコードに移籍。
「Goo」「Driry」と充実したアルバムを出し続ける。
一方で「SYR」シリーズで実験性の高い音源も発表するなど
変名ユニットを含めると全貌を掴むのが困難なぐらい膨大な量のリリースがある。
メンバーそれぞれがアートの分野やインディーズロックのキュレーター、目利きであって
アメリカ内外、ロック内外のアンダーグラウンド・オーバーグラウンドをつなぐ結節点となった。
 
2009年の「The Eternal」を発表したのち、解散。
NYノイズ・ジャンク界のオシドリ夫婦とされていたサーストン・ムーア、キム・ゴードンが離婚。
あれはちょっとショックだったな。解散以上に……
 
先日突然発売された「In / Out / In」はこの「The Eternal」の頃の
未発表音源であるようだ。
それもあって「The Eternal」も聞き返す。
Sonic Youth の音を一言で言うならば、
知的にコントロールされた、内に秘めた暴力衝動がアートに昇華される瞬間というか。
情報量が多いのに、彼らにしてはストレートなロックンロールがこのアルバムでは展開される。
澱みがなく弛みがなく。密度が濃い。
ギター2本、ベース、ドラム、サーストン・ムーアとキム・ゴードンの声。
これはアメリカのギターロックのひとつの到達点だなと改めて思う。
 
その純度の高さをもたらしたのは
実験的な要素を「In / Out / In」など
「The Eternal」の外部の音源にどんどん吐き出していったからだろう。
「The Eternal」もかなり実験的な作品だが、骨格がはっきりしている。
その中核となる方向性からはずれた演奏が膨大なテープに残されていて
その一部が「In / Out / In」にて発表されたのだと思われる。
 
「Daydream Nation」の無駄のなく鋭い、充実した音の連続も
同時期の「Chiccone Youth」にジャンクな部分を振り分けたから確立できたのだろう。
(チッコーネとはマドンナの本名で、マドンナのカバーなんかも入っている)
その関係性によく似ている。
 
「In / Out / In」は恐らくジャムセッションを切り取った、漂うようなギター、ベースの曲に始まって
アメーバのようなノイズが続く曲もある。
未発表曲だから本編のアルバムよりも質が劣るということはない。
コインの裏と表、両方あってこその Sonic Youth なのだと思う。
どちらの側にも同じぐらい、ロックの未来に関する可能性が満ち溢れている。
 

先週買ったCD #81:2022/04/25-2022/05/01

2022/04/25: www.amazon.co.jp
Birdie 「Some Dusty」 \1200
 
2022/04/26: www.amazon.co.jp
(V.A. Wackie) 「African Roots - Act2」 \1265
 
2022/04/27: diskunion.net
C-C-B 「僕たちNO-NO-NO」 \4510
(Soundtracks) 「小さな恋のメロディ」 \679
Matt Bianco 「Free Soul Drive with Matt Bianco」 \1400
 
2022/04/27: BOOKOFF 東中野
Laura Mvula 「Sing To The Moon」 \693
Elis Regina 「Elis, esa mulher.」 \1300
 
2022/04/29: diskunion.net
Altered Images 「Bite」 \1100
Eels 「Shootenanny!」 \480
 
2022/04/29: BOOKOFF吉祥寺駅北口店
Amalia Rodrigues 「Secret」 \490
Francoise Hardy 「The Best of Francoise Hardy」 \693
Jeff Beck 「Live At BB King Blues Vlub」 \792
 
2022/04/29: DiskUnion 吉祥寺店
中村一義100s」 \380
Pearl Jam 「Rearviewmirror」 \970
Primce & 3rdeyegirl 「Plectrumelectrum」 \854
(V.A. Wackies) 「Wackies Sampler Vol.2」 \1100
 
2022/05/01: diskunion.net
Dolly Mixture 「Everything And More」 \8550
 
2022/05/01: www.amazon.co.jp
Gayle 「a study of the human experience volume one」 \1298
 
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C-C-B 「僕たちNO-NO-NO」
 
生まれて初めて買ったアルバムは何か?
初めて買ったCDはブルーハーツの「TRAIN-TRAIN」だが、
初めて買ったカセットテープはC-C-Bの「すてきなビート」だった。
もちろんカセットテープの方が早い。
1985年発表。僕は10歳、小学校4年生だったか。
 
当時はベストテン、トップテンの全盛時代で周りのクラスメイトが見始めると
遅れて僕も見るようになった。
グループだと他に安全地帯や杉山清貴&オメガトライブ
なぜC-C-Bだったのだろう?
Romanticが止まらない” が『毎度おさわがせします』の主題歌に使われていて、
このドラマもまたクラスで話題になっていた。
それよりもテレビ番組の合間に流れるビデオクリップだったか。
青森公演の告知の際に少し流れる。
赤に青に髪を染めたメンバーたちが大勢のオーディエンスの前で演奏する。
それがとてもカラフルで、自分の中に新しい風が吹いたのを感じた。
 
