体調不良/昨日は発売日

今日は本当ならば会社の後輩たちと富士急ハイランドに行くことになっていたが、
ドタキャン者続出のため前日になって中止になった。
今日一日空いてしまった。
実はその方がありがたかったりする。僕の体にとっては。
5月から加わったプロジェクトは今月いっぱい、客先常駐。
丸の内にあるお客さんのオフィスの会議室を当面借り切って
その中にこもって設計書を書いているのだが、
こういうのってどうしても疲れる。
良くも悪くも常に気が抜けなくて肩が凝る。
先週末はあまりの具合の悪さに寝込んでしまった。
今日起きてみても、先週ほどじゃないにせよどことなくなんとなくだるい。
腹の調子がどうにも悪い。


先週買って、裾や袖を直してもらったスーツを池袋まで取りに行く。
その後池袋や新宿で店を回って何枚かCDを買った。
新宿のタワレコ7階のイベントスペースでは「TOrcH」という
ジャズのグループのインストアライブが行われていた。
当日配布されていたチラシにはこんなことが書かれている。
「スモーキー・ヴォイスの歌姫初来日。カフェ・ジャズ決定版!」
出てきたのはギター、ウッドベース、ドラムの3人の白人と、黒人のシンガー。
(今調べてみたら本当はメンバーにはトランペットとサックスもいるようだ)
なかなかいい演奏だった。
ふらっと入ったバーで彼らの演奏が聴けたら最高だろうな。
ドラムはインストアってこともあるのかバスドラとシンバルとスネアだけ。
そのスネアを手やマレットで叩いたりもするんだけど、ほとんどの曲でブラシ。
スネアの表面をこすったり、なでたり。うまいもんである。
ブラシで演奏するのって初めて見た。
スティックは使わない。そういうところ、妙にジャズっぽい。

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昨日は「突然ですが、僕モロッコ行ってきます」発売日。
会社の近くの本屋に何冊か配本されていることを、出版社から教えてもらっている。
夜、会社の飲み会があったので常駐先から浜松町に戻って本屋に行ってみる。
旅行記のコーナーの棚のアフリカのところを見ても並んでなかった。がっかりする。
ま、仕方ないかと思う。
もしかして、と平積みになっている台の上を見てみたらなんとそこにあった。
「ひー」と思う。なんかこっぱずかしい。
自分の本が本屋にあって、その他の普通の本と一緒に扱われてるのを見たとき
初めて感じた感情が恥ずかしさ。
自分という人間の小ささを思い知る。
「すいません、いいんでしょうか?」と本屋の人に聞きたくなる。


恥ずかしさの次にやってくるのは感慨深さ。
店の中を意味もなくグルグルと回って感慨に浸る。そのまま本屋の外に出た。
今思うに「平積み」の現場を写真に撮っておけばよかった。
もったいないことをした。
あと2・3日もしないで平積みではなくなって棚の中に戻るか、返本か。
出版社から送られてきた配本先リストには入荷された数も記載されていて、
この書店に何冊送られてきたのか実は僕は知っていた。
平積みになっている数と入荷した数とが一緒だったので、
それって結局この書店ではまだ一冊も売れてないということ。
「あー、・・・誰も買ってくれてない」と侘しい気持ちになった。


それでも、飲み会に行ったら何人かの人から「買ったよ」と声を掛けられた。
(でもまだ届いた人はいないようだ)
買ってくれたみなさん、ありがとうございます。