Ambulance

君の家を知っているよ、だから僕は君の家に行くよ
今君がそこにいないってこと、もちろん知ってる
だけど僕は行くよ、真夜中の道路を僕はもう走っている
そして誰もいない家の中で僕は君を待つことになっている
何もしないでソファに座って
君のこと考えながら、目を閉じて


僕は君が帰って来るのを待っている、ずっと待っている
だけど君がもう二度とここには戻ってこないってこと、僕は知っている
僕は君の家の中で生活を始めて、僕もまた「もう二度と」外に出ることはないだろう
君の眠っていたベッドで眠って、君の着ていた服を着る
君の読んでいた本を読んで、君の書いていた日記の続きを書く
二階の窓を開けて、風が吹き抜けるのを感じる
そのとき僕はたぶん、空の向こうの出来事について考えてみるだろう


君がどこに行ったのか僕は知らない
君がどこに行くつもりだったのか僕は知らない
僕は君が帰って来るのを待っている、ずっと待っている
だけど君がもう二度とここには戻ってこないってこと、僕は知っている