オハイオ隊、遠征(その25)5/7ゴリーズバーガー

okmrtyhk2006-05-26


一通り見たし食べ物系のお土産を買うかと、
Cincinnati Mills内のスーパーマーケット「bigg's」へ。
http://www.biggs.com/


とにかくなんでもあって、安いらしい。
2台のショッピングカートいっぱいにあれこれ日用品や食品を
全く同じだけ詰め込んだのが並んでいて、
1つが bigg's のでもう1つが他店のもの。
総額を計ってみた札がデカデカと貼り付けられていて
「bigg's の方が安い!」というアピール。


でも「Jungle Jim's」の方が大きかったかなあ。
あれは遊び心満載だったけど、こっちはただのスーパー。
牛乳だったら牛乳、どでかいボトルが棚いっぱいに並んでいる。
棚の配置も合理的に理路整然と。
僕が普段行く荻窪駅前の西友
縦にも横にも高さにも全て2倍のサイズにしたかのよう。通路も広い。


タクがバッファロー・ウイングのソースを買って帰りたいというので、つられて僕も買う。
他にお土産として買ったのは、ジャムを数種類と
なんとなく目に留まった DELMONTE の缶入りオレンジ。約12ドルだったか。
家のお土産用にコーヒーを買おうかどうか迷って、
インスタントじゃないとわかってやめておく。
チリソースも欲しかったんだけど、迷って結局やめる。
昨年メキシコ旅行で買ったときのチリソースが今でも残っている。
探せば日本でも手に入るし。


Jack Daniel のコーヒー豆ってのが
「dark」「darker」「darkest」の3種類売られていた。
「darkest」は凄そうだ・・・。飲めるだろうか?


瓶詰めのコーナーで「ガチャン!」と音がして、
振り返ってみるとおばちゃんが瓶を落として割ったところだった。
「どうしましょう・・・」と途方にくれている。
こういうときに役立つ英語を知ってるわけでもないので、見てみぬフリ・・・
しばらくしてから気になって見に行ったら
何事もなかったかのようにきれいになっていた。


食べ物を選び終えると、次は日用品へ。
タクはお土産に絆創膏を買うのだという。
なんでそんなのが??と最初思った。
アメリカのって「tatoo」って但し書きがなされてて
アニメのキャラクターがパッケージに描かれている。
なるほど。刺青チックに肌に張るのだろう。
Garfield に Curious George 、Chicken Little 、
プーさんにキティちゃんまである。


日焼けオイルまで、「SUPERSIZE」
重そうだ・・・


食器だのなんだのあれこれ見た後で、なぜかみんなの関心は便座へ。
「日本の便座ってすごいよなー。アメリカ来て初めて分かった」
「ウォシュレットって日本にしかないんだよな」
「便座が暖まるとかねー」
どうもそういうことらしい。


Cincinnati Mills を出て、家路に着く。
夕食は「食い損ねたファーストフードの数々をテイクアウト」「裏庭でバーベキュー」
この2つの案が出て、せっかくだからと両方を満たすことにする。


アメリカの家庭らしく、当然のようにバーベキューセットがあって、
ハンバーガー用のパティもパンもある。
ボブのもう1つの愛称が「ゴリ」
よって「ゴリーズバーガー」と呼ぶことになる。
「Wendy's」のように店を出してでかくなったらすごいよな、
と帰りの車内で盛り上がる。「今日の裏庭が1号店だ」と。


ファーストフードは「Taco Bell」と「Arby's」
両方とも朝晩よくテレビでコマーシャルを見た。
Taco Bell はタコス(つまり、メキシコ系)、
Arby's はローストビーフ・サンドイッチ(ギリシア系)となる。
Taco Bell は日本でも話題に上がることあるかな。
それぞれドライブスルーで1人分だけ買う。
「Grand Soft Taco」2.48ドル、「Roast Beef & Swiss」4.19ドル。
「Swiss」はスイスチーズのこと。Arby's の方が全般的に高かかった。
高級なファーストフード?ローストビーフが高いのか。
僕らが買いに行ってる間、コムギちゃんがスーパーに野菜を買いに行く。


帰ってきてさっそくバーベキュー開始。
ガレージからボブがいそいそとセットを運んできて、
コンロに炭を入れて火をつける。
炭は以前近くに住んでいた日本人夫婦が帰国する際に譲り受けたもの。
チップ入りってことで燻すような効果がある。
僕とタクは折り畳みの椅子やテーブルを組み立てて並べる。
コムギちゃんとジュンコが野菜を切って運んでくる。


履いてたカーゴパンツにバーベキューの匂いが付いたら
周りの人が嫌なんじゃないかとのタクの指摘により、ボブから短パンを借りる。


僕らが心置きなく飲めるようにとコムギちゃんがビールを買出し。
準備が終わって、コムギちゃんが帰ってきて、肉を焼き始める。
全員揃って、ビールで乾杯。
裏庭でバーベキューができるなんて。すごいよなー、アメリカ。
日本じゃなかなか難しい・・・


肉も野菜も焼きあがって、パンに挟んでゴリーズバーガー。
ハンバーグ、玉ねぎ、ピーマン、ピクルス、トマト、ケチャップ、マヨネーズ。
かぶりつく。


うまーい!!


みんなでかぶりついたところを記念写真。
ビール飲んで。笑いあって。
こういう楽しい瞬間って人生に何度あるだろう?


トウモロコシにフランクフルトに。
あれこれ焼いて食べる。もう食えないってぐらいに。
「スタミナ源タレ」欲しいよねーって声がどこからかあがって、「欲しいよねー」と。
これ、青森出身の人ならばみんな思うこと。


パーティーの主人として堂々とバーベキューを仕切って慣れた手つきで肉を焼く、
そんなボブの姿がかっこよかった。しっかりとアメリカの夫婦の旦那役をつとめている。
僕にはできないよな・・・


バーベキューを終えて、後片付け。
そして荷造り。
古新聞と Zip Lock をもらってジャムや割れ物を包んで、
さらにネルシャツで覆って、スーツケースに。


シャワーを浴びて、髭を剃る。
それまでずっと伸ばしっぱなしだった。


青森の母のために絵葉書を書く。
メキシコ行ったときもモロッコ行ったときも書いた。
「今度海外行ってくるよ」と電話したとき、母からのリクエストはいつもそれだけ。
シンシナティの絵葉書が買えてればよかったんだけど、
機会がなかったのでシカゴのシアーズタワーで買ったものを。
コムギちゃんに切手と、「United States Postal Service」のシールをもらう。


翌朝は4時起き。早めに寝るはずが
寝る前もひたすらバドライト、ミラーライト。寝たのは午前0時か。
名残惜しくもこの日の夜が最後。
「この時期、晴れが3日続いたのってすごいことなんだよ」と言われる。