高校の友人と会う

ひょんなことから高校の友人と連絡が取れ、先週会社帰りに飲みに行った。
驚いたことにお互い職場の最寄駅が浜松町。これまでばったり会わなかったことが不思議。
まあ、駅を境に反対側だってのもあるんだけど。
(というかすれ違ってても気づかなかったのではないか)


高校の同級生と飲むのは久々だ。最後にそういうのがあったのはもう3年以上前か。


誰それはどうしてる?ってのを聞くと
みんなたいがい家庭を持ってたり仕事をそれなりにこなしていたりする。
ものすごく意外な2人が結婚をして、
高校時代は考えられなかった人たちが地元に戻って県庁や銀行で働いている。先生になったり。
東京や青森でそれぞれの生活を見出している。
「はあ、年を取ったもんだなあ」とため息が出る。


青森市新町の駅前に同級生たちがよく集まっている居酒屋があって
お盆や年末年始といった時期に行くと誰かしらいるのだという。
僕がそこに行ったとしても、僕のことをすぐ思い出せる人は少ないだろうな。
それぐらい僕は誰にも会っていない。
何年か前に1組から4組までで集まって飲み会があったという話になって、
ああ、僕はそういうのに呼ばれなくなったのだなあと思う。
(なお、1学年10組まであった。今思うと大きな高校だった)


つうかそれ以前に誰の連絡先もいつのまにか知らなくなっていたんだから仕方ないんだけど。
上京して1年か2年ぐらいの頃は割と頻繁にクラスの上京組が集まっていた。
学生時代はまだあったかな。
働き出した頃に皆無となったような気がする。
それぞれの人生が本格的に始まる時期だ。


あと、誰に聞いても行方のわからない人が結構出てきたし、
あんまり詳しくは知らないけど死んでしまった同級生もいるようだ。

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話は変わって、その友人はテレビ局の大道具関係の仕事をしていて、
この前作ったセットを携帯で撮った画像というのを見せてもらった。
「うわ、すごいの作ってんなー」と驚く。
歌番組に BoA が出演したときのもの。制作費300万円。
それが一回きりで取り壊される。
テレビの世界は怖いもんだ。動いてる金が違う。


というかテレビの向こう側って
常にそれぐらいゴージャスで手の届かない世界であってほしいものだとも思う。
芸能人はきらびやかな方がいいなあ。
視聴者が出て来ていじられる番組とか、あんまり好きじゃないし。
今は良くも悪くも距離が近すぎる。無駄に近すぎる。
僕は古いタイプの人間なのだろうか?