忙しいような忙しくないような

来週頭のシステム切替・サービスインに向けて
忙しいような忙しくないような毎日。
3年前の年末年始のような不眠不休の地獄の日々を想定していたのだが
蓋を開けてみるとそんなことはなく、意外とあっさり。
全然ばたつかない。淡々と時間が過ぎ去っていく。
それでもちょこちょこと何かが起きて調べたり対応したりってことはある。


このシステムは「順調」ってことになっている。
でも油断してると落とし穴がどっかに待ってそうで。
落ち着かない。安心できない。
宙吊りの毎日。
今、自分の立場は人質のようなもの。
サービスインして、システムが落ち着くまでの間はずっとそうなんだろうな。
周りの人がそう思ってる、ではなくて自分が勝手にそう思ってるだけなんだけど。
これを人によってはある種の「責任感」だと捉えるようで、複雑な気持ちになる。


なーんか結局のところ今この時期はこのシステムのことしか頭に無くて
行き帰りの地下鉄の中や土日部屋にいるときも
ふとした瞬間にあれこれ考え始め、ソワソワしてしまう。
世の中には会社を出ると仕事のことはきれいさっぱり忘れることができる人がいて、
ものすごくうらやましく思う。
布団の中で寝ながらモンモンとしたところで何が解決に向かうわけでもないのに。
問題事項があって、布団の中で考えているうちに答えが出てくるってことはそりゃまあ少なくて。
考えてるうちに脇道に逸れて行ってウダウダとした深みにはまっていくだけ。


朝早く出社は相変わらず。
この時期夜が明けるのが遅いから、
会社着く頃には日によってはちょっとした朝焼け。
今日も水色の空に浮かぶ灰色がかった雲に
オレンジ色の光がほんのりとまとわりついていた。
毎朝空を眺めながら歩いている。
ああ、今日も水色だなあなんて思いながら。