オザケンのCDシングルを集める

土曜にカレーの会で集まったとき、
副業で音楽ライターをしている先輩から
マリ・ウィルソンのCDと小沢健二のCDシングルを束でもらった。
以前会ったときに話に出て「ください!!」とお願いしたものだ。


もらったシングルのリスト:
「暗闇から手を伸ばせ」(1993)
今夜はブギー・バック (nice vocal)」(featuring スチャダラパー / 1994)
「強い気持ち・強い愛 / それはちょっと」(1995)
「ドアをノックするのは誰だ?」(1995)
「戦場のボーイズ・ライフ」(1995)
「さよならなんて云えないよ」(1995)
「痛快ウキウキ通り」(1995)
「夢が夢なら」(1996)
「Buddy / 恋しくて」(1997)
「指さえも・ダイスを転がせ」(1997)
「春にして君を想う」(1998)


(ついでに、Cornelius 「Star Fruits Surf Rider」のシングルももらった)


Wikipedia で今調べてみたらこれまでに出したシングルは18枚ってことになってて、
カローラⅡに乗って」は自分で持ってたから、足して12枚持ってるということになる。
(「強い気持ち・強い愛 / それはちょっと」と「戦場のボーイズ・ライフ」はかぶった)


もちろんこれらはCDシングルであるため現在は生産されていないし、ほぼ入手不可。
中古で探すしかない。
シングル曲を集めた「刹那」が発売されることになったとき、
ああこれでようやく持ってなかったあの曲やこの曲を
まとめて聞くことができるようになったとものすごく喜んだもんだけど、
その後曲目が大幅に減っちゃって思いっきり残念がった。
「ある光」とか97年以後の曲は全部カットされてた。


もらった中にその肝心の「ある光」(1997)が入ってなくて、
コアなファンの間では代表曲とされているので残念だったんだけど
なんと「春にして君を想う」の隠しトラックとして3曲目に入っていた。
やっと聞くことができた。素直にうれしいです。
(今 amazon で中古で探してみたら \7.980 という値がついていた・・・)


当時は「小沢健二大好きです」と公言してはばからなかったのに
実はリアルタイムに追っかけてたのは「戦場のボーイズ・ライフ」までで、
それ以後はなぜかさっぱり聞かなくなってしまった。
シングルを出していたということも知らなかった。
日本のロックはその後もちゃんと聞き続けていたのに。
たぶん飽きたんだろうな・・・

    • -

もらったのを昨日全部聞いてみた。
今夜はブギー・バック 」なんて超懐かしい。久々に聞いた。
2枚目のアルバム「LIFE」っていまだに僕の中で日本語ロックのNo.1なんだよなー。
これを話すとみんなから「えー?」って言われるけど。
学生時代、青春の音。
「LIFE」が BGM として似合うような
ポップではじける青春時代をすごしていたわけでは全然ないのに、
あの頃の時代の音として僕の中でいろんなものとリンクしている。
「ドアをノックするのは誰だ?」を聞いていや、ほんと胸がキュンとなった。
あの音のバブリーな輝き具合はハンパじゃない。


とはいえ、よかったのはやっぱりその頃までだと思う。
「さよならなんて云えないよ」以後の曲は今この時代に初めて聞くと、
今ひとつな感じは否めない。
バックのゴージャスな音は色あせて古びてるし、
オザケンの声・歌い方も(当時は頑として認めなかったが)軟弱だ。
いったい何が良かったのだろう?全体的に軽すぎ。
でも復活作「Eclectic」(2002)を聞いたときは「すげー」と思ったしなあ。
リアルタイムに聞いた方が断然いいってタイプなんだろうな。
どっぷりはまれる。


嫌いになったわけではないです。
犬キャラ」と「Life」がこの世に存在し続ける限り、
僕は小沢健二のことが好きなのだと思う。永遠に特別な存在。


「Star Fruits Surf Rider」を聞いて改めて思ったけど、
音楽的には小山田圭吾の方が断然いい。
リズムも音色も全然古びてない。
全アルバム今聞いても全然違和感がない。
それでも僕は小沢健二のことを選ぶのだろう。

    • -

CDシングルっていうフォーマットがどうにも聞きにくいため
PCに取り込んでCDに焼いてしまうことにした。
「刹那」に入ってない曲を集めて勝手に「刹那Ⅱ」を作る。


こんな曲順になった。


1. 「戦場のボーイズ・ライフ(ボーイズ・ライフpt.2:愛はメッセージ)」
2. 「Buddy」
3. 「恋しくて」
4. 「恋ってやっぱり」(一発録り)
5. 「それはちょっと」(一発録り)
6. 「back to back」
7. 「ダイスを転がせ」
8. 「指さえも」
9. 「流星ビバップ」(一発録り)
10.「ある光(JFK 8'16" Full Length) 」
11.「春にして君を想う」
12.「カローラⅡに乗って」
13.「ドアをノックするのは誰だ?」("THE LIFE IS SHOW"LIVE)
14.「ぼくらが旅に出る理由」("THE LIFE SHOW"LIVE)
15.「いちょう並木のセレナーデ」(LIVE AT BUDOKAN:1995.05.09)


11曲目までは「刹那」に意図的に収録されなかったシングルの全曲を時代順に。
12曲目からはボーナストラック的意味合い。
我ながらすっきりとした選曲になったと思う。


いやーそれにしてもこういうテープの編集っぽいことって中学・高校以来か。
(3年ぐらい前に1度MDの編集をしただけかな)
あの頃はひたすらテープのダビングばかりしてたなあ。死ぬほど楽しかった。
そしてそのうちの何本かは友達にあげたりして。
懐かしいことこの上ない。
いったん始めたらはまりそうだ。
なんかまたテーマを決めて作りたくなってきた。
大学に入ってからやらなくなったけど、
続けていたら今頃はDJっぽいことを趣味としてやっていたかもしれない。


あと、僕にとってCDは「買って聞くもの」なので
PCに取り込むってこと普段絶対しないんですよね。
さっき覗いてみたら、
映画の撮影や編集をしているときに作ってもらった曲以外で入ってたのは
サニーデイ・サービスの超入手困難な初期のCDだけ。
「Cosmic Hippie」と「SUPER DISCO」
妹が聞きたがっていたので焼いて渡した。
ちなみに2枚合わせて中古で1万もした。高かった・・・