アタシはバイクで旅に出る。〈3〉―お湯・酒・鉄馬 三拍子紀行 (エイ文庫)
- 作者: エイ出版社編集部
- 出版社/メーカー: エイ出版社
- 発売日: 2003/11/01
- メディア: 文庫
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誰に癒されますか?って聞かれたら最近の僕は「国井律子」と答える。
(実際にはそんな質問されることはないが)
普通の人は知らないと思う。
ハーレーにまたがって日本全国を旅してエッセイを書いている人。
モデルをやってたぐらいにきれいなのに
ノンベエでガラッパチ入ってて自由奔放系。
それでいてスクスクと素直で常識的なところもあって、
僕からしてみれば理想的なまでに素晴らしい女性だ。
(ただし、顔そのものはタイプではない)
ハーレーという時点で普段の僕からすれば何の接点もないはずなのだが、
去年の今頃青森に帰ったときに八戸のヴィレッジ・ヴァンガードでたまたま
文庫の「アタシはバイクで旅に出る。」の2巻を見かけたのがきっかけ。
きれいな女の人が後ろ向きにバイクにまたがって
夕日を眺めているカバー写真に思いっきり心引かれた。
ツーリングして温泉に入ってこういうお酒を飲んだということしか書いてないのに、
バイクに乗る人でなきゃその面白さが共感できないはずなのに、
門外漢である僕にとっても面白かった。
文学的ではないけれども、まだどこかぎこちないところはあるんだけど、
なかなかうまい文章を書く。
疲れたときに音楽を聞きながら読むのにちょうどいい。
出版されている本のほとんどを買って読んだ。
DVDが出てるんでそのうち買おうと思っているうちに
もたもたしてたら在庫切れになってしまった。
このところ慌てて都内の本屋を回っている。
青森をバイクで訪れているってのも魅力なんだけど
本の中だけじゃなくこの人が動いてるところってのをやっぱ見てみたいもので。
そんなわけで今日もまたこの人のDVDを探して都内をフラフラするわけですよ。
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・・・ってのを先週書いた。
DVDは結局、販売元である出版社のホームページからオーダーした。
届いた。さっそく見る。
動いてるのを見ても、きれいな人だねえとどっかのオヤジのようにしみじみする。
(世の中ではこういうのを「萌える」と言うのか)
低めの声がぶっきらぼうというか抑揚があんまりないのにちょっとがっかりする。
この人はやっぱ文章の人か。
青森県内をバイクでツーリング。
津軽半島を北上
→フェリーに乗って下北半島を一周、大間港や尻屋崎など
→フェリーに乗って津軽半島に戻る
→浅虫温泉へ
→青森市のハーレーの店
→八甲田山のルートで十和田湖へ向かう、その途中で津軽凧の職人の店に入る
→さらに途中の「かやの茶屋」で名物のお茶を飲んでたら、
(↑「3杯飲めば死ぬまで生きる」青森県民で知らない人はいない)
地元のハーレー乗りの集団と出会い、ツーリング
といった内容。
そんで行った先々で温泉旅館に泊まって夜は地ビールや米焼酎を飲む。
「青森に恋しちゃってる」
「ここ5年ぐらい、年に2・3回は来てる」
といった発言が飛び出す。
随所で海を眺めながらのワインディングができること、
意外と道の整備がしっかりしていること、ってのがバイク乗りとしては嬉しいようだ。
見てると自分の知ってる場所ばかり。
下北半島は去年大学の友人ケンと一緒に回ったばかりだし、
冒頭に出てくる青森→蟹田間の内真部バイパスなんて家のすぐ近くだ。
バイクに乗ったきれいな女性の映像のバックに
そういうところの風景を見るのって不思議なもんです。
(内真部バイパスは僕が自分で車を運転したことのある数少ない道の1つだ)
DVDそのものはたいしたものではなかったが、
それでこの人の魅力が減るでもなく。
新しい本が出ないかなあと思いながら
ホームページにてつれづれなるままに更新される日記を
日々チェックしているわけです。
http://kuniritsu.com/