竹芝ラブストーリー(仮)

来月9月2日の日曜日に会社の映画部で
初心者向けのレクチャーとして短い作品を撮ることになった。


ほんとは台本を書くところから始めたかったんだけど
初回なのでとりあえず僕が簡単なのを書くことにした。
(次回以後は僕は一歩引いた立場にいてアドバイザーとして参加したいものだ)


題して、「竹芝ラブストーリー」


たわいのないのがいいなあと思ってて悩んでいるうちにこうなった。


出来上がったら YouTube なり Google Video なりニコニコ動画なり
どっかしらでこっそり公開します。

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1. 会議室


会議が終わって社員たちが会議室から出て行く。ノートやペットボトル片手に。
AとBの2人が部屋に残る。
A(男)はホワイトボードを消して、B(女)は机を元の位置に戻そうとする。
1人で机を引っ張るAに気付いて、ホワイトボードをそのままにしてBが手伝う。
机が片付くと、今度は2人でホワイトボードを消す。


終わって一段落。Aが窓際の椅子に座る。ペットボトルを手に取って飲む。
Bは離れたところに座って、同じようにペットボトルを手に取る。
これと言って会話はない。


Aはブラインドの向こうを覗く。
A「外、暑そう」


Bが椅子を窓際まで引きずっていって同じようにブラインドを開ける。
B「もう秋なのに」


A「や、夏はまだ終わってないよ」
 (Bを見ることなく、ブラインドの向こうを見つめながら)


2人並んで、ブラインドの外を見つめる。


Bかすかに笑いながら「こういうの、なんか変。開けたらいいのに」
Bがブラインドを開ける。


窓の外に東京湾の風景が広がる。遠くに、お台場。

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2. 竹芝桟橋


ベンチの2人。昼休み。サンドイッチを食べている。


遠くにお台場の観覧車。


Aが音に気付いて、振り向くとゆりかもめが通り過ぎる。
Bも同じように振り向く。


A「ねえ?あれ」
B「ん?・・・行こっか」


AとBは顔を見合わせて笑いあう。


2人立ち上がる。

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3. ゆりかもめの中


窓の側に立つ2人。


A「今年の夏、どっか行った?」
B「友だちと、1回だけ花火大会行った」
A「俺、海に行った」
B「焼けてないね?」
A「曇ってたから」

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4. お台場


駅を出て、お台場のDECKSの辺りを歩く2人。
(2人の距離は前の場面よりも縮まっている)

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5. お台場海浜公園


2人、砂浜へと下りていく。
浜辺を並んで歩く。
(そこには大勢の人たちがいる)


2人、浜辺に並んで立つ。
B、川の向こうの何かを指さして笑う。
Aも一緒になって笑う。


ズームアウト。2人の姿が小さくなっていく。周囲の風景の中へ。
浜辺の喧騒に掻き消されて、
楽しそうな2人の会話が聞こえることはない。


(おしまい)

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たぶん、セリフは同録で拾うけど字幕にしてしまうのではないか。
で、全編状況音に音楽をかぶせる。


ポイントは2.竹芝桟橋のところをどううまく撮るか?だな。

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以下、おまけ。映画部関係ってことで
この前の月曜13日に mixi に書いた日記。


去年と違って今年は割りと活動しています。
相変わらず僕ばっかり動いてますが・・・

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先月、「昔撮った作品をDVDに焼きます」と宣言したものの
青森戻ったり韓国行ったりボーナスを使いに走ったりで
忙しくてほったらかし。
そろそろやらなきゃやばいなあと
休みの今日、朝起きてからずっとその作業をしていた。


映像作品の電子データを DVD に焼くんだからすぐできるでしょ?


と普通の人は思うかもしれない。
でも、これかなり大変なんですよ。


編集ソフトで作成したファイルをそのままDVDに焼いても
見れないんですね。その編集ソフトがないと。
(ある程度コンピューターに詳しい人ならば、当たり前の話)


素の映像作品のファイルを DVD で再生するための動画のファイルに変換し直して
それをさらに「オーサリング」という1つの DVD 作品に纏め上げる作業をしなくてはならない。
(DVD をプレーヤーに挿入したときに出てくる映像だとか、ボタンの配置だとか)


前からちょこちょこ準備段階的作業をやっといて、
今日になってがしっと会社入ってからデジタルで撮った3作品全てについて
DVDで焼ける状態まで持っていった。


ついでにジャケットも作った。
映画の画像をフォトショップに取り込んだり、「誰が出てたっけ?」とクレジットを調べたり。
JPEGにして明日会社でカラーコピーして、それを鋏で切って・・・
完全に屋内手工業。
自主制作の CD を売ってるバンドのような気分。


なんだかものすごく手間暇掛かった。結局1日がかり。


しかも空いてる待ちの時間にもう1台ノートPCを立ち上げて
来月頭の会社映画部での新人向け撮影会用に
短い、たわいのない作品のシノプシスを書いた。
働きすぎ。
普段会社にいるよりも仕事した。
疲れた・・・


ようやく一段落ついて、今、一息ついている。
あー明日から普通に仕事だ。
何やってんだか、オレ。


もし見たいという人がいたら、焼きます。