月島へ

昨日はもう4年も前のPJの同窓会ってことで、当時打ち上げでよく利用した月島へ。
僕のSE人生の中で最も精神的に辛かったPJだったなぁ、あれは。
オフィスが茅場町にあって、昼間よく脱け出して散歩した。
1人のときもあったけど、同じPJの後輩を誘っていくことが多かったな。
隅田川沿いの遊歩道をテクテクと歩いて、橋を渡って、月島の入口近くまで。
マンションの公園のベンチに座ったりして1時間近くブラブラする。
川を眺めながら、ぼけーっとしてた。
取り留めのないことを考えて、それがちっともまとまらない。
平日の午後。周りには小さな子供を連れた家族や、犬の散歩をしている人たちばかり。
あの頃の僕は20代の終わりに差し掛かっていて、
これから先どうなってしまうんだろう?って思い悩んでは途方にくれていた。


懐かしくなって、昨日はわざわざ茅場町まで行って月島まで歩いてみた。
単に風景が、歩くという行為が懐かしいだけではなく、上に書いたような気持ちが懐かしくて。


茅場町の駅を出て永代橋まで歩く。
夕暮の隅田川
高層マンションの背景にオレンジ色の空、鈍く曇った千切れ雲。
水上バスが、提灯を灯した屋形船が、通り過ぎていく。
中央大橋」を渡る。
真ん中で立ち止まって、暮れなずんでいく東京の風景を眺める。
懐かしさを通り越して不思議と幸福な気持ちになった。
しかもこの幸福な気持ちは今この時限りのものではなく、
またいつの日かここに来たらまた出会えるものだ。


この辺に住めたらいいなあと思う。将来的に。
川のある風景は絶対、いい。

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月島はもちろん、もんじゃ焼き。いつもの「花菱」へ。
やはりここが最高にうまい。
初めての子も2人いて、おいしかったと言ってくれる。よかった。
1個下の後輩は4年前の打ち上げのあと、何度かここに来たという。


最初の1枚は焼いてもらい、コツを伝授される。
タネの入った容器は傾けないこと。タネをこぼすと場合によっては蒸気でやけどするから。
土手はきれいに整える必要はなく、流し込んだタネがはみ出ようと気にしないこと。
すぐにかき混ぜるのだから、鉄板からはみ出さえしなければいいわけで。
土手をきれいにすることに気を取られているよりは、何事も手際よく。ササッと。
次の1枚は後輩の1人が焼いて、3枚目は僕が焼いた。割とうまくできた。


牡蠣バターとホタテバターをまず食べて。
花菱もんじゃ(ホタテ、海老、桜海老など)、五目もんじゃ(筍、豚肉、イカ、焼きそばなど)、
明太子もんじゃにチーズともちをトッピング。
五目焼きそばにお好み焼きも五目。五目尽くし。
ああ、何を食べてもうまかった。
焼きそばは富士宮の麺を使ってて、しっとり、しゃきっとしてる。
山芋をベースにしたお好み焼きはモチッとしてて
キャベツが(ほとんど)入ってないのにボリューム感あり。
最後はアベック巻き(あんずとあんこ)


お店のおばちゃんは僕のことをどことなく覚えていたみたいで、
最初に店のことを教えてくれた○○君の名前を出すと、
「ああっ」ってことで舞茸バターとしめじバターをサービスしてくれた。
前もサービスしてもらったなあ。なんかもういつもどうもです。


後輩の女の子たちは「はがし」(ヘラのこと)を
モチーフにした携帯ストラップをお土産に買っていた。


月島駅前は何かのお祭りのようで、はっぴを着た女の人たちが歩いていた。