2022/11/07: diskunion.net
back number 「シャンデリア」 \480
back number 「magic」 \580
2022/11/08: www.
hmv.co.jp
Rancid 「B sides and C sides」 \330
2022/11/08: diskunion.net
(V.A.) 「OZ DAYS LIVE '72-'73 Kichijoji The 50th Anniversary Collection」 \6875
2022/11/11: diskunion.net
The Last Poets 「The Last Poets + This Is Madness」 \380
安全地帯 「コンプリート・ベスト」 \2750
(V.A.) 「Fine Time 2」 \633
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(V.A.) 「OZ DAYS LIVE '72-'73 Kichijoji The 50th Anniversary Collection」
先月の
裸のラリーズ、オフィシャルアルバム3枚のまさかのリマスター再発に続いて
『OZ DAYS LIVE』もCD3枚組で再発。
1972年から1973年までの間に録音された音源を集めたもの。
1973年、限定1,000枚で発売されたレコード。
探し回って10年以上前に
ヤフオクで見つけたCD2枚組はおそらく、
海賊盤だろう。
1枚目が
都落ちの3曲、アシッド・セブンの3曲、南正人の4曲。
どれもクレジット上は曲目なし。
僕がどこかで調べたのか、それとも
iTunes に登録されていたのか、
2枚目については曲名が入っている。
1.”そよそよとかサラサラとか” / タージマハル旅行団
3.”不明D (償い、その果てしなきもの)” /
裸のラリーズ
4.”造花の原野” / タージマハル旅行団
5.”THE LAST ONE” / タージマハル旅行団
今となってはわからない。
discogs を見ても記載はないし、
『ロック画報』の
裸のラリーズ特集を見ても4曲目が”造花の原野”で、
5曲目が ”THE LAST ONE” と推定されているが、2曲目・3曲目は不明。
今回の再発で
裸のラリーズが10曲とアシッド・セブンが10曲と大幅に増え、
権利関係によるものなのか、タージマハル旅行団はカットされている。
例によってフニャフニャした雰囲気だけのインプロなので、ま、いいだろう。
僕はこのアルバム、実は
裸のラリーズの方はほとんど聞かなかった。
時代が違うとはいえ、ライヴ音源ならば「'77 Live」が圧倒的にいい。
ここはまだ過渡期。基本はフォークロック。
どちらかというと初期の「MIZUTANI」や「'67-'69 Studio et Live」に質感は近く、
後の轟音フィードバックノイズまみれではなく、その蛹のよう。
ギターよりも声。というか喉。そ
こから吐き出される、絞り出すような、夜を彷徨うような唄。
ベースもギターもドラムも単調なフレーズを繰り返す。
1枚目を好んで聞いた。
都落ちは名前はとてもいいけど、このころよくあった若者たちのカバーバンドなのだろう。
日本のアシッド・フォークとして後に再評価された南正人もいいけど、
どうしてもこの音源が、というのでもない。
僕が面白いと思ったのは、アシッド・セブンの3曲。
独特な臭みのある世界。
夕暮れ時の縁日のはずれで大の大人が泥んこ遊びをしているような不思議なユーモアとペーソス。
”帰らなくちゃ”と”ピエロがやってきた” を繰り返し聞いた。
この人の音源をもっと聞いてみたいなと思うも、まとまったものではこれ以外に存在しないようだ。
いくつか70年代発掘物のライヴアルバムに名前が出てくるだけ。学園祭で何組も登場するような。
このアルバムについてはもう一つ語りたいことがあって。
10数年前に
ヤフオクで入手したとき、出品者の方がCD-Rをつけてくれていた。
引っ越しのばたばたでこの「OZ DAY LIVE」そのものが見当たらなくなって、
部屋の奥で再度見つけたのは何年も経ってからだった。
CD-R よかったら聞いてみてください、といったような添え書きがあった。
「菊林堂 CHOICE スバラシキ日本のロック イロイロ」
2.”スィート・ホーム大阪” / ファニー・カンパニー
3.”新南部牛追歌” / 布谷文夫
5.”その点SHAKIN'” / Teardrops
15.”The Night They Drove Old Dixie Down” / よしだよしこ
16.”I Shall Be Releast” /
岡林信康※2
※1:「OZ DAYS LIVE」のジャケットにてはっきりしたクレジットがなく、
レコードにアシッドセブン、
都落ちと記載されていたことで
長らく
都落ちとアシッド・セブンが逆に捉えられていたようだ。
※2:手元に見つからず、岡村の打ち間違いなのかわからず。
正しくは”I Shall Be Released”
有名な人の有名な曲から知る人ぞ知る曲まで。
これ以上に70年代日本のロックの匂いが伝わってくる選曲はない。
とんでもないものをもらってしまったなと思う。
布谷文夫など、僕がここから学んだものも多い。
お礼を伝えたいが、この菊水堂という方が今となってはどこの誰なのかわからず。