ポルトガル−イングランド戦

昨日に引き続き、準々決勝のポルトガルイングランド戦を見る。
今回僕が気になるというか、贔屓にしていた国は
アルゼンチン、ウクライナポルトガルイングランドこの4カ国。
どれも優勝を狙える強い国で(ウクライナは今一歩格下か)
どれもベスト8には残ったが、
このうちアルゼンチンとウクライナは先日敗退してしまった。
残るポルトガルイングランドが対戦。
どっちにも勝ってほしいし、どっちにも負けてほしくない。
どちらかと言われたら51:49でポルトガルかな。
ポルトガルの南米系な
ドリブルで前に進むサッカーはやっぱいいね。
フィーゴロナウドにボールが渡ると胸が熱くなる。
「いけ!!」と思う。


前半戦終わって実力伯仲。
ベッカムフィーゴルーニーロナウドってことで図式もわかりやすく。
攻めてるのはポルトガルなんだけど、イングランドの守りも固い。
後半戦を迎えるに当たって、
ランパード、ジェラルドを要するイングランドの方が
「なんか」ありそうな気がした。


負傷によりベッカムが戦列を離れ、替わりにレノンがピッチに。
左足をどでかい氷袋で冷やしているベッカムが悔し涙に暮れているシーンが映る。
ルーニーが相手選手を小突いてレッドカード。退場。イングランド10人となる。
そんでクラウチが登場。
走ってたりボール持ってたりするのを見るとなんかマンガみたいだ。ほんと面白い。
10人になったイングランドが不利かというと
ポルトガルの方が疲れが見えてたりして。
どちらも執念と気迫、闘志丸出しでプレーしてるんだけど、
イングランドの方が若干まとまっていたか。
その後フィーゴが交代してポスティーガ。
0−0のまま延長戦に突入。
そして両者一歩も譲らないまま、PKへ。
ランパード、ジェラードが外す。
その一方でポスティーガ、ロナウドが決める。
ポルトガル、40年ぶりの準決勝進出。


いやーとにかくすごい試合だった。
僕が見た中ではダントツでいい。緊迫感があって。
(例えば、イングランド予選リーグ初戦のパラグアイ戦と比較)


ポルトガルスコラーリ監督は前回大会のブラジルに引き続き、12連勝となった。驚異的。
イングランドの代表監督就任を要請されたが、断ったという)
これでポルトガル優勝したら、2大会連続無敗で優勝となる。
ここまで来たらポルトガルには是非とも優勝してほしい。


あと、今ヤフーのニュースを見たら、ポルトガルのGKリカルドは
PK戦で3本のシュートを止めたことになるんだけど
これってW杯史上初めての快挙であるようだ。

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ブラジル−フランス戦はまあブラジルが勝つでしょう、見るまでもないと寝る。
朝起きてフランスが勝ったと知り、「え!まさか!?」と驚く。
徹夜してでも見ておけばよかった。
ブラジルが負けるのか・・・
それともジダンが神がかっていたのか。
結果は1−0で、ブラジルは無得点に終わる。
こんなこともあるのか・・・
相変わらずフランスはブラジルに対しては不思議な力を発揮する。


こうなったらここから先の予想としては、
・ドイツ−イタリアはドイツ
ポルトガル−フランスはポルトガル


ってことで優勝はドイツと思われる。
個人的にはポルトガル初優勝に期待なんだけど。

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最後に、大学の先輩がこの日の2試合を以下のように評していた。
なるほどと思ったので引用します。


「英国期待の若手が一発レッド。10人で必死の守り、PK戦、そして敗退。
 世界最強ブラジルを翻弄するアルチザン、ジダン
 8年前、1998年に観た二つの光景が再現されたそんな日でした。」