卒業写真

卒業式、送迎会シーズン。
帰りに地下鉄乗ってると、そういう感じのほろ酔いの人たちが
ヤイノヤイノ騒いでいるところに出くわすことが多くなった。
花束を抱えていたり、女の子は振袖着ていたり。


「そーいえば、そーいうの縁遠くなったもんだなあ」なんて思った。
学生時代までは毎年毎年、自分が該当しなくても
入学式や卒業式は必ず儀式として行なわれて身近な儀式だったけど、
会社に入ってしまえば入社式なんて役員とか人事でもない限り
出席するのは一回限りだし、退職式なんてセレモニーも普通存在しない。
(定年退職ならば会社によってはあるかもしれないが、少なくともうちの会社にはない)
身の回りの雰囲気で「ああ、そういうシーズンなのか」と感じるだけ。

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卒業式の定番ソングを街でよく耳にする。
今年、誰かがカバーしている荒井由実の「卒業写真」を聞いて
「あーいいなー」と思っていたら、
また別な場所で本人のが有線で流れてるのに出くわした。
いい曲だよなあ。歌詞もいい。
「そういえば僕も持ってたはず」と部屋の中を探してみたら
荒井由実の2枚組ベストが出て来た。
ユーミンは全く興味ないんだけど、
特に80年代後半からのバブル時代のBGMであるかのようなユーミンには
正直いいイメージ抱いてないんだけど、
荒井由実時代の素朴な名曲の数々は素晴らしいと思う。
「卒業写真」なんて自分に重ね合わせようないんのに、
聞いてるとココロのどこかでふんわりと切なくなってくる。


「あの日にかえりたい」もいいよねえ。
日本を代表する名曲の1つだと僕はもう。
ルージュの伝言」「やさしさに包まれたなら
知ってるのこれぐらいで、荒井由実ユーミンについては何も知らないに近くて
これ以上のことは何も語れない。
でもこの4曲さえあれば・・・


高校にユーミンが大好きな女の子がいたもんだけど、
今どこでどうしてんだろうなーなんて思う。
アルバムを毎年買い続けて、コンサートにも通って、
今でも聞いてるんだろうな。