今年最後の日曜日

結婚して今は関西に住んでいる映画サークルの後輩が上京してくるというので
昨日の夜何人か集まって飲んだ。場所は北青山トルコ料理屋。
その後高円寺に移動してずっと遅くまで飲んでいた。
タクシーに乗って荻窪まで帰る。
運転手の人はこの辺のドンキホーテでついさっき放火があったという話をする。


10時ごろ目を覚ます。
出版社に送るためにモロッコとドバイで撮った写真をCD-Rに焼く。
その後洗濯。クリーニング屋へ。
大家さんに家賃を払いに行く。
青森から送られてきたリンゴを渡すと、そのお返しにミカンをたくさんもらった。


母親から留守電が入っていて、
正月に帰らないのならカレーでも作って送ろうか、とメッセージが残されていた。
誰だって母親の作るカレーが一番うまいと思っているはず。
送ってもらいたかったのだが、いつ受け取れるのかわからないので諦める。
電話をかけると母親は体にだけは気をつけて、と言う。


入社1年目はちょうど2000年問題の年だったので
年末年始は自宅待機もしくは出社だった。
この年以外は学生時代も含めて毎年青森に帰っているのだが今年は帰れず。
次に青森に帰るのはいつになるだろう?
というか僕は何歳になるまで、年末年始青森に帰ることになるのだろう。
例えば結婚して家庭を持った後でも、僕は正月に青森に帰るのだろうか。
そもそも来年の年末年始はいったいどうなっているのだろう?
どこで何をしているのか想像もつかない。


「年末年始の準備をしないとな」と思うものの
特に何かしなきゃいけないものがあるわけではなく。
今のこの時代ならいつだってコンビニは開いてるはずなのに
年末は店が閉まっているという意識が僕の中のどこかにあって、
食べ物を買っておかなくてはと思う。
コンビニでカップヌードルを買い置きする。


今から会社へ出かける。
その前に床屋で髪を切る。


ロフトに積まれた本の山の中を漁っていると
チャールズ・ブコウスキーの短編集が出てきて、これを読むかと鞄の中に放り込む。