サマソニ 2008 (2/5) Perfume

次は幕張メッセに戻って、Dance Stage で Perfume を見る。
12:30開始で、着いたのは 11:30 だったか。この時点で Dance Stage は超満員。
どうにか入って、かき分けて前の方へ。
クラブを意識した狭いハコの中にぎっしりと人また人。
しかもそれ、ほとんどが男。
普段ロック聞かないんだろうなあ、Perfume が出るからってんで見に来たんだろうなあ
っていう人も割と結構いるみたいで。
ロックな人たちとはなんか話し方が違う。で、ずっと Perfume 談義。
どの番組に出たときのどの曲がどうこうで、とかそんなの。


開演待ちにかかってた曲の中で
a certain ratio , New Order「Blue Monday」 , Joy Division 「Isolation」など
80年代の、しかもファクトリー系が続いたときに、「おっ」と思った。
中田ヤスタカの趣味?そんな気がしないけど。
Dance Stage に専属の DJ がいて、そうしてるだけなのか。
The Avalanches「Since I Left You」も流れた。名曲だ。


幕張メッセの中はエアコンが効いているはずなのに、熱気がすごくて汗だくになる。
しかも男ばかりで、少なからずアイドルオタクもいるわけで・・・
夏だ!フェスだ!というすがすがしい雰囲気皆無。じとっとしてた。
(そういえば、どういう意図なのか、帽子の上に焼きソバ「UFO」をくっつけている人もいた。
 あれはなんだったのだろう?)
案の定入場規制がかかって、1時間前に入っておいてよかったと思う。
立って待っていると時々後ろから押してきて、ドドドドドと雪崩のように倒れこむ。
(後から入ってきた人が前に行きたくて無茶したのだと思う)
危険な状態になって、ステージの MC が主催者側を代表して
これ以上後ろから押すようならば危険なのでステージを中止することもある、と通告。
「押さないと守れる人は手を挙げてくれー!」「ハーイ!」とみな手を上げるが、
Perfume