確定拠出年金

うちの会社も確定拠出年金(401Kなんたら)ってやつを導入することになり、
そのセミナーに出なくてはならなくなった。
ほんとならもう何ヶ月か前に出席してしかるべきものだったんだけど
興味がないからほったらかしにして何回もサボっていた。
そしたら部長のところに「貴部の社員は・・・」と督促のメールが来て、
「出ろ」ということになった。


本当に興味がない。心の底から興味がない。
「自分が受け取る年金のことでしょ?」と言われると確かにそうなのだが、
年金制度自体これから何がどうなるか分からないし、
そもそも30年後の自分がどうなってるかも分からない。
あんまり考えたくもない。
老後のことなんて、ねえ?


ただ黙って受け取るものだった企業の年金が
個人の裁量により資産運用するものへと変わることになる。
投資信託型ならば国内債権・国内株式・海外債権・海外株式の4つ。
元本保証型ならば貯蓄か保険商品。
これらの組み合わせとその割合を各自自由に決めろと言う。
そんなこと言われてもなあというのが正直な気持ち。
こういうの何も考えたくないんで、全額普通預金に放り込むことにする。
あちこち分散しているとなんだか退職後の手続がめんどくさそうだし。
お金は増えないかもしれないが、思いっきり減ることもない。
あれこれ考えてリスクを引き受けて資産運用。
けっこうみんな本気で考えてるのだろうか?
興味ないっつって子供っぽく及び腰なのは僕ぐらいなものだったりして。


一昔も二昔の言葉で言うならば「財テク」ってやつ。
本気で取り組めば面白いものなんかもしれないけど
片手間でやってるといつか痛い目遭いそう。株とか。
それを避けるとなるとかなりのめり込まなきゃならなさそうで。
なんだか大変そうだ。素人が手を出すもんじゃないと思う。


お金に執着がないのではない。
金はいくらでもほしい。大金持ちになりたい。
母子家庭に育ったせいか、それとなく心の底ではギラギラしている。
でも、その一方で金ってちまちまと財テクするもんではなくて
働いて得るもんだよなとも思う。
根本的に人として古いのかな。


そんなわけで竹やぶから1億円みたいなことが
どっか転がってないかなと夢想する毎日。