Switch カサヴェテス特集をようやく入手

Switch の Special Issue の1つ
「映画監督ジョン・カサヴェテス特集」が日曜に、届いた。
発行は1990年。もちろん絶版で、通常の書店では入手不可。


学生時代から探していた。
持っていた先輩がうらやましかった。
これまであちこちの古本屋で探したもんだった。
神保町に行くたびに必ず探した。
それが先日、amazon に中古で出ていることを知って即オーダー。
\5,000という値段がついていた。
amazon も時々覗いてたんだけど、出品されたのを見たのこれが初めて。


包みを破って、手に取って、この幸福感というか、満足感というか・・・
長年探していたものがみつかったのだからこんな嬉しいことはない。
内容は200ページびっしりジョン・カサヴェテスのみ。


本人へのインタビューや評伝、
出演作品や監督作品リストと言ったデータの他に
ゆかりの人のインタビューや文章がたくさん載っている。
ジーナ・ローランズ
監督作品の常連だったピーター・フォーク、ベン・ギャザラ、シーモア・カッセル
なんと音楽担当のボー・ハーウッド。
慕い続ける映画人として、ヴィム・ヴェンダースロバート・アルトマン
ジョン・ルーリー(出演が叶わなかったと言う!)、リチャード・ドレイファス
ドン・シーゲルジム・ジャームッシュ黒澤清
ジョン・セイルズピーター・ボグダノヴィッチ・・・


まだまだ全然読んでないんだけど、
手に取ったときの重みから全てが伝わってくる。
愛に満ち溢れている。
編集に関わった人たちの思い。
インタビューに応じた、原稿を書いた、多くの人々のカサヴェテスに対する思い。
そして何よりもカサヴェテスが映画に対して抱いていた思い。


ようやく手に入れた。これは一生の宝物だ。


DVD もほとんどそろえたし、
「Love Streams」さえ DVD になってくれたら後は言うことがない。
僕の晩年はカサヴェテスの作品を繰り返し鑑賞して、
その都度新しい発見をしていくことに費やしていくのだと思う。