忙しいのよ(4)

土曜だというのに朝からセンター入り。
受付で昔の上司にばったり出くわして驚く。
大事な作業で大勢人が集まっていて、その立会いのようだ。
僕は僕でちまちまと1人作業をする。
夕方、オフィスに戻る。


夜は学生時代の映画サークル「映創会」の現役たちが上映会だというので顔を出す。
野方区民ホール。
後輩たちの拙いながらも一生懸命やっている作品を見るとココロが癒される。
「ああ、いいなあ」と思う。
あの頃は夢があってよかったなあ、なんて思う。


OBたち何人か来ていたので飲みに行く。
終電間際に返ってくる。
疲れてるのならさっさと帰って寝てればいいんだろうけど。


タルコフスキーの話になる。
蓮實重彦は「ノスタルジア」は評価するが「サクリファイス」は評価しないとのこと。
サクリファイス」は映画が信仰やそういったものに奉仕するものに堕しているからなのだそうだ。
僕はこんなことを言う。
ノスタルジアに出てくるロウソクの長回しの場面は
 スターウォーズデス・スター攻撃しに行く場面に通じるものがある」