R25cafe

R25」を熱心に読んでるわけではないが、街で見かけると1部もらうようにしている。
ちゃんと読むことはあんまりないんだけど。
先日配布されたのをめくってみたら、2周年なんだそうな。
「もう2年になるのか」とも思うし、「え、まだたった2年?」とも思う。


今のお客さんは銀座・新橋界隈にオフィスを構える。
なので最近よくこの辺りを歩いている。
この界隈ってリクルートのビルがいくつもあるんですよね。
よく歩く人ならばどれか1つは目にしてるんじゃないかな。
その1つで、先週の木曜だったか金曜だったか、「R25cafe」ってのがオープンしてた。
ビルの1階。銀座で他に比較するならば Apple Store か。
それぐらいおしゃれな場所で、
僕みたいな「いけてない」サラリーマンは間違っても足を踏み入れてはいけない場所に思える。
いけてる人のいけてる人によるいけてる人のためのカフェ。
仕事ができる人以外、入ってはならない。
ヨレヨレのスーツを着て新橋でウダウダしてるような安サラリーマンが見たら、目が潰れる。


いや、ほんと、あれ落ち着いてコーヒー飲めないよ。僕みたいな小心者には。
白の内装でガラス張り。ピカピカに輝いている。
あの窓際に座って手帳にメモを記しつつ、
ゆったりとコーヒーを飲んで午後の優雅なひと時を過ごしている
パリッとしたキャリアウーマンを見かけると、
「ああ、そもそも人種が違う」と思ってしまう。
あるいはクリエイターっぽい人とたちがにこやかに談笑しながら打ち合わせしてるとか。

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話は変わり。社会人となって10年近く。
リクルートという会社は「すげえなー」と常日頃思っている。まじで。
ああいう会社そうそうないのでは。
「38歳までに社員は会社立ち上げて独立しなきゃいけない」といった企業文化だとか。
R25」だとか「Hot Pepper」のコンセプトだとか。
東京に住んでいると、日本という国の首根っこを掴んでいる会社のうちの1つに思えてくる。


就職活動だとか、結婚だとか、家を買うだとか。
日本人にとっての人生の節目、あれこれ不安に思うことをカラフルな雑誌にして
情報を発信し、人と人を結び付けていく。
なんらかの分野で世話になってる人ばかりなんじゃないかな?
しかも知らず知らずのうちに。リクルートという名前に気付くことなく。


今この瞬間にも若い社員たちを中心とした新規の企画が立ち上がり、
審査され、ゴーサインが出ているはずだ。
そしてまた新たなメディアが生まれる。
活字なのか WEB なのかもっと別な形態なのかわからないけど。
なんかそういうイメージ。
会社の先輩は「あれはもう、出版社じゃないよね。商社だよね」と言ってた。
僕もそう思う。全くその通り。
人という商品に特化した総合商社。人材、ライフデザイン、コミュニケーション。
そういうもの、全般。


僕についていけるかどうかは別として、ああいう会社で働きたかった。
イデアとか発想が重要視されて、面白いと思われたらすぐ行動に移れる会社。


世の中を「変えていく」ことを目的とする会社ってほんとうらやましい。
(僕自身が変えたいわけじゃなくて、そういう雰囲気や勢いがうらやましいってことだけど)