ツアーでペルー その25(4月24日)

アグアス・カリエンテスの屋台で


一通り都市を一周して、出口へ。
マチュピチュ世界遺産の「新世界の七不思議」に選ばれるよう投票しよう
というキャンペーンが行われ、投票箱が設置されていた。


行きの電車で一緒だったF君は体調を崩して、
途中でマチュピチュの遺跡から出て、救急施設で応急処置を受けていた。
ここまで来てもったいない・・・
とは思うものの手を引かれて出てきた顔を見ると全然それどころじゃなさそうだった。


バスに乗ってふもとの町アグアス・カリエンテスへ。
隣に現地人ガイドの方が座る。
せっかくの機会だし、と話をするべきかどうか迷う。
山を下りるだけだからな、と話さずじまい。
山道を歩いて下りていく白人の若い男女を見かける。
山を下りきったところの川のほとりに
トレッキングをしている人たちがテントを張っているスペースがあった。
彼ら/彼女たちが町に向かって歩いていくところをバスで追い越した。


アグアス・カリエンテスのレストランで昼食。またしてもビュッフェ。
でもここは珍しくピザを焼く窯があった。
ビールは普通サイズが4ドルといつもの倍の値段。
高地まで運ぶのだから仕方ないか。
大瓶が5ドルだというので、だったらそっちが得だと大瓶に。
日本の大瓶よりも大きくてまるで醤油のボトルのよう。
とはいえ、よく晴れて日差しの強い日に歩き回ったので、こんなときのビールは最高です!
しかもマチュピチュを見てきた後!!
何の苦もなく1人でグイグイ飲み干してしまった。
(もう1人、熟年夫婦の旦那の方がかなりの酒好きでこの人も同じく飲み干していた)


ビュッフェのスープを飲もうとして、手頃なサイズのスープ皿が無くて探す。
コーヒーカップで飲むかとウロウロしていたら店のきれいな女の人が
「コーヒー?」と聞いてくるので断る気になれず、入れてもらう。
この時初めて知ったのだが、
ペルーのレストランでポットに入っているコーヒーは濃縮されていて、お湯で割る。
道理でリマのシェラトンで飲んだコーヒーが異様に苦かったわけだ。
コーヒーのポットの脇にはお湯のポットとミルクのポットとが置かれていて、3つでセット。
濃縮したものをまたお湯で薄めて飲むわけだから
コーヒーとしてはそんなおいしいものではない。
ツアーの間何人かで話して、みな一様にコーヒーはだめだねと言う。
中南米のコーヒーと言えばブラジル、コロンビア、ベネズエラコスタリカと有名な国が多いが
ペルーのコーヒーって聞いた覚えがない。


列車の出発は17時。
集合まで1時間ほどあってアグアス・カリエンテスの町で自由散策となる。
土産物屋を覗いて回る。
ここは日本で言ったら田舎の温泉街のようで雰囲気がいい。
坂道と川ってのがポイントだと思う。
ここに泊まって、たくさんあるレストランかバーで
夜飲んで過ごしたら気持ちいいだろうな、と思う。
お土産は特に買わず。
道端で串に刺した肉を売っていて、うまそうだったので買う。2ソル。
何の肉か分からなかったけど、その後当たることはなし。
ゆでたじゃがいもを串の先っぽにサービス。


ペルーで燃えるゴミは「Organico」
燃えないゴミは「Inorganico」
なるほどな。燃えるゴミはオーガニックなわけだ。
食べ終えた串をそちらに捨てる。


昼を食べた店にて集合。
店の前は線路が通っていて、町の奥まった部分に停車していた
クスコ−マチュピチュ間を結ぶ列車の青い車両がゆっくりと通り過ぎる。
発車の時間が近づいて駅へと向かう。