”スクール・ガール” に ”Lucky Chanceをもう一度” に ”空想Kiss”
シングルが発表されてトップテンに出るたびにラジカセをテレビにつないで録音した。
一本丸ごと C-C-B のあの日のトップテン、この日のトップテン。
その話を友人にして、テレビに出るときは口パクだと知ったのは中学生に入ってから……
 
3作目、Coconut Boys を C-C-B に改名、大ヒットしてからの「すてきなビート」を最初に買って、
その次は1作目・2作目の編集盤「楽しい夏休み」やはりカセットテープ。
どうしても欲しくて夏休み、叔父にねだって小遣いをもらった。
二度とそういうことはするなという小言と共に。
今思うと遅れてきた和製ビーチボーイズという感じで悪くないはず。
これも再発されないかな。
ロートの CM で使われた”瞳少女”が収録されている。
 
クラスの誰よりも早く、最初の写真集を買った。
次の日学校にもっていくと女の子たちに囲まれて、見せて見せて貸して貸してと。
あれが生まれて初めてのモテた経験だろう。
話は前後するが、『東京音楽祭』に日本代表として出場する際に
紙を黒く染め直したのもかっこよかった。
1986年。今思うと Shakatak や Miami Sound Machine も出てた。
あのテープこそ、残しておくべきだった。
 
そんなこんなを思い出す。
iPhone に入れてアルバムを聞いてみた。
全8曲で34分と短い。
シングルだった ”Lucky Chanceをもう一度” と ”空想Kiss” はアルバム向けにミックスが違う。
当時聞いていた C-C-B のラジオ番組のリスナー投票で1位になった
隠れた名曲 ”ジェラシー” もこのアルバム。
何よりもリードヴォーカルの3人、渡辺英樹笠浩二関口誠人の声が懐かしい。
 
どの曲もメロディーは覚えていたのに、演奏の雰囲気はイメージしていたものと全然違っていた。
もっとカラフルで賑やかで重厚感があるかと思いきや、案外隙間が多かった。
田口智治の弾くシンセが前面に出てほとんどの音作りをしている。
それをリーダー、渡辺英樹のベースが下支えする。
どの曲でもチョッパーを入れてるんじゃないかというぐらい手数が多い。
この二人がこの時期の演奏面の二枚看板か。
一方で米川英之のギターは存在感が薄い。
弾きまくってるなあという曲は”噂のカタカナ・ボーイ”ぐらいか。
後のアルバムではもっと前面に出てくるのかな。どうなのだろう。
 
他のアルバムも入手したいが、今はなかなか入手しにくい。
2015年に全アルバムがリマスター、SHM-CDで再発されたが、今は入手困難。
DiskUnion に網を張って半年待ってようやく今回一枚だけ。
それも4,500円と値上がりしている。
amazon だと1万前後となる。
 
関口誠人が参加した最後の作品、「愛の力コブ」(1986)が聞きたいなあ。
アルバム最後の曲、”HAPPY BIRTHDAY AND I LOVE YOU”が名曲で。
ギター一本で単純な歌詞を歌うだけ。
そこにメンバーや多くのスタッフの声が加わって。
賑やかになるのに、小学生にも終わりの寂しさ、切なさを感じた。
 
僕が熱心に聞いたのは、カセットテープを買ったのはこの「愛の力コブ」まで。
その次の「石はやっぱりカタイ」(1987)からは遠ざかった。
レベッカバービーボーイズを聞くようになった。
そちらの方が大人というか、音楽的に本格的なように感じた。
かといってC-C-Bが子供向けのポップスをやってたわけではないというのは
今聞き直すとはっきりしてるわけで。
所属事務所とかレコード会社とかいろいろな思惑があって
こういう売り出し方、音作りになったんだろうな。
チェッカーズの対抗馬としてつくられた、集められた、という噂も聞いたことがあった。
 

身辺雑記:05/02-05/08

05/02(月)
 
5月から参画のPJ、周りの若手が休むので僕も休む。
7時起き。縄跳び、クッション腹筋、ヨーグルト。
瓶缶ペットボトルの日。
洗濯物を干して外出。
バスに乗って池袋へ。
ユリイカ日本語ラップ特集の続きを読む。
 
ゴールデンウィーク明けの大阪出張、キックオフに供えて身支度を整える。
ロフトでシステム手帳など。池袋西武で靴とビジネス鞄。
いい鞄を買おうとなると7万はして。手が出ない。
いつも履いていた Katharine Hamnnet を、とするつもりが
スーツを着ることのなかったこの3年間の間に取り扱いをやめたようだ。
CLUB ONカードでポイントが付くのも自社カードか現金払いのみとなっていた。
母へのお土産にねんりん屋のバームクーヘンを買う。
買ったものをコインロッカーに預けて地上へ。
 
