朝のJRで気になったこと

今日の朝、いつものように有楽町から山手線に乗った。
ふと気がつくと、座席に座っているのは
黄色いゼッケンみたいな薄手のライフジャケットを着た若者たちばかりだった。
なんかの団体なのだろうか?抗議行動中?
それとなく見てみるとハングルで書かれていて、韓国から来た修学旅行生たち??
大学生というには幼くて、高校生ぐらい。
そのほとんどが疲れてるのか眠いのか、目を閉じて肩もたれあって眠っていた。
誰も話をしていない。
修学旅行の移動手段が山手線で、しかも朝6時半??
なんかあったときに学校側の管理責任とやらが問われそうだから、
そんなことしないよなーフツウ。
地域の有志みたいななんかの集まり、サークル的なものだったのだろうか。
安くてお手軽に隣国・日本を旅するっていう。


田町で下りてホームを歩く。
隣の車両も、さらにその隣の車両も、黄色のゼッケンが並んでいた。
なんだったのだろう。とても気になる。
というか、こんな朝早くどこに向かっていたのだろう?
いつ、どこから乗ってきたのだろう?
車両の座席をみんなで占拠してる状態なのだから
ついさっきその辺の駅で乗ってきたわけがない。
そんなうまくみんなで座れない。
もしかして朝の始発からずっと乗ってたりしないか?
そんでグルグル回ってないか?

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もう1つ気になっていること。
朝はいつも、6時45分頃田町駅に着いて芝浦側の出口を歩く。
1階に下りていくエスカレーターのところが小さな広場のようになっていて
夏の頃はよく、アンデスの人たちが演奏している。
(そういえば最近見かけないなあ、というのは冬だから?寒くてペルーに帰ってる??)
この広場から駅のホームが見下ろせる。


ここに毎朝40代ぐらいの女性が立っていて、ホームの方をひしと見つめている。
何を見つめているのだろう?何を待っているのだろう?毎日気になって仕方がない。
「待つ女」的風情。
旦那なり恋人に類する人が運転手で、その時間になると田町駅を通過する?
それとも恋人に類する人がいつもその時間になると乗客として田町駅のホームに降り立つ?
それぐらいしか思いつかない。


もし前者だとしたら健気だよなあ。
(学生時代、中央線の先頭車両で立っていて暇で運転席を見ていたら、
 陸橋を通過する際に中学生ぐらいの女の子数人が駆けて来て
 笑顔でキャーキャー騒ぎながら運転席に手を振った。
 運転手が手を振り返した。娘とその友人たちだったんだろうな)


あ、いや、ただ単に毎朝この場所で待ち合わせしてて
他にすることないから鉄道を見てるというだけか。
でも、だとしたら普通に立ってる日があってもおかしくはない。
毎朝必ず真剣にホームを見てる必要はない。


隠れ鉄道マニア?
田町駅はいい列車が通って、いいアングルで見れるのよ」


いやーやっぱ「待つ女」であってほしい。
何かを、あるいは、誰かを。


待ち合わせしてるフリして
いつか一部始終を見届けようかとも考えるのだが、
余りにもくだらない、というか普通過ぎる状況だったら嫌だなあってことで
毎朝「あ、今日もいた」と思うだけにとどめている。
そのうち、いない日があると「あれ、どうしたのだろう?」と心配しだすようになるんだろうな・・・
でも僕が見てる限りにおいて一日たりとも欠かさず立ってるんですよね。例外なく。


毎日同じ服を着ててみすぼらしい格好をしていたら不憫でもっともっと気になるところなんだけど、
毎日服が違っててそれなりに身なりのよさそうなところが、微妙過ぎて、憎い。
つかず離さず、僕の好奇心をくすぐり続けている。