京都、ショートトリップ その2

okmrtyhk2008-02-25


会社の後輩が日曜に京都で結婚式ってことで、土曜から京都に行って来た。
人生で2度目の京都。
1度目は3年前か。季節もちょうど今の頃、冬。
前回もそうだったけど、今回もまた大学の友人であるジンと会う。


洗濯、クリーニング屋に行く、大家さんに家賃を払う、
月末の土曜なのでポイント3倍ってことで新宿の HMV に CD を買いに行く、
これら野暮用を午前中に済ませて荻窪駅へ。
みどりの窓口に並んでいると「お客様、特急券ですか?」と聞かれて、頷くと
じゃあってんで外に出てバイト?の係員と一緒に外の券売機で乗車券・指定券を買う。
今、そういうキャンペーンなのかね。
窓口に並ばずとも1人で買えますよ、っていう。
普及させたいんだろうね。実際、簡単に買えた。これは便利だ。


東京駅を歩いていると大きな駅弁屋があって、有名な「富山 ますのすし」を見つける。
「あーこれって食べたことないなー」と今回の駅弁確定。
東京から京都行くわけだから、富山、何の関係もなし。情緒もへったくれもない。
でも、いいんです。食べたかったんだから。
東京駅はJR東日本のエリア内の駅弁が何でも買えるんですね。
仙台の牛タン弁当も売ってた。八戸小唄寿司もあった。
ある意味便利だけど・・・
とはいえ「ますのすし」はさすがにうまかった。
ビール飲みながら食べる。
崎陽軒のシウマイも一緒に。


行き帰りの新幹線の中、「ハイペリオン」「エンディミオン」シリーズで有名な
ダン・シモンズの「愛死」ってのを読む。角川文庫。古本屋で見つけた。
この人は憎いぐらいに小説がうまいね。スティーヴン・キングよりもうまい。
高度なことを書いていて、なのにサクサクと読みやすい。
恐るべき才能。中学や高校のクラスで、全く勉強してないのにいつもトップの奴みたい。
嫉妬したくなる。


15時、京都到着。2時間チョイであっという間。
式場のある一駅隣、山科でホテルを予約してて、そのまま移動してチェックイン。
珍しく前金制。フロントの女の子が申し訳なさそうに料金を請求する。
これがまた若くてきれいな子で、なおかつ京都弁。
・・・心、ときめいた。ものすごく、くすぐられた。
日曜の昼、高尾山かどっかに2人でピクニックに出かけることになってて
僕は大好きな玉子のサンドイッチをリクエストしてたんだけど
玉子を切らしてて、仕方なくレタスとハムのサンドイッチを作って持ってきた。
なんかもう、そういう謝られ方。
「京都来てよかった」
しみじみ、そういう気分になった。


荷物置いてすぐに出る。
地下鉄の東西線ってのに乗る。
特に行きたいところはなく、会社の後輩から「イノダコーヒってのがいいですよ」って聞いてて
烏丸御池」の駅まで行ってみる。地上に出て、探す。
歩いてたら「京都文化博物館」ってのがあって入ってみる。
4階の有料の展示で「川端康成東山魁夷」というのをやっててちょっと興味沸くが、
ま、今日ここで見るほどのもんでもないなとパス。
1階の土産物屋を見て回る。
青森の母に電話して「今、京都いるんだけど」っつうことで漬物の詰め合わせを買って送る。


イノダコーヒ」見つけるものの、混んでて入れず。
地図見ると近くに支店があるようだと探しながら歩くが、見つからず。
オレ普通に地図読めるんだけど・・・?
方角に自信のある僕にしては珍しく、南北と東西を間違えて歩いてた。
気付いたら京都市役所前。思いも寄らない場所に出てた。


この頃から京都市内は雪がパラパラと降り始め、アーケード街に入る。
ジンとの待ち合わせの時間まで1時間あって、古着屋を中心に覗いて回る。
待ち合わせの場所は京阪の三条駅
南の方にずっと歩いていくうちに気がつくと四条まで来てて、行き過ぎたと引き返す。
同じ道を戻るのもなんなので、鴨川を渡って川沿いに歩く。
この頃には大雪。しかも風が強くて、吹雪。まるで青森のよう。
「京都ってこんなに降るんだ・・・」と思う。
その後ジンに会って聞いたら
「そんなことないって!こんなに降るの珍しいよ!!」と一蹴される。
どうもとんでもないときに来たようだ。