心だけは熊本、と桂花ラーメンに入る。
前から気になっていた太肉一本乗せ。食べ過ぎた。
東武の店がなくなって、サンシャインシティ近くの店が最近移転したようだ。
ブックオフ。100円コーナーにめぼしいものはなし。
中古CDも数は多いものの特にこれというものは
狭くて買いにくい。落ち着かない。
外に出ても人がとにかく多い。
DiskUnion も今回は寄らなくていいか、と。
姪っ子のお土産の絵本を三省堂で買う。
武田ハムでチャーシューを買ってバスに乗って帰る。
13時。日本語ラップを読んでいるうちにすぐ着いた。
14時過ぎに家に着いた。
 
初回限定盤や deluxe edition のDVDを何本かまとめてみる。
Midnight Oil 「Diesel  And Dust」 のアボリジニーの居住地を回ったツアー。
Creepy Nuts の2018年のツアー。
昨日に引き続き、アジカンのスタジオライヴなど。
 
こころ旅クラシック。
酒場放浪記、月曜から夜ふかし
明日の準備を少し進めて23時過ぎに寝る。
 
---
05/03(火)
 
7時起き。
縄跳び、クッション腹筋。
ペットシッターさんを迎えるためにあちこち整えて
9時前に家を出る。
佐伯一麦『ア・ルース・ボーイ』を読み始める。
 
東京駅は大丸も地下街も改札の中も大混雑。
大丸の地下で昼を食べるものを買って新幹線。
海老イカ天丼とビールおつまみセット、
国技館の焼き鳥で缶ビール、缶チューハイ
コロナ禍でのんびり飲み食いするわけにもいかないかと急ぎ目に。
うたたねしたり、人間椅子の30周年記念本を読んでいるうちに新青森
 
母からも聞いていたが、割と肌寒い。
青森駅まで一駅乗る。
昔からの駅舎は取り壊されていて新しくなっていた。
でもまだ改築途中のようだ。仮の駅舎か。
改札だけがあるような。
 
母がカレーを作ったというのでさくら野の地下で福神漬けを買っていく。
新町は想像以上に寂れていた。
コロナ禍で訪れることができなかったこの2年半の間、
いいことは何もなかったのか。
 
歩いて家に着く。
風呂に入る。
こころ旅を見ながらカレー。
片づけを手伝う。
母に頼まれて電話機の時刻を合わせる。
新聞広告のマスクを注文する。
人間椅子佐伯一麦の続きを読んで22時には寝る。
夜は酒を飲まず。
 
練馬の家はまだ4Gなのに、青森の家は5Gが入って驚く。
 
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05/04(水)
 
6時には目が覚める。
佐伯一麦を読み終える。
朝はカレー。
母とちむどんどんを見る。お兄ちゃんバカだねえ、アハハと言いながら。
朝ドラっていいものだ。
家中に掃除機をかける。
 
9時前に家を出て新町へ。
時間があったので本町から港へ、アスパム方面、八甲田丸とぐるっと回る。
10時の開店を待って A-FACTORY に入る。
熊本にシードルを送る。自宅用にも縄文酵母のシードルを。
アウガの地下の酒屋で青熊書店のブックエンド用にカップ酒を買う。
味噌カレー牛乳ラーメンを食べるつもりが行列で諦め、
移転したくどうラーメンでチャーシュー麺を。
らせん堂、成田本店で3冊ずつ本を買う。
さくら野に寄って母に頼まれた買い物をして帰ってくる。
 
13時半。暑い。たまらず帰りに酒屋に寄った。
着くとちょうど母が玄関から出るところで、
下の階に缶コーヒーを買いに行くという。着いていく。
戻ってきて缶ビールを飲みながら買ってきた本をめくってみる。
 
16時過ぎに風呂。
18時過ぎに夕食。カレーの続き。
さくら野で買った一口カツを乗せる。
こころ旅の総集編。2018年の滋賀。
缶のハイボールを飲みながら本の続き。
東京から満を持して持ってきたスチャダラパー『大余談』はほんと笑いが止まらず。
電気グルーヴは腹がよじれた。
 
成田本店で買った3冊。
フナキトキコ 『ALLO: ALLO』は今ひとつ。青森の出版社にしてはポップな装丁で気になり買ったものの。
検索してみるとこの方は自主映画も監督していたようだ。
『顔ハメ百景 青森【最果てワンダー編】』はとてもいい切り口の青森ガイドブックだった。
北彰介編『復刻改訂版 青森県の怪談』を夜中ずっと読む。
後ろの座席に乗せたら消えたとか、人魂を見たとか。
よくある話になのにこの近くで起きたこと、何十年も前に起きたこと、と思うと怖い。
なんだか寒気がして22時には布団に入った。
 
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05/05(木)
 
