工場萌え

中吊り広告、Yahoo ! News 以外で僕にとっての数少ない情報源の1つである
NHK 朝のニュースの「まちかど情報室」の今日のテーマは
「今“工場”がおもしろい」 ってものだった。いわく、
「工場や鉄塔などを鑑賞する事が、若者を中心にブームを呼んでいる。
 工場を新たな観光資源にしようという動きをリポート」
http://www.nhk.or.jp/machikado/info/details071019.html


工場の写真集が異例の3万部のヒット。
名前は出されてなかったけど、多分これだと思う。
「工場萌え」http://www.amazon.co.jp/dp/448780163X
あ、これ欲しいかも。というかものすごく欲しい。
薄々気付いていたけど、僕も工場萌えな人々に入るな・・・


錆付いた、黒ずんだ鉄の質感・・・
それが複雑に絡み合って・・・
暴力的なようでもあり、繊細で寡黙でもあり・・・
そもそも僕は巨大建造物好き、かつ、(隠れ)廃屋好きなので
年季の入った工場はかなりなところストライクゾーン。
同じように石油系のコンビナートなんかも・・・
ちなみに塚本晋也監督のカルト映画「鉄男」はコンセプトだけで最高。


「まちかど情報室」では確か
千葉かどこかの港の周辺を船に乗って工場見物するというツアーがあって、
という紹介がなされていた。これも、見たいなあ。
あった↓
http://www.chiba-port.co.jp/chiba_port1.html


青森に住んでいた10代まで、工場らしき工場は見たことがなかった。
町工場クラスのものはたくさんあったが工業地帯と言えるほどのものはなく。
あったとしても缶詰工場とかパン工場とか穏やかなもので、「鉄」系ではなく。
東京のイメージとして僕の中には
高層ビル群や渋谷・原宿の喧騒と同じぐらいの位置づけのものとして
工業地帯のコンビナートってのがあった。
東京というよりも、「日本」か。
社会科の時間にカラー写真で見る、
僕らの住んでいるところからはるか遠くのどこかにある、この国の風景。
灰色のコンクリートで覆われた建物たち。
鈍い輝きを放つ鉄パイプ。
赤と白、交互に塗られた煙突からたなびく白い煙。
日本の原風景と言っても過言ではない。


・・・ああ、オレほんと工場フェチだな。
明日にでもどっか見に行きたくなって、いてもたってもいられなくなってきた。
google で「工場萌え」って画像検索するとたくさん出て来て、
もううっとりですよ。
さっきからずっと眺めてる。


僕はこれまでアニメだのなんだの
「萌え」という感覚がちっとも理解できなかったのだが。
そうか、これだったのか。