小学校がなくなるということ

ゴールデンウィークの間、ぷらぷらと家の近くを歩いていたときのこと。
小学校の敷地を通り抜けようとしたら、玄関に貼り紙が。
3月末をもって閉校した、とあった。
窓という窓にびっしりと貼られていた児童の絵や学級新聞が剥がされていて、
中を覗き込むと靴箱は空っぽ、
捨てそこなった教材の類が段ボール箱に入って置き去りになっていた。


少子化の時代だから、全然おかしなことではない。
来るべきときが来たのだということ。
僕とこの小学校との間には、
「住んでるアパートの近く」って以外に何の関係もなかった。
でも、なんかほろっと寂しいもんである。
いつもそこにあった何か大きなものが消えてなくなった、という感覚。


秋のある日、運動会の歓声が聞こえてくることはもうないのだし、
緑のおばさんが歩道に立つこともない。
赤・黄・白ときれいに植えられたこの花壇はこれから先誰が手入れするのだろう?
ほっとかれるのだろうか?それとも近所の人が気にして、ボランティアで?


そもそもこの校舎はどうなるのだろう?
地方だと、町や村が校舎を買い取って
研修施設や宿として再利用しているというのをよく聞く。
時々テレビで紹介される。
例えば、http://www8.ocn.ne.jp/~kumanoki/


でも、東京だと?
四ツ谷にある小学校が「東京おもちゃ美術館」になるというニュースを見つけた。
http://allabout.co.jp/children/toy/closeup/CU20070523A/
だけどこれも特殊なケースだろう。
検索していたら、障害者向けの施設として再利用、
NPO団体の活動の場として提供といったケースが出てきた。
必ずしも解体して更地にするわけじゃないんだな。

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少子化
僕が青森市で小学生だったとき、一学年に5組だったか。
教室が足りなくてプレハブだったクラスもあったなあ。
それが今、どっかで聞いた話では一学年2組まで減ったような。半分以下。
今見ても大きな校舎。その半分しか使われてないのか・・・
青森市の外れにあって、
周りに他に小学校があるわけじゃないから廃校にはならないだろうけど。


日本全国で統廃合が進んで、
自分が通っていた小学校が無くなったという人は今、結構多いんだろうな。

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話はちょっと変わって。


家の近くのガソリンスタンドが廃業していた。
ついこの間まで営業していたはずなのに。
ガソリン暫定税率の例の件に関して、
4月の値下げに伴う混乱が関係しているのだろうか?