6時前に目が覚める。
母はラジオをつけて掃除、洗濯。
起き上がって布団をたたみ、荷造りや掃除を始める。
6時半、ラジオ体操が聞こえた。
7時半、カレーの残りとサラダ。
家中に掃除機。
 
カレールーやバター、ピエトロのドレッシングを持っていけという。
保冷バッグに保冷剤を入れて持っていくことにしたが、
リンゴもある、昨日買ったシードルの瓶もあるで重たくなり、
一部は箱に詰めて宅急便で送ることにした。酒屋にもっていった。
9時半、家を出た。「行ってきます」と。
 
国道に出てバスに乗って新青森駅
この春からバスカードを廃止して SUICA と連携するようになったと聞いた。
PASOMO も対象だが、設定が必要らしくよくわからずで整理券と現金で払った。
バスに乗る人も少なく、途中から一人きりになった。
 
田酒を見つけて買う。
嶽きみ天ぷら、むつのコロッケ、海峡するめ
ハイボール2本と缶ビールをロングで。
喜久泉の小さいのを1本。
仙台まで隣が座ることはなく、ゆったり過ごす。
全然乗客がいないと思いきや仙台で満席。
前半は『青森県の怪談』を後半は『大余談』を。
 
15時半、東京に着く。
丸の内線から大江戸線
17時前に家に着いた。
みみたが1階に下りてきてスリスリ。
下の階の雨戸を開けたら網戸が外れてしまった。
みみたが外に出てしまったのを中に連れ戻す。
日本酒とハイボールと飲み過ぎてずっと酔っぱらったまま。
後片付けをして母に電話。
みみたに青森で買ったお土産のワカサギとばを。
こころ旅の総集編。2018年の岐阜。
 
夜は先日池袋で買った武田ハムのチャーシューを少し。
ここ3日間食べ過ぎて何も入らず。悪酔いも醒めず。
あれだけ昼間暑かったのに夜は急に寒くなる。
サラメシも迷宮グルメもこの日はなし。
今日も初回限定盤得点DVDを見て過ごす。
SHERBETS のヒストリービデオ。
矢井田瞳の2002年のステージ。ゲストがイモージェン・ヒープ。
Hoobastank のアコースティックセット。
途中で寝落ち。
 
「rock-end」の続きを少し読んで寝る。細野晴臣との対談。
23時過ぎ。
 
---
05/06(金)
 
結局この日も休むことにした。10連休。
曇り。縄跳び、クッション腹筋。
青森から持ってきたリンゴの皮を剥いて食べる。
猫草、猫砂を入れ替える。
洗濯物を干す。
駅前の ATM でペットシッターさんの振込。
 
一度家に戻ってきて会社のことをひとつ片付けて
歩いて西高島平~西台へと散歩。
笹目通りをずっと歩いていく。
高架下の壁と倉庫と団地。
西高島平から先は定規で線を引いたようにひたすらまっすぐ。
 
西台のブックオフで青熊書店の在庫用の本を数冊買って中古CDも。
その近くのカレー屋「インディラ」が予想外にうまかった。
帰りは別ルートを。
東武練馬のイオンに寄って猫砂を買う。宅急便で送ってもらう。
旧川越街道を歩いて下赤塚に出る。
ここのブックオフも覗いておく。ここでも1冊買う。
豊島園通りを歩いて光が丘公園まで戻ってきた。
 
LIVIN の無印良品でYシャツの下に着る白いTシャツを買う。
1階で缶ビールを買って帰る。
島忠に行って猫草の土と種を買う。
今日も暑い一日だった。
サンダルで歩き過ぎて足の裏が痛くなった。
腕も少し日焼け。
 
夜はあまり食べず。武田ハムのチャーシューを少々。
房総半島で買った唐辛子入りのおかき、バタピーを少々。
こころ旅の総集編。2018年の北海道。
オカダカズチカと内藤哲也。いい組み合わせ。
新日本風土記は東京の地下。
ツマミになる話はATSUSHIがとてもいい人で、瑛人はなんかちょっと……
おんな酒場放浪記。
タモリ倶楽部は歌舞伎町のバッティングセンターの女王。
眠いのを我慢してみて、なんとか寝落ちせず。
 
---
05/07(土)
 
7時起き。縄跳び、クッション腹筋。
昨日残したリンゴの半分を食べる。
母に電話。昨晩荷物が届いたが遅かったので朝にした。
洗濯物を干す。小雨がぱらついてきて中に干し直す。
 
羽田空港へ妻を迎えに行く。
展望台で写真を撮ったのち、5階の銀座ライオンへ。
フィッシュ&チップスをつまみながら生ビールを飲んで待つ。
阿木譲『rock-end』を読み終える。
妻が銀座ライオンに入ってきて生ビールを追加。
ニシンの冷製、オムハヤシ。
 
