感動超大作の案

先日飲んだときにこういう話をした。
超大作ドラマのネタとして。
キムタクが総理大臣になるぐらいではまだ話が小さい。
日本人が史上初のアメリカ大統領になるぐらいでなくては。
普通の学生生活を送って、普通の会社で働いて、
20代半ばまでをごくごく普通に過ごしていたカップルが
ふとした行き違いから別れてそれぞれの道を歩みだし、
それぞれの経緯からアメリカに渡って紆余曲折と多大な努力の末に国籍も得る。
時は流れて30年後。再会する2人。
女は民主党の、男は共和党の大統領候補に選ばれていた・・・


若かりし頃のスイートな日々を心の奥に偲ばせつつも、ひた隠しにして戦いあう2人。
ネガティブ・キャンペーンが張られてお互いを中傷するような CM が流れ、
全国ネットで生中継のディベートが公開される。←ここがクライマックスの1つ
そして、投票の日を迎える・・・


英語もろくに話せなかったヒロインが
ひょんなことからダンサー目指してニューヨーク行ってウエイトレスになるんだけど、
ベンチャー企業の受付に始まって
あれよあれよというまにハーバード・ビジネス・スクールに通って MBA を取得することになって
「フォーチュン100系」の、日本でも名の知られた世界的大企業の
なんちゃら事業部のヴァイス・プレジデントまでとんとん拍子に出世。
将来は CEO も夢じゃないってとこまで来て、
地球環境問題に興味を持って「私にできることはないかしら」と政界入り。頭角を現す。
人生のターニング・ポイントにはそれぞれ魅力的な男性が現われて
陰になり日向になりあれこれ手ほどきをしてくれる。
まあ要するにシンデレラ・ストーリーですよ。
というのを、男側のも同時並行で。隔週ごとに視点が切り替わってもいいかもね。


主役の2人はどっちも独身じゃなく、
アメリカ人ないしは日本人のパートナーがいて、子供がいて、という家族のドラマも描く。
それでいてこういうドラマの鉄則として、心の奥底では互いのことを忘れられず、ということで。
選挙参謀は裏社会を知ってて一癖も二癖もあって、
テレビ局の選挙戦担当のリポーターが「とにかく頑張ります!」的な若さを前面に打ち出して、
夜のニュース番組に登場するコメンテーターも知的だが辛らつで。
ってな感じで脇役もメリハリつけて豪華に。


24 -TWENTY FOUR-」ばりのサスペンス・アクションがあって、
「LOST」のようにミステリアスな要素もあって。
(↑どっちも見たことなくて、適当に言ってます)
あとは官能的な大人のラブストーリーとして描ければ。
奥様は魔女」みたいな古きよきコメディーの匂いも残しつつ、
そんで「Roots」のような長大河ドラマにして、
セカンド・シーズン、サード・シーズンはその後3代の家族のドラマを描く。
感動の場面では「ゴースト ニューヨークの幻」のあの曲が流れて、
キャッチフレーズは「全米が泣いた