朝早い職業

超朝型。夜超弱い。
こういう人ってIT業界向いてないですよね。
だいたいみんな夜型だし。ペースが合わない。噛み合わない。
(仕事のできる人ほど、天才的な技術や発想力を持ってる人ほど
 夜型という神話がまだ根強く残っているように思う)


もーなんでこんな職業についてしまったのだろう?
就職活動時の会社概要のパンフレットであるとか業界研究本であるとか、
業態や初任給、福利厚生だけじゃなくこういうところも語ってほしかった。
でもまあ、就職活動中だったら
「夜型?でも、なんとかなるでしょう!」と思ったろうからあまり意味がない。


7時から15時までみたいな勤務ができたらいいのに。
そしたらその後は副業(僕の場合小説を書く。職業ではないですが)だったり
遊びだったり家でひらすらゴロゴロだったりに使えるのに。
1日の半分がまだ残ってるって感じで。
17時なり18時に終わるとなると
その後すぐ晩メシになるからどうしても1日の終わりって雰囲気になってしまう。
終わりではないにせよ、「残りの時間」というか
メインが仕事だったときのサブの時間となってしまう。
(夜型の人はまだまだこれからなんでしょうけど、
 朝型の僕からしたらまあ終わりなわけですよ。飲みに行かない限り)


フレックス制の会社なので7時から15時までって勤務も理論上可能なんだけど
普通みんなそういうことしませんよね。「常識」があるから。
(というか起きれないのか・・・)
仕事ってどこまでも後ろに伸びていくもんだし。
こういう観点では誰も前倒しはしない。


さすがの僕もこれはできない。
打ち合わせの時間が17時とか18時とかって普通のことだしね。
それを「フレックス」つって15時で帰ってたら
「こいつ使いにくいなあ」「変人だなあ」と思われるだけである。
僕も常日頃あれこれ変わり者扱いされているが、
そういう観点での変わり者とされるのは絶対いや。
せめてそういうところだけは常識的でありたい。


ってなわけで、IT業界じゃなくて他の業界はどうだろうと考える。
朝早い職業ってなんだろう?
・・・豆腐屋と新聞屋とパン屋ぐらいしか思いつかない。
もちろん、飲んでて終電逃して5時の始発で帰るとき、
働いている人たちは大勢見かける。
朝までやってる飲み屋の従業員、
Rや私鉄、地下鉄で働いている人たち、タクシーの運転手、清掃員など。
でもあれは夜の延長だよな。あるいは24時間営業か。


新聞の配達は無茶苦茶大変そうだ(というか新聞屋という職業が)。
「パン屋っていいなあ」と今思った。
あれはあれで大変そうだけど
おいしいものを作って、買った人がおいしいと思ってくれるとしら
なんてすばらしい職業なんだろう。
そんないいもんじゃないかもしれないですが。
荻窪甲州街道沿いの僕がよく通る道についこの間新しくパン屋ができて
 休みの日に通りがかると「これでもか!」とすごくいいにおいしてるんですね。
 ただそれだけで「いいなあ」と思っちゃうわけです)


他に朝早い職業ってないものか・・・?
朝が勝負の仕事。
今思い浮かんだのはえらく気合の入った部活動の顧問をしている学校の先生とか。
意外とないものなのか。
それとも人目につかないのか。
華やかな昼と夜の陰に隠れて、ひっそりとしているものなのか。
縁の下の力持ち的だな。
僕はそういう仕事の方がいい。


ああ、二交代制、三交代制が当たり前の世の中であってほしかった。
世の中の仕組みががらっと変わって。
工場じゃないけど。
「いや、うちの家系は代々、朝組で」なんて会話があちこちで。
妻:朝組、旦那:夜組で子育てとか。


つうかそれ以前に、
日が暮れたら仕事が終わり、日が昇ったら起きて一日を始めるっていう
当たり前(?)のことができるのが一番いい。