リムジンバスに乗って帰ってくる。
空いてて快適。寝て過ごした。
 
熊本からのスリッパやTシャツなどお土産をもらい、
妻は片付けを。
一通り終えると僕が青森で買ってきた縄文酵母のシードルを開ける。
 
イタリアの再放送。
夜はネギ、ジャコ、ベーコンのペペロンチーノ。
青熊書店の twitter / note のコンテンツについて話す。
方向性が決まって、note に各コラムのようなものを試しにひとつ書いてみる。
それでもう疲れ切る。
いくつかCDの解説を読む。
お笑い向上委員会がないようで、世田谷ベースを。
眠い。午前0時過ぎに寝る。
 
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05/08(日)
 
7時起き。晴れているが風が強く、肌寒い。
縄跳び、クッション腹筋。
コーヒー。青森のリンゴの皮を剥いて食べる。
明日の出張の準備。
靴を箱から出す、会社鞄にシステム手帳、入館証、名刺入れを入れる。
明日訪れる会社の親会社について子供向けに説明する本を一応読んでおく。
街録、イタリアの再放送、Lazy Sunday
街録、いい話だったなあ。
若くして亡くなった息子の嫁と、自分の娘として同居する話。
 
昼は豚キムチチャーハン。
ご飯を炊いている間に妻に見てもらって、ライフに買い物。
作り終えて食べ終えて図書館に本を返しに行く。
ABCマートで革靴の防水スプレーとタワレコで rockin'on
帰ってきて Lazy Sunday を聞きながら
下の部屋で新聞のクロスワードパズルを解いたり明日の準備の続きなど。
 
大相撲初日を見る。
北の富士も言うように初日は淡々としている。
若隆景はさすがにいい勝ち方だった。
高安と御嶽富士は行司に当たって高安が納得のいかない負け。
照ノ富士は大栄翔に敗れる。やはり膝がダメか。
夜は武田ハムのチャーシューの残り、新青森駅で買った海峡するめなど。
ゴールデンウィーク最終日だからいいかと田酒を一本開ける。
ポツンと一軒家は宮崎の山奥。
 
妻がアイスを食べたいと近くのセブンイレブンに買いに行くのに付いていく。
中川家のコントを見て寝る。
明日は大阪出張。

大阪出張の準備

4月1日付で全く違う事業部に異動。
一か月の多くは研修で過ごし、後半、実践的な課題が与えられた。
4月末が近づいて、突然5月に参加する案件の話が降ってくる。
ゴールデンウィーク前の28日はそちらの案件の方で一日を過ごした。
 
大阪に本社を持つ企業。
teams の内部打ち合わせに出ると、
ゴールデンウィーク明けの9日に顧客とのキックオフであるという。
見習い期間中の僕も即戦力の一人として参加することになった。
顔合わせを兼ねるのでリアルで開催。月曜火曜の2日間。
その日のうちに出張申請を行った。
 
今から10年以上前はよく大阪・和歌山に出張で行っていたものだけど。
その頃とは社内の出張手続きのシステムも変わっている。
そこを調べるところからスタート。
(3年前にも一度事業部のイベントで大阪に出張したけど、
 何をどう申請したのか全く記憶にない)
 
ふと気づく。
前のお客さんはスーツを着ない会社だったので僕もここ3年ほどスーツを着ることはなかった。
4月1日、ほんと久しぶりにスーツを着た。
この時は社内だったので mont-bell の鞄でもよかった。
そこに途中のコンビニで買った100円のノートとボールペンでもよかった。
しかし、客先に出るとなるとそうもいかない。
見ると靴も鞄もボロボロになっている。
恥ずかしながらシステム手帳というものもこれまで利用したことはなかったが、
念のためあった方がいいだろう。
 
ゴールデンウィーク初日の29日、荻窪の床屋へ行ったついでに吉祥寺の東急で探すも
靴も鞄もこれというものがない。
仕方ない、これは時間を取って腰を据えて探そう。
そう思って2日休みをとって池袋に買いに行くことにした。
池袋西武、LOFT と回ればなんとかなるだろう。
ダメなら PARCO に東武デパートもある。
10時の開店に合わせて入って、システム手帳と筆記用具のいくつかを LOFT で、
鞄と靴を池袋西武でこれならいいかというものを見つけることができた。
しかし、これいいなあと思う鞄は7万や8万、
システム手帳も2万は普通に超える。
こういうのを買えるようになるのはいつの日か。
というかどうせ使わないんじゃないかと
5,000円ほどの小さなシステム手帳にした僕はそれでよかったのだろうか。
 
往復の新幹線もこの日池袋の JR で購入。
ホテルはその10年前の大阪出張でよく利用した淀屋橋のビジネスホテルを。
3日から青森でしばらく仕事のことは忘れることにする。
しかし頭の片隅にずっとあってどこか落ち着かない。
 
