JR東日本の広告における東北地方の立場

JR東日本の車両に乗っていると目にする
東北地方の旅のあれこれの広告はどうしてあんなにそそるのだろう。
モニターに映し出されるCMであるとかね。
今クローズアップされているのは確か福島だったか。(あれ、山形か?)


JR東日本の広告は全般的になんとなくテイストが違う。
しっとりしているというか。
さまざまなバリエーションの「白」と、
陰影に富んだ色彩とのコントラストが美しいと思う。
これらの広告で扱われていると故郷青森も全然違って見える。
素直に「十和田湖行ってみたいなあ」と思う。
これまでにも何度か行ったことあるんだけど、なんだか違う世界の場所に感じられてくる。
広告との力って、すごいもんである。


昔学生時代に就職活動をしていたとき、広告業界も受けようと業界研究本を読んだ。
そこには、JR東日本をメインのクライアントとする
あまり知られてない(というか忘れてしまった。。。)
広告代理店のことが紹介されていた。
ここが一手に引き受けているらしい。

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JR東日本は首都圏というか東京を抱えているから羽振りがよさそうだけど、
東北地方ってのがかなりのお荷物なのではないか。
JR関東とJR東北に2分化されたら確実に東北の方は赤字に転落しそうだ。
分割民営化後の北海道や四国がぱっとしなかったのと同じで。
本数の少ないローカル線がたくさんあって、
廃止したくても「市民の足」ということでなかなか廃止できない。
東京とは規模が違うから、通勤通学で利用する人の売上を見込むことも難しい。
観光資源を有効に活用して長距離のお客さんで稼ぐしかない。
素人の僕からしても、JR東日本が東北地方の旅行に力を入れる構図というのが容易に想像できる。

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とかなんとか一方では思いつつも、行きたいんだよなあ、東北。
東北地方出身とはいえ、日本海側には行ったことがない。
秋田、山形。ついでに福島もないな。


東北地方出身だとなぜか、東北地方は全て制覇したことがあるように誤解されるんだけど、
実際はそんなことはない。
東北各県に関して満遍なく詳しかったりすることもない。
九州出身の人が押し並べて九州全県を訪れたことがあるかというと
そんなことはないでしょう、というのと一緒。