ガネーシャ/青森山田

昼前に起きて黙々と小説を書く。夕方にも書いて今日一日で15枚ぐらい書いた。
4月から書き始めてこれでもう200枚近くになった。
ラストまであとわずか。遅くとも9月には第一稿が完成するだろう。
ああ、土日にコツコツと書いて半年かかった。長かった。
どこかに応募して最終選考まで残って、あわよくば賞を取って僕は名実ともに小説家になる、
SEなんてヤクザな職業から絶対抜け出すんだ!
そう思いながら書いていた。ずっと必死だった。
本気で人生を変えたくなった。
今の僕にできるのは小説を書くことだけ。


さて、この作品はどういう結果となるか。

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先週吉祥寺の DISK INN に行った際に、今日
元 Squeeze のグレン・ティルブルックのインストアライブが行われることを知った。
出社する必要がなくなったので、1日暇。見に行くことにする。
夏の甲子園が始まって、1時の第2試合から青森山田が出るんでそれも見たかったんだけど
相手が智弁和歌山ってことで強豪過ぎて、これはさすがに勝てないんではないかと思う。
やっぱグレン・ティルブルックを見に行かなくては。


今日こそ「ガネーシャ」でカレーを食べようと思う。
午後2時。さすがに店を開いているだろう。
ハモニカ通りをウロウロと歩き回って、遂に見つける。
ものすごく小さな店だった。危うく見過ごすところだった。
一坪ないぐらいの小さなスペース。L字型の客席は全部で6人か7人ぐらいしか座れない。
メニューはチキンカレーと日替わりのカレー。
今日の日替わりはトマトとブロッコリーのカレーだった。
どっちにしようかかなり迷った末にチキンカレーに決める。


一応屋根のある建物の中とはいえ、屋台にいるような雰囲気。
今日はものすごく暑い日で、店の中にクーラーなんて物はなく
こんな日にカレーを作る方も食べる方も酔狂だよなあ、って思ってしまう。
壁のあちこちにアングラ音楽系のイベントの貼り紙。
JOJO広重や「おにんこ」の名前を見つける。
アジアンな雰囲気が呼び寄せるのか。


狭いカウンターの中には小さな冷蔵庫と流しと一口しかないガスコンロのみ。
そのガスコンロに小さな鍋をかけてトロトロとチキンカレーを温める。
炊飯器の中の黄色いライスはタイ米だった。ピクルスを添えて出てくる。
カレーそのものは小さな器の中に。
食べてみる。さすがにうまい。完成度高いです。
これは毎日食べれるなあ。日替わりもあることだし。
こんな小さな店で細々とやってるのがもったいない。
でもこういう小さな店でやってるからこそ、独特の雰囲気が生まれるのだろう。
アジアのどこかの町の一角でうまいカレーを食べている、そんな感じになる。
ラッシーもついでに頼む。
水もラッシーもピクルスも全て小さな冷蔵庫の中から出てくる。
平日のお昼時などお客さんがいっぱいになったらこれで全てまかなえるのだろうか?
と不思議に思う。テイクアウトのお弁当もやっているようだし、
1人しか入れないカウンターの中はてんてこ舞いだろうな。


また食べにこよう!と思う。
ガネーシャ」「まめ蔵」と
もう1つ吉祥寺には有名なカレーの店「Little Spice」ってのがあって
ここもまた行ってみなくては。

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グレン・ティルブルックの前にまだ時間があったのでタワレコに行ってみたら、
高野寛のインストアライブが行われていた。
詳しいことは知らなかったんだけど「リズムで遊ぼう」という名前の
CDかユニットの発売記念のものだった。
店内には大勢の観客たち。床に座り込んで聞いている。
5人の腕利きっぽいミュージシャンがゆったりとした曲を奏でていた。
これはこれで聞いていたいのだが、時間が迫っていたので移動する。

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グレン・ティルブルックの話は長くなりそうなので明日に回します。

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荻窪に戻ってきて、コンビニに入ったら、青森山田智弁和歌山の試合は
8回の裏6対3でなんと青森山田が勝っていた。
飛んで帰ってテレビをつける。
8回の裏にさらに1点加えて7対3としたものの、
9回表に2点取られてさらに同点のランナーが出る。
これをどうにかしのいで青森山田が勝利。
夏の甲子園で2回も優勝した智弁和歌山を下すとは大金星だよな。
去年の夏、今年の春と三期連続で出場してるのにずっと初戦敗退。
今回もそうかな・・・と思っていたのに。こんなこともあるんだなー。
でも次の対戦相手は(恐らく)これまた強豪の奈良の天理高校
天理にも勝ったら本物だ。かなりいいとこ行くかもしれない。


9回表の1回しか見てないけど、智弁和歌山の攻撃は粘り強く、
ちょっとしたチャンスを確実に点に結びつけ、選手の層の厚さが感じられた。
練習量がハンパじゃなく多そうだ。

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そんなこんなでいい一日だった。


なお、昨日の夜は吾妻ひでおの「失踪日記」を読んだ。


今これから、フレッド・フリスを中心に据えたドキュメンタリー、
「Step Across The Border」を見る。ついさっき、HMV から届いた。