今日になって準備を始める。
買ってきた靴を箱から出して、会社鞄の中にシステム手帳を入れて。
社員証、名刺入れ、……あとは何を持っていけばいいのか。
下着やYシャツの替えは mont-bell のいつもの3ウェイバッグに入れて
コインロッカーに預けておくか。
 
明日は4時半起きで7時の新幹線。
中で読むビジネス新書も amazon から届いた。
明日訪問する会社の親会社について
子供向けの解説本を図書館で借りてきていた。
それも今日の朝、ようやく目を通した。
 
あーなにも用意できていない。
出張の用意というよりも仕事の用意。
 
とか言いながら帰りはタワレコに寄って
551 のシュウマイで缶ビールか、などと考えている自分もいる。
 

羽田空港へ

妻が熊本から戻ってくる日で、羽田空港に迎えに行く。
洗濯物を干したら雨が降りそうになって中に干し直す。
9時過ぎに家を出る。
大江戸線で大門へ、浅草線京急に乗り換える。
 
朝のニュースで海外から帰国する人たちのラッシュが始まるとやってたけど、
思ったほど混雑はない。
6階の展望台へ。雨が降ったのか、あちこち濡れている。
第一ターミナルだったので JAL 側。
飛び立つものもあれば戻ってくるものもある。
停止している機体に貨物が運び込まれる。
ドックに停泊しているように見えるのは燃料を給油しているのだろうか。
他にも三々五々、到着や出発の待ちなのか、
ゴールデンウィークにただ飛行機を見に来たのか。
家族連れとは限らない。いろんな人がいた。
 
12時過ぎの妻の到着まで1時間ほど時間が空いて、
下の階の銀座ライオンに入る。
生ビールとフィッシュ&チップス。
阿木譲『rock-end』を読み終える。
最初はガラガラだったのが、昼過ぎて満席になる。
重い荷物を抱えた妻が入ってくる。
生ビールを追加。妻もフィッシュ&チップスにする。
ニシンの冷製、オムハヤシを頼む。
 
昨年から光が丘のホテルカデンツァまでリムジンバスが出ているというので乗って行く。
いろんな方面が一緒になったバス乗り場で、ひとつ前が成田空港行き。
皆大きなスーツケースを抱えている。
下腹を開けて積み込むも入りきらず。
どうするんだろうと見ていたら結局客席に運んでいった。
そもそも満席で、出発直前に来た人たちは次の便に回されていた。
それでも30分おきに、成田空港行きと水天宮のTCAT行きが交互に来るようだ。
 
乗り込む。練馬駅経由。
首都高に入ってトンネルが続くうちに眠ってしまった。
練馬駅の停留所を出てからは妻が車で通る道を行く。
豊島園の脇を通って練馬春日町へと至るルート。
混んでいなかったので
14時に乗って15時過ぎには到着した。
割高だけどガラガラで、ゆったり落ち着いてくることができる。
今度からは行きも帰りもリムジンバスでいいな。
 
帰ってきてみみたがスリスリ。
熊本で買ってきたというお土産を受け取る。
義母の買ってくれたTシャツや涼しげなスリッパ。
僕が履き心地のいいスリッパを探していると言ったら探してくれたのだという。
それに僕がキャラメルにはまっていた時期のことを覚えていて
森永ミルクキャラメルの大きな一箱。
青森から戻ってくるときも母が小さな一箱を持たせてくれた。
今、キャラメル長者のよう。
妻からもTシャツや南関あげを。
 
ひと段落して、僕が青森から買ってきた縄文酵母のシードルを飲んだ。

西高島平~西台~東武練馬

結局今日も休むことにした。
前もってやろうとしたらやれることはいくらでもあるんだけど、
この先のサラリーマン人生で10連休丸々休むなんてことそうそうないだろうし。
 
ということで前々からやりたいと思っていた
「歩いて西高島平へ、その先へ」を挙行することに決める。
西台の駅にブックオフがあるようなので行ってみる。
 
猫草と猫砂を入れ替える。
洗濯物を干し終えて9時前、
まずはこの3連休のペットシッターさんへの支払いで駅前の ATM へ。
ゴールデンウィークの合間の平日なので混んでるかと思いきや、そんなことはなかった。
帰りにイオンのペットコーナーに寄っていく。
ライオンから出ている猫砂のイオン限定販売のフレッシュカモミールがあったら買って帰ろうと。
しかし見当たらず。ここ半年見かけたことがない。
もしかしたら取り扱いをやめたのか。
 
一度家に戻って、会社周りのことを一つ片づけて10時前に出発。
笹目通りをひたすら北へ。和光市に入って円を描くように東へ。
道路が広く、中央にはガードレール。向こう側に容易には渡れない。
大小様々なトラックが行き交う。
廃材や鉄屑を扱う作業場が目に留まる。
あるいはガソリンスタンド、ディスカウントストア。
遠くに集合住宅。
白々しく町が開けている。
坂を上ると鉄塔と電線、街灯以外に何もない。
 
地図を見ると鎌倉街道にぶつかる。
交差点には吹上観音とあった。
その先で板橋区に入る。
西高島平の駅が見えてくる。
駐車場もパチンコ屋も歩道橋も大きい。
高架の線路を挟んで北側が団地倉庫、南側が住宅街。
飲食店は見当たらず。倉庫の裏や住宅街の奥にあるのか。
 
駅の壁に沿って歩く。
まるで万里の長城。ひたすらまっすぐ。永遠に続くように思える。
壁がなくなると高架下になって駅に出て壁、の繰り返し。
それが新高島平、高島平と続く。
新高島平に出ると少し店が見えてくる。
北側が住宅地、南側がマンモス団地となる。マンションもあるか。
壁がしんどくなって通りの反対側に渡る。
団地の奥も団地。バグってるとしか思えない。
 
歩き続けるうちに西台のブックオフに着いた。1時間半かかったか。
青熊書店の在庫用に探していた110円本が何冊か見つかり、
中古CDでも掘り出し物が。
この店舗、いいな。ほどがよい。
買い取りの人たちが若者から年配の方までひっきりなしに訪れていた。
ゴールデンウィークとはいえ平日なのに査定にかなり時間がかかるという。
 
昼はその近くで気になったカレー屋「インディラ」
薄暗い店内は古くからの喫茶店のようなたたずまい。
おばちゃん2人が営んでいた。
雑誌によく取り上げられるのはビーフカレーだというのでそれにする。
甘口、辛口が選べて辛口にする。
歩き続けて喉が渇いたので瓶ビールを一本頼んで
バターを添えた茹でたじゃがいもをつまみに飲む。
カレーはすぐ運ばれてきた。
洋食系。神保町で言うとボンディやガヴィアルのような。
これ、すごくおいしい。ビーフがごろっとしてるのに柔らかい。
こんなところに名店が潜んでいるとは。
車なら20分もかからないだろうし、妻を誘ってまた来よう。
 
帰りは別な道を。
笹目通りを西から東へと歩いて西台まで来たのを、南へ。
首都高速をくぐって歩き続けると東武練馬に出た。
大きなイオンタウンがある。
前調べたとき、ここのペットショップに探していた猫砂があったなと行ってみたらあった。
しかし在庫は3袋のみ。
ちょうど1袋届いたのまで全て買い占めて宅急便で送ってもらうことにした。
 
東武練馬の駅に出る。初めて来た。
閑静な住宅地の間におしゃれな店が、というイメージを勝手に抱いていたんだけど
昔ながらのごちゃっとした商店街のある東武東上線っぽい下町だった。
隣の下赤塚と大して変わらない。違いはイオンタウンがあるかどうかだけ。
 
駅の南口に出てそこから東西に延びた道を歩く。
地図を見たら旧川越街道とあった。
商店街がまばらになると調剤薬局や不動産屋があるだけの
ごく普通の住宅街の道路だった。
 
川越街道にぶつかる。
下赤塚の駅がすぐだったのでこちらのブックオフにも。
110円本コーナーで1冊仕入れる。
100円オフクーポンがあったので10円となる。
 
川越街道沿いに成増まで歩いて帰ってもよかったんだけど
少し道を戻って豊島園通りに入って西へ、光が丘に向かって歩くことにした。
3年前か4年前か。練馬こぶしハーフマラソンでこの辺り走ったような。
練馬駐屯地をぐるっと回って川越街道、すぐ豊島園通りだったか。
で、光が丘公園がゴール。
田柄の豊島園通りはたいしてなにもなく。
シャトレーゼとゴルフの打ちっぱなしの高く伸びた網と。
 
途中水分補給しながら歩く、
公園に無事到着してこの日は終わり。
曇りなのに日が差してモワッと暑い。
でも湿度がなくて歩きやすかった。
 
LIVIN の無印良品に寄って、
家に帰ってきてからも猫草の種と土を買うために島忠へ。
サンダルで歩き通し。
さすがに足の裏が痛くなった。

青森へ(3日目)

昨日のその後。
夜、母の見たいテレビがあって早めに風呂を沸かす。
16時過ぎには入ったか。
風呂に入る前は暑かったからと缶ビールを飲んで
出てからはグラスに氷を入れて缶のハイボール
18時過ぎには夜ご飯。
引き続き、カレーライス。
昼に母に頼まれて買ってきた一口カツをトッピング。
健康上の理由で母があれこれ口が合わなくなった中でもこれは食べられるのだという。
 
こころ旅の総集編(2018年、滋賀)を見た後は部屋で本を読んで過ごす。
フナキトキコ 『ALLO: ALLO』
『顔ハメ百景 青森【最果てワンダー編】』
北彰介編『復刻改訂版 青森県の怪談』
ハイボールの続きを飲みながら。
日中は暑かったのが夜はグッと冷え込む。
怪談を読んでるうちに怖くなって布団の中へ。
22時過ぎには寝た。
 
母はテレビをつけたまま寝ていて、テレビを消した後はラジオをつけたままにしていた。
マンションに一人で住むというのはそういうことか。
 
6時前に目が覚める。
母がラジオの音を大きくして掃除、洗濯。
布団をたたんで荷物をまとめる。
昨日買ったカップ酒などを昨日ダイソーで買ったプチプチに包む。
雑巾で部屋の中を拭く。
Bluetooth のスピーカー、電気スタンド、机と椅子を仕舞う。
 
7時半、朝食。カレーの最後。
昨日同様、茹で卵、茹でたソーセージを添えたサラダ。
トマト、ブロッコリーも茹でられている。
ちむどんどん、こころ旅のリクエススペシャル。
 
食べ終えて家中に掃除機をかける。
終わって手持無沙汰になる。
ラジオでは子ども電話科学相談をやっている。
母はリンゴを持っていってほしいという。
カレーを作るときに使ったルーやバターも使うことはないと。
昨日買ったシードルの瓶や本も含めて
全てリュックサックと手提げのカバンに収まったが、
東京にもっていくとなると重い。
段ボールに詰めて宅配便で送ることにした。
近くの酒屋に持って行った。
 
twitter で昨日のらせん堂で買った本のことを書くと
嬉しいことに店主の方から返信があった。
 
9時半過ぎ、家を出る。
国道まで歩いてバスに乗る。
何本か青森駅行きをやり過ごして、というか3本続けてきたのを見送って、
西武営業所行きに乗る。新青森駅経由。
古川、石江と懐かしい場所を走る。
ヤクルトのスイミングスクールの近く、石江のアルペンブックオフになっていた。
TSUTAYA / MEDIA-INN はワークマンに。でもこれはだいぶ前からか。
 
10時過ぎ、新青森駅に着く。
まだ戻りのピークではないのか、空いている。
田酒が売られているので一本買った。
豊盃の東京では入手しにくいものも並んでいる。
泣く泣く今回は田酒だけとする。
みみたには十和田湖産のワカサギのとばを。
後はいつも通り、嶽きみ天ぷらとむつのコロッケ、海峡するめ
新幹線の改札に入った後の店で見かけた鶏皮スモークも。
缶ビールと缶のハイボール、ロックアイス。
喜久泉の冷やしたのと。
 
新幹線に乗る間、ホームで『青森県の怪談』の続きを読んで
乗り込んだ後も引き続き。酒を飲みながら。
鶏皮スモークが想像以上にうまかった。東京で売ってるなら毎週でも食べたい。
臨時列車だったので空いていた。
新青森を出て次は盛岡。その次の仙台まで隣には誰も座らず。
盛岡を出てからも1/4ぐらいの埋まり具合でこれは東京まで行けるかも?
と思うが、仙台で満席に。
 
青森県の怪談』は昭和40年代から遡って天保の飢饉、さらにその前まで。
帯には「怪談は凶作の悲惨さを裏付ける青森県の裏面史でもあるのだ」とあった。
そうだ。ただただ人魂や幽霊の目撃談があるのではなく、怪異譚があるのではなく、
語らずにはいられない、語り継がずにはいられない出来事があったのだ。
赤子を食べる話、その報いを受ける話、天保の飢饉にまつわる話は辛い。
読み終えて涙が出た。
児童文学を研究していた方がひょんなことから仲間を募り、怪談を集めることになった。
青森市の教員だったという。
昭和47年に初版。
再版したかったが諸般の事情でかなわず。
話を集めた方が亡くなって、編集された方が人生最後の仕事と復刻に向けて頑張ったという。
それがようやく昨年世に出た。
これこそ青森県の歴史。その重要な一部分。後世に語り継ぐべき。
 
ハイボールを飲みながらスチャダラパーの『大余談』の続き。
 
15時半、東京駅に着く。
丸の内線から中野坂上大江戸線
家には17時前に着いた。
一昨日はまだ寒かったのに今日、東京はかなり暑い。
ペットシッターさんへの伝言で暑かったらエアコン付けっぱなしにしてくださいと書いておいたら
本当に付けっぱなしになっていた。
1階に下りてきたみみたがスリスリ。
猫缶を出しても食べずにスリスリ。
バルコニーを開けると喜んで外に出る。
母に電話。
日が暮れ始めてから涼しくなった。
 
2泊3日の青森。ほんと、顔を出しただけ。
でも車もない、旧友の誰に会うわけでもない、新町と港に行くだけとなると
これぐらいの方がいいのかもしれない。
その代わりに頻度を上げるのがいい。
コロナ禍次第だけど、今年は初夏と秋と2回は帰りたい。