オフィス移転に思う

今週末、オフィス引越し。
先月急に決まった。
竹芝からゆりかめもでさらに2つ行った「芝浦ふ頭」へ。まいったね。
JRだと最寄り駅は田町となるのか。
荻窪からだとさらに微妙に遠くなる。
しかも田町駅からは歩いて15分?
バスが出てるらしいけど。不便だよな・・・


そんで今日は机の荷物を片付けてダンボールに詰めるために竹芝に戻ってきた。
今日で見納めか。
といっても本社自体は竹芝なのでこれからもちょくちょく来ることになる。
健康診断とか研修とか。
社食が利用できなくなるのは痛いな。
毎日食べてたら飽きるってことに目をつぶれば、一番安上がりなんだよな。
芝浦ふ頭の周辺はこれと言って食べる店もなさそうだし。
あーあ。憂鬱だ。
弁当生活だろうか。やだなあ。
だったら次のPJも常駐がいいなあ。


荻窪ヒューレット・パッカードのビルに常駐とかそういう仕事ないかな。
終電過ぎても涼しい顔していられるし、
その周りで遅くまで飲んでても全然平気だし、
荻窪で仕事して「飲むぞ」ってんで新宿に出てまた荻窪に戻ってくるとしたら最悪)
それで遅くなっても朝は8時まで寝てられて、9時に間に合うからなー。
昼休みに家に帰ることも可能。
「あー今日は気分が乗らないなあ」と思ったら
こっそり抜け出して2時間ぐらい家で音楽聞きながらマンガ読んでればいい。
(↑普通こんなことしないか。でも僕ならどうどうとやりそうだ・・・)


常駐もとにかく場所ですよ。
お客さんの業界とか業種に興味があるかとか、自分のスキルとかそんなの二の次。
ものすごく面白いものを構築するPJで
お客さんもクリエイティブで話しててポジティブな刺激を受けるとしても、
千葉の幕張だったらさすがに断りたくなる。
荻窪から何時間かかるんだろう?
陸の孤島みたいなのも嫌だなあ。山奥の工場とか。何にもなくて。
それで合宿みたいに寝泊りできるなら
出稼ぎと割り切って実は楽しいのかもしれないけど、通うのなら嫌だな。
そもそもそんな仕事ないか。
大阪本社の仕事を3ヶ月だけやるとか、そんなPJあったらなあ。
今年1年は有楽町に常駐と神保町に常駐で(データセンター常駐もあったな・・・)
なかなかロケーションはよかった。
どっちも食い物(だけ)は充実してた。
データセンター常駐も今となってはなかなかいい思い出だ。
「×××麻婆豆腐店」(センター近くなので名前伏せます)でまた麻婆豆腐食いたいなあ。
あの頃は週に2回は食べてた。あれはうまい。必ずご飯お代わりしていた。
とりあえず都内であれ以上にうまい麻婆豆腐は食べたことない。


それにしても。
これで3回目の引越しか。
入社時が日本橋で、茅場町、竹芝、芝浦。
どんどん不便な場所に移っていってる。
食べ物的にもどんどんグレードが下がってる。
今思うと日本橋は最高だった。
たいめいけん」のカレーは日本一うまいし、
タンポポオムライスは給料日のごちそうとして絶品だったし。
高島屋の地下の惣菜売り場の弁当もなかなかよかった。
遅い時間に行くと割引になってて、それを狙っていくと売り切れてたり、
というせめぎ合いがスリリングだった。
屋上のベンチでうらぶれたサラリーマンと一緒に鳩を眺めたりもした。
もっと前向きな気分転換として丸善で本を立ち読みしたり。
茅場町は洋食屋「津々井」のハンバーグ丼。
いかにもな雰囲気の焼き鳥屋。
庶務のお姉さまたちと一緒に八丁堀の日本酒が揃ってる店にも何度か行ったなあ。
橋を渡ってテクテク門前仲町の方まで歩いて行って昼を食べることもあった。
そうだ、橋を渡ってすぐのところにある
「亜州食堂」の超激辛淡々麺「ナムギョウ」を額に汗しながら食べたい・・・
(普段汗をかかない僕ですら、噴出して止まらなくなる。あれはすごい)
人生で最も仕事に行き詰まっていたときは毎日のように勝手に散歩に出かけて
どんどんどんどん遠くへ行くようになり、
川沿いの遊歩道をひたすら歩いてるうちにある日月島まで着いてしまった。
全てが懐かしい思い出だ。
竹芝の日々もいつかこんなふうにいい思い出になるんだろう。


僕みたいに無駄に年食った社員なら引越しも「またか」ってとこだけど
若い人たちからすれば入社時からそこで過ごした竹芝から去ることになるので
何かと物悲しい気分になるのではないか。ほんのちょっとどことなく寂しい。
でも、何事もそういうものなんだよな。
3月から4月にかけて終わりと始まりの季節。
なんとなくセンチメンタル。