先週の木曜、会社の年に一度の健康診断に出かけた。
今回のメインイベントは体重測定。果たして何キロ痩せたのか?
3月に青森帰って、温泉に入って体重計に乗ったら70キロを超えていた。
「もしかして僕は今、人生で一番太っているかもしれない」
危機感を感じた。
そこから先、4月以後、あんまり食べなくなった。
食べないようにした、ではなく、あくまで、食べなくなった。
昼は普通に食べる。でも、夜はあったりなかったり。
朝も、それまで毎朝ヨーグルトを食べていたのが、
6月に入って常駐が始まってからはいつのまにか食べなくなっていた。
1日1.5食。体に良くないだろうなあと思いつつも、食べる気がないのだから仕方がない。
空腹を抱えてひもじい思いをしているのではなく、
夜は腹が減っても、「食べなくても、ま、いっか」という気分。
仕事から帰ってきてトマトジュースを飲むか、
多少おなかが空いていたならサンドイッチかサラダを買って食べる。それだけ。
6月にニューヨーク行って帰ってきてからはさらに食べなくなった。
油っぽいフレンチフライを毎日山のように平らげていたことによる危機感の反動があった。
6月後半から本格的に痩せ始めて、ベルトの穴が1つずれた。
もう1つのベルトは切って短くした。
昔買って、太って履けなくなったジーパンがまた履けるようになった。
これはかなり「来てる」だろうと思って期待して健康診断に乗り込む。
結果、昨年が69.5キロで、今年が64.4キロ。
なんと5キロも痩せたことになる。予想外。多くて3キロぐらいかと思っていた。
60キロ台前半なんて学生時代以来ですよ。
もしかしてオレ、偉業を成し遂げたのではないか?
思い立って努力してみて結果が出たのってかなり久々の体験だ。
後はこれをいかにしてキープするかだな。
でも、今の食生活を続けていけばいいのだから、あっさり長続きしそう。
たぶん、もうちょっと痩せるはず。まだまだ行ける。
めまいがするとかわき腹が痛いとかそういうこともなく。疲れやすいってこともない。
日々、いたって健康。
特にスポーツすることもないのに、これまでがいかに食いすぎだったか。
土日の夜なんてさ、メシ食ってさらにツマミありで飲んでたという。
そりゃ太るよ。
それがつい何年か前まで続いていた。今からすると、ほんと恐ろしい。
ダイエットって簡単だと思った。
食べなきゃいいのだから。
その一点を死守できるのなら誰だって痩せられる。
痩せたい、痩せなきゃ、という強い思い。危機感。それさえありゃ食わなくなるよね。
後はどんなふうに、どれだけの量を、どれだけの期間で、というコントロールだけの問題となる。
世の中の女性たちの多くが「痩せたい」とダイエットに興味を持ち、実践している。
なかなかうまくいかないようだ。
ダイエットしなきゃ、って言いつつも「これは別腹」って言ってる女性がやっぱ多いんじゃないかと。
そんなの痩せるわけないじゃん。
「食べたら、太る」そんなの当たり前のことじゃん。
要するにさ、僕はこうすりゃ痩せられると思った。
おいしい食事を食べるっていう機会は日々の生活費とか時間的余裕とかであれこれ限られてくる。
そんな中おいしい食事に出会えるなら、それは十分に楽しめばいいと思う。
そこを削ってしまったら生きてて楽しくない。
だけど、それ以外の食事。
1人きりで夜、その辺の店に入って食べる、あるいはその辺の店で買って食べる。
その程度のどうってことない食事だったら、食べないか必要最小限だけにしてしまえばいい。
そこのところを豪華にしたところで贅肉にしかならないんだからさ、減らせばいい。
どうせさ、たいしておいしいもの食べてるわけじゃないんだよ。
そんなのに金かけるだけ、無駄。
・・・ってことをトウトウと周りの人たちに語っていたら
「本にしたら」と言われた。
本にしたいのは山々だが、書くことがない。
「オカムラ式ダイエット」
「第1章 食うな」
以上、終わり。
世の中に星の数ほどあるダイエット本っていったい何が書かれているんだろう?