ツアーでペルー その1(4月21日)

10時に部屋を出る。
13時半にツアーのカウンターで集合だから、だいぶ余裕があるんじゃないかと思う。
前日が給料日で、ブックオフで見かけてだいぶ前から買おうと思っていた
Fountains of Waine の1枚目と2枚目の国内盤、
これを買いに行って戻ってきてからでも遅くないかなー、と一瞬考える。
間に合うだろうかと考えた末、やめておく。
(残念なことに、帰国してから探しに行ったら無くなっていた・・・)


下はカーゴパンツ。これはもう、一昨年のメキシコ旅行以来定番。
左股のポケットにデジカメ。
右股ポケットには無印良品の小型ノートとボールペン。
空港近辺では航空券や搭乗券にパスポート。
すぐ取り出したいものを入れておくのに便利なことこのうえない。


履いてったのはオニツカタイガーの赤。
カーゴパンツが緑で、組み合わせとしてどうかと最後まで悩んだ。
でもこれって持ってる中で履き心地が一番よくてお気に入りなんだよなあと。
歩いてて鏡があると、気になって見てしまう。
目立つよなあ、これ。でも出てきてしまったものはもう仕方ない。
ツアーの間、派手好きな人と思われてたろうな。


スーツケースを引きずって荻窪の駅へ、丸の内線に乗って有楽町へ。
昨年のオハイオ旅行の教訓により、JRで東京駅からってのはリスクが高すぎるので
(空港までの本数が少なかったり、
 じゃあってんで成田行きに乗ったら空港まで行かないものだったり・・・)
今年は上野から京成線に乗っていくことにする。
これなら分かりやすくて間違いが無い。
しかもJRに比べて安い。
70分ほどで到着する。


京成線の中ではずっと、ロアルド・ダールの「あなたに似た人」を読んでいた。
その週、会社の行き返りに読んでたから、21日の時点で既に半分読み終わっていた。
ロアルド・ダールの代表作とされてるのかな。面白いねえ。
最近では「チャーリーとチョコレート工場」の原作者として知られる方が多いのかな。
非常に、英国的。どこをどう切り取っても。文体が、内容が。
徹底して底意地の悪いブラックユーモア。
だけどそれは読む人を人を楽しませたいがゆえのものであって、
怖いことばかり書かれているのに妙に人懐っこい。
有名な「南から来た男」を読んだときはゾクゾクした。
ハヤカワのミステリの文庫から出ているけど、これ推理小説じゃないよね。

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出発前日20日に会社の人たちと唐辛子料理の店に行って
「これで腹こわしたらアホだよね」って話をしていた。
起きてみてなんともなかったものの、部屋を出る直前に冷蔵庫の中で
この1週間で賞味期限の切れそうなものを探していたら牛乳のパックが出てきた。
もったいないと思って飲み干す。
これがよくなかったみたいで電車乗ってたら腹が痛くなる。
山手線にて途中、降りようかどうか迷う。
東京駅。一瞬、大丈夫かなと思ったが、
通過した途端グルグルグル〜といっきにつらくなった。
神田駅で下りてトイレを探す。
その後成田空港の売店正露丸糖衣Aを買って飲んだら、腹の調子はよくなった。
ツアーの間も問題なし。気力の問題なのだろうか。
帰ってきた途端、空港にて腹が下ってトイレに駆け込んで、
以来29日からずっと不調なまま。

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成田空港の駅に着いて、すぐ見つけた店で両替。
10万円を米ドルにして、825ドルとなる。
ペルーの通貨に替えるのではなく、あくまでドル。
観光地で買い物をする分においてはどこでもドルが使えるようだ。
リマの空港に到着してから現地通貨(ソル)にも両替したが、
ほとんど使うことはなかった。トイレチップぐらい。


2週間以内に帰国するならば、
円をドルに替えたときのレートそのままでドルを円に買い戻すサービスを
500円で提供しますがいかがいたしますか?とブースの中の係りの女性に聞かれる。
円が暴落したときの保険のようなものか。
まさかレートがこの一週間で大きく変わることはないだろうと断る。