初めてのグアム その1

義弟の結婚式でグアムへ。
初めてのグアムだし、僕らが結婚して初めての海外旅行でもある。
ゴールデンウィークや夏休み、年末年始は熊本と青森、
どちらかの故郷に帰っていることが多いし、
最近はみみたを飼っているから長い間家を空けられない。
ほんと、こういう機会がないとずっと行くことはなかったんじゃないか。


4時半起きで6時前に家を出て、7時過ぎの成田エキスプレスに乗って9時前に到着、
11時ちょうどのユナイテッド航空グアム行きに乗る。
朝早いので昨晩は23時過ぎに布団に入った。


そしたら…
リビングでみみたがやけにドタバタ跳ねまわってるなあ… 
と思っていたら、突然何かの壊れる大きな音が。
飛び起きて見に行ったら、背の低い食器棚の上に置いていた
先日高円寺のマルシェで買った不知火蜜柑のジンジャーボンバーの瓶が割れて
床に広がってぐしょぐしょに…
気が遠くなりながらガラスの破片を拾い、雑巾で床を拭く。
何回も何回もぞうきんを絞りに洗面所を往復する。
靴下も濡れて床がべとべとしてしまった。
最後、掃除機をかけてまた布団に入った。


年末年始に青森に5日間かけて寂しい思いをさせてしまった。
それがまた4日間出掛けてしまう。
みみたの見ている前でスーツケースを広げて荷造りしたり、
なんだかいつもと雰囲気が違う。
勘づいたんだろうなあ…


妻は仕事が終わらず、終電。
帰ってきてさらに床の掃除を細かくやり直す。
布団の中で起き上がれず、その音を聞きながらうつらうつらした。
妻は準備もまだでその後からで、結局徹夜。


4時半に起きて、シェーバーだとか要冷蔵の花粉症の薬だとか
当日でないといけないものをスーツケースに詰め直す。
燃えるゴミの日なので捨てにいく。
給餌機に4日分のカリカリをセットする。
みみたに猫缶を上げる。
あれこれやっていたらすぐ6時前。
まだ暗い中、駅へと向かった。
スーツケースを押していたら遅れそうだったので、2人分を抱えて歩いた。


金曜なので周りの人たちはサラリーマン姿の人たちが多かった。
僕もいつも出勤で使うのから一本遅れで。
新宿でJRに乗り換えて成田エキスプレス。
乗っていく人たちばかりかと思いきや新宿駅で降りる人もいる。池袋から?
新宿駅で乗って東京駅で下りるビジネスマンもいた。
仕事のできる男たちの使う裏技? お金はかかるが、早いし静かだし空いている。


今回持ってきた本は
古川日出男『ベルカ、吠えないのか?』
シャーウッド・アンダーソン『ワインズバーグ、オハイオ
ECD橋本一子『ホームシック』
このうち、『ワインズバーグ、オハイオ』を読み始める。
20世紀初め、架空の町の新聞社に働く若者が描く町の人々との交流。
ピート・ハミルとかボブ・グリーンのようなエッセイ文学につながっていくのかな。
1919年発表だからちょうど100年前か。
今読むととても素朴だ。


成田に着いて、一息つきたくまずはスタバ。
欧米系の外国人の利用者が多かった。
4階の国際線出発、南ウイングへ。
mont-bellのダウンジャケットを折り畳んで付属の袋に収めてスーツケースの中に仕舞う。
smith の店があった。妻がトラベル用の財布を買うというので見ていたら、
B5サイズぐらいの書類フォルダー、合成の革かな、1,200円が半額。
ああ、これが結婚式の時にパスポートや財布を入れて持ち歩くのにいいかな、と買う。
これが出国審査の時などにその後大活躍。
航空券のチケットを入れたり、旅程表を入れたり。
必要最小限の大事なものを手に持って移動するのにちょうどよかった。


旅行会社のデスクでEチケットの控えを受け取り、
海外で使う Wi-Fi を予約したのを受け取り(格安だった分重くて大きかった)、
アメリカのドルに両替して(1ドル=110.45円だった)、
ユナイテッド航空のカウンターでチェックインしてスーツケースを預ける。
その時点でフライトは1時間後。
あまり時間はなく、そのまま保安検査場に向かう。