エイプリルフール

このことこれまで書くわけにいかなかったので書かなかったんだけど、
実はこの3月末で退職しました。というかしてました。
で、今日が無職1日目。
まあ実際は昨日の土曜からなわけですが。
とりあえずこの土日はなにもしねえ。
してやんねえぞと心に決めて、ひたすらウダウダしてる。
明日月曜になったら就職活動を始める。
でも、明日は明日で
「まあ今日一日焦んなくても、明日でいいんじゃん?」と思ってしまいそうだ・・・
辞めた次の日が土日ってのは魔物だね。
まじでこのままダラダラ行きそうだ。やばい。
あーそれ以前に役所行ってあれこれ手続きしないと。
保険証とかさ、どうしたもんだろう。
無職の間普通、人は国保に入るのだろうか?例えそれが1ヶ月や2ヶ月だとしても。


せめてリクルートエイブリックやインテリジェンスに登録しようかな。
エイブリックだとこっちがお金払う必要はなくて
インテリジェンスだと確か決まったら年収の1割を払うのだったか。
なんとなくインテリジェンスの方がいい企業紹介してくれそうな気がする。
でも年収600万で転職してそのうち60万を支払うのか。それって痛いよな。
それでその企業に合わなくてまたすぐ辞めるとしても戻ってくるわけではない。
悩ましい。エイブリックだと結局派遣社員登録で妥協してしまうんじゃないか・・・
あー家が畳屋だったら。継ぐのになあ。


辞めた理由はこれまで何度となく書いてきたけど
SEという業界になんの興味もない割りに忙しいばかりで小説が書けないから。
これで僕も32歳、そろそろ断ち切らないとってことで
9月末ぐらいから上司と相談を始めてPJが落ち着く3月末で一区切りにしましょうと。
3月に入ってから部長と面談をして、最終確定となって判子押してもらった。
そこから先は竹芝本社の人事部の人に会いに行って
年金だの退職金だの書類もらって提出して、
最後の日、金曜は入館証を受付に置いてって。
警備の人が「ご苦労様です」なんて言ってくれてちょっと恥ずかしい。
それ以上に一番恥ずかしかったのは部門の一人一人を回ってクッキーを配ったとき。
別にこれまで話したこともなかったのに「お世話になりました」とか言ってみたり。


こういったゴタゴタを忙しいPJで障害対応しながらこなすわけだから大変だった。
落ち着いてる時期でもなんでもなく猫の手だろうと孫の手だろうと借りたい状態。
残る人のことを考えると申し訳なくて休みを取ることもできず、
結局この前の木曜の1日しか有給消化できなかった。
送別会すらなし。先週・先週なんて徹夜してたって状態でどこにそんな暇が。
あー辞めた会社のことをグチってもしょうがない。


それにしても今日から正式にフリー。
身分を保証するもの、何もない。
これまではどこそこの会社の社員ですってんで守られていたものが、これからはなし。
それって何がどうなるのだろう?ってのが実はまだイメージできてない。
以外とどうでもいいものなのか、思いがけないところで不自由にぶち当たってしまうのか。
怖いんだよな・・・
ほんと。怖くて、心細くて、どうしようもないよ。
今ここに一人きりでいることが寂しくてしょうがないよ。たまらないよ。


世の中の人はどんな気分で会社を辞めているのだろう。
辞めたあと、どんな気分でいるのだろう。


なんでもいいから会社見つけて入んないと。
働いてないと、給料もらってないと不安で不安で仕方がない。
8年間の会社員生活の間に僕は牙を抜かれて飼いならされて
すっかり会社人間になってしまっていた。
そのこともまた、寂しい。
自分という存在がものすごくものすごくものすごくちっぽけなものに感じられて、
そんで今負け犬というか負け組。
世の中の人たちから否定されているような気分。
それが思い込みに過ぎなくて、
誰よりもまず自分自身が自分を否定しているのだということはわかってはいても。


何をしたらいいのか分からない。
何ができるのかも分からない。
何をしたいのかも分からない。
何を考えても堂々巡り、落ちていくだけ。


せっかく小説を書くために辞めたのに、今、全然そんな気分じゃない。