昨日に引き続き、「ボーン・スプレマシー」
マット・デイモン扮する記憶を無くしたCIAのトップ・エージェント、
ジェイソン・ボーンを主人公としたシリーズの2作目。
1作目「ボーン・アイデンティティー」は残念ながら見ていない。
マット・デイモンには興味があっても、作品そのものにあんまり興味がわかなかった。
でも2作目の方はなぜか見に行きたくなった。特に理由はない。
新聞の映画評にて好意的に書かれていたからだろうか。
面白い映画だと思う。よくできている。
でも体力的につらかった僕は前半うつらうつらしてばかりだった。
声を大にして言うけど、これは作品が面白くなかったからではなくて
あくまで僕が疲れきっていて睡眠不足だったため。
そんで「ターミナル」を見て乏しい体力を使い切ったため。
ゴア、ナポリ、ベルリン、アムステルダム、ニューヨーク、モスクワと
世界中で展開するストーリーの豪華さ。
そしてトップクラスの技量を持つスパイによるアクションと駆け引き。
まさに「007」シリーズのよう。
最近の「007」シリーズは学生時代に1本劇場で見ただけだが、
非常に軟弱なものだった。はっきり言ってつまらなかった。
この「ジェイソン・ボーン」シリーズがそのまま「007」となって、
マット・デイモンが第何代目かのジェームズ・ボンドになればいいのに。
でも、いかんせんマット・デイモンは
女にもててもてて困るというキャラではないんだよな。うーん、無理か。
最後のカーアクションが手に汗握る。秀逸。
モスクワのシーンで、ということになっているけど
本当にモスクワで撮影したのだろうか、というのが気になった。
よく見るとモスクワの名所が映っている。インツーリストホテルとか。
普通に走っている部分や単に風景をインサートした部分はモスクワで、
派手に車がぶつかって大変なことになる部分はアメリカかどっかで撮影して、
それを合成したのだろうか。
見てて何の違和感もない。たいしたもんだ。映画技術はここまで来たのか。
それにしても苦悩する天才役をやらしたら
マット・デイモンの右に出るものがいないのは何なのか。
というか何に出ているのを見ても苦悩する天才に見えてしまう。
例えば「オーシャンズ12」を見ていても、
こいつ役柄としてはかなりしょぼいけど実は天才という設定になってるのだろうか?
なんて勘ぐってしまう。
こういうのって損なのか得なのか。
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土曜の初回だというのに、新文芸座は混んでいた。
「ボーン・アイデンティティー」は満席に近かった。
映画ファンにとって新文芸座の存在は大変ありがたい。
先日亡くなられた岡本喜八の回顧上映もあるようだ。
ちょっと前の新作を公開ということで、新池袋文芸座では今後
「Ray」「ブリジットジョーンズ きれそうなわたしの12か月」
「きみに読む物語」「ネヴァーランド」
「パッチギ」「モーターサイクルダイアリーズ」
といった2本立てがあるようだ。
どれも見逃していたから、なんとかして見に行きたい。
「モーターサイクルダイアリーズ」は特に。
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土曜は見終わった後、3人で午後3時から居酒屋で飲む。
こんな時間に開いてるのもすごいが、酒もつまみも格安だからか、繁盛している。
学生っぽい人たちはほぼ皆無。中高年サラリーマンか、熟年夫婦ばかりだった。
その後僕は池袋で買い物。夏用のスーツを買う。
RECOfan と DiskUnion に立ち寄る。
帰って来るとものすごく具合悪くなっていた。
ジョッキでビールを飲んだ後に日本酒をグイグイ飲んでいたからか、
肩凝りが一向に治らず、疲れが取れないからか。
風呂を沸かして入ったらすぐにも眠り込んでしまった。
これではいかんと9時には布団に入った。
眠り続けて目が覚めたのは日曜の午前9時。12時間以上寝た。
さすがに肩の痛みはだいぶ治まった。
日曜は小説の続きを書いた。
最近の土日はコツコツと小説を書いている。