最近買い替えた携帯にはプリインストールされているiアプリにオセロが入っていて
(恐らく商標の関係で「リバーシ」という名称になっている)
会社の行き帰り、本を読むのに飽きると「1回やるか」って取り出して
そのままついつい熱中してしまう。
常に上級で対戦する。
最初のうちは勝てなかったのが、最近勝てるようになった。
あるとき、「あ、そうか」と勝つための基本的なルールというか法則性が分かった。
このアプリ特有のアルゴリズムなのかもしれないけど。
オセロでは「四隅を取ることが大事」とされる。初心者でも知っている。
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これはどうあっても覆らなくて、四隅を取られても勝てる人はかなりの上級者だろう。
話はここから遡っていく。
四隅を取られないにはどうしたらいいか?
話は簡単で、四隅以外の端を取られなければいい。
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じゃあその端を取られないようにするにはどうしたらいいか?
その内側一列でへましなければいい。
不用意にこのエリアに置いたりしちゃいけない。
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でも中盤以後どうしてもここに置かなくちゃならなくなる。
この内側一列の攻防のうまさ、
ここにはっきりとオセロの実力、つまり踏んだ場数の多さやセンスが現われるように思う。
で、僕なりに行き着いた結論はこういうこと。
序盤線は真ん中の4×4のエリアから絶対出てはならない。
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先に出たほうが負け、出て行かざるをえなくなったほうが負け。
このことに気付いたとき、僕はコンピューターに勝てるようになった。
理論的には絶対正しいと思う。
・・・これってオセロに強い人からしたら言うまでもない常識なのかなあ。
僕は33年かかってようやく会得した。・・・遅いよね。いや、そんなことはないか。
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僕は数学が非常に苦手なため、何手先を読むってことができない。
将棋もそう。全然強くなれなかった。
その場その場で直感的に打つことしかできない。
何手先を読むことはできなくても、
勝つための法則性や一般的なルールならば覚えることは可能なわけで。
そういうのを地道に覚えていって勝つしかないんだよね。何事も。
・・・なーんてオセロに人生を見出してみたり。
今の僕は内側一列のエリアでの攻防戦。