忙しい仕事の合間を縫って歯医者に行く。
待合室にあった鏡を見たら顔が真っ白くなっていた。
診察台に横たわると眠ってしまいそうだった。
なんだか心地よく眠れそうだった。
左下の奥歯を治療する。虫歯ができていた。
キュイーンと削って詰め物をする。
僕は目を閉じて口を開けている。
何も考えず、かといって白昼夢に入っていくわけでもなく。
淡々と治療を受け入れる。
頭上で声がする。遠くで、別の世界の出来事のように聞こえる。
次回は左上の奥歯となるのだが、
もしかしたらこれは前々から言われていた
親知らずを抜きますということなのかもしれない。
年内いっぱい心の準備ができないだろうと思った僕は
次の予約をひよって年明けにしてしまう。
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本の話になる。いつになるんですかと聞かれてゴールデンウィーク頃と答える。
(ちなみに最近書いてなかったんだけど本の進行状況としては
担当の編集の方がついてスケジュールを作成してもらっているところ。
家に書類が届いてるはずなのに宅配便を受け取ることができず・・・)
衛生士の方から質問を受ける。「イラストが入ったりするんですか?」
「写真なら入れますよ」と僕は答える。
「絵だったら私書きますよ」
「ハハハ、じゃあ書いてくださいよ」
この前日記のことを話したせいか、治療の後で
「私のことを書いてくれましたか?」と聞かれる。
「書きましたよ」
「どれぐらい?」
「最後の方にちょこっと」
「もっと中心に書いてくださいよ!」
見てみたいんで日記のURLを教えてくださいということになって
メモ帳に書き付けて渡す。
・・・見ましたか?
最近疲れて暗い話ばっかり続いたんであんまり読んでほしくなかったんだけど
まあ仕方ないか。すいません。
もっとコンディションのいい時期だったらよかったのになあと思う。
ここ1週間のを読み返してみたらほんとただの日記だった・・・。