高校時代の自主公演

先日、高校の演劇部のことについて書いた。
今日もまた思い出したことを書こうと思う。
青森駅前の駅ビル「LOVINA」のイベントホールで行った自主公演のこと。


ここ2・3年で高校の友人たちと飲む機会が増えた。
その大半がなんかしら演劇部関係で、このときの思い出話となることが多い。
それだけインパクトのある出来事だった。


僕らの高校とあといくつかの高校の演劇部が仲良くて、
その主要メンバーが集まって一緒に公演をしようとしたのが発端。
確か台本は無し。役柄と段取りだけが決まっていて、ほぼ即興だったような。
でも練習は頻繁に集まってやってたのかな。台本もあったかもしれない。
この辺り僕は関わってなかったのでよくわからず・・・
お姫様が出てきて西遊記みたいな話だったか。
当時の話をしても人によってあれこれいろんなことの細部が異なってくる。
タイトルは「おおわだばく」
どういう意味が込められていたんだろう・・・?


このグループと他に市内の3つの高校の演劇部が公演を行った。
そのうちの1つは僕らの1個下の代。


「LOVINA」のイベントホールを貸しきっての高校生による自主公演ってのが
当時珍しくて、新聞でも取り上げられた。
今、こういうことやる若い子たちっているだろうか?


新聞が効果あったのか、驚いたことに当日は満員御礼。
全然人が入ってなくてもおかしくないのに。
だって高校生の演劇ですよ?
親兄弟友人ばっかりだったのだろうか??


この日僕は同級生の子と一緒に司会ということになっていた。
下は黒のジーパンで上は黄色のシャツ。
2人の格好は合せようってことになったのを思い出す。
黒のジーパンを持ってなかったので友人から借りて履いた。
終わってからそれを脱いで返した。
なぜか理由は分からないけど、会場から遠く離れた友人の家まで自転車に乗って、そこで。
で、また会場かどっかに戻って打ち上げ。


何が伝説として語り継がれているかと言うと「おおわだばく」の質の高さ。
ものすごかった。テンションも高くて。疾風怒濤、奇想天外っつうか。
高校生でここまでできたのってそうそうないんじゃないか?
しかも自分たちで話つくって演出して。
全国的にもハイレベルなことを成し遂げていたんじゃないか・・・
とりあえずメンツ的には青森市内オールスターズだった。


でも残念なことに当時撮影したビデオが今見つからないんだよね。
今見たらどうなんだろう?
思い出の中で美化されてるだけで、アチャーだったりして。
若さゆえに突っ走ることのできた時代の記録として
それなりに価値あるものにはなってるはず。
どこかで見つからないもんかな。


どこにも記録が残ってなくて幻になりそうなので、
今日ここに書いた次第です。
僕らは高校2年生で、17歳だった。


そういえばあのとき中心にいたあの子は今、どうしているのだろう?
と気になって検索してみたら見つかった。
青森でもまだ演劇を続けているようだ。よかった。
http://egoiste.velvet.jp/