新宿のロックバーで飲む

昨日の夜は最近知り合ったロックに詳しい方と
ロックバー行きましょうってことで新宿歌舞伎町の「Crawdaddy Club」に入った。
http://sound.jp/crawdaddy/


最初は新宿3丁目の「Marriott」に行くつもりだったのが、
カウンターだけの小さな店で、既に満席で断念。
だけどロック「バー」としての雰囲気はこちらの方があったな。
そのうち機会があったら行きたいですね。
「Marriott」はもちろん、
Small Faces や Humble Pie のスティーブ・マリオットから来ているのだろう。
いい名前だなあ。


以前何回か行ったことのある「Shuffle Beat」であるとか、
新宿はロックバーが多い。
他にも何軒かある。有名な「ローリングストーン」や
これまた一度入ったことのある「Black & Blue」とか。
(「Black&Blue」は閉店したようだ)


なお、都内あちこちを探していたら便利なサイトが見つかった。
http://www.tv-tokyo.co.jp/otona/sakaba/index.html
こういうの見ると、あれこれ行ってみたくなる。

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「Crawdaddy Club」は割と大きめで、カウンターだけじゃなくてテーブル席あり。
僕らが座った席の後ろには Led Zeppelin の公演チケットともに
ダブルネックのギターが。12弦と6弦の。
まさかジミー・ペイジが使ったやつ?
いくらなんでもそんなわけないか。同じ型かレプリカか。本物だったらすごいなあ。
壁には King CrimsonThe Doors のポスターが貼られている。
店の奥にはステージ。ライブやセッションが夜な夜な行われるんだろうな。
世もふけてからかなりの年になったおっさんがベースを弾き出そうとし、
常連客と思われるサラリーマンたちが店員に「たまにはやりましょうよ」と誘われていた。
カウンターは常連客ばかり。その向こうにはぎっしりとボトルが並んだ棚。
僕らはスクリーンの見れるテーブル席に座った。


Fleetwood Mac に続いて Van Halen の80年代前半か、
画質の落ちたスタジアムライブの映像がちょっとずつ流れた後で
なぜか Scorpions のスタジオライブが延々と。
Eric ClaptonJeff Beck の割と最近の共演という
「へー!そんなのあるんだ!?」的なのも流れた。


あれこれロックについて話す。
僕が「何で聞いてるの?」と聞かれて「小さなミニコンポで」と答えると、
「それはいかんよ!!」って諭される。
いいアンプ、いいスピーカー、いいプレイヤー(SACDなど)で聞くと
もう全然違って聞こえる。
僕の今聞いている音は本来の音からするとたった「20%」しか聞いてない!
ということになるのだそうだ。
うーん。でも環境にこだわりだすといくらお金があっても足りないしなあ。


でも、そうなんだよ。
今の僕は「音を楽しむ」ってことができていない。
どっちかというと「学習」なんだよな。
ロックの歴史をコンプリートするための。


家帰ってきてリビングにはソファーがあって、
ウイスキーのグラスを傾けながら
アナログのぶっとい音を聞く生活。いいねえ。
40ぐらいになってからかな・・・


アナログで言うと、ビートルズのオリジナルのモノラル盤は、
音の鳴りというか輝きというかとにかく存在感が
CD とは全然比べ物にならないのだそうだ。
そう言われると聞いてみたくなる。


あと、教えてもらった「Classic Records」というアメリカの業者。
200g のずっしりと重くて太いアナログ盤に、
ロックの名盤をカッティングして販売しているのだという。
http://www.classicrecs.com/
こういう聞いたら全然違うんだろうなー。
同じ The Who「My Generation」でも
150g だと 20ドルで、200g だと33ドルになる。
なんだかステーキハウスみたいだ。


僕にとって、ロックの世界はまだまだいろいろな楽しみ方が残されている。
僕なんて全然お子様だなー。
早く大人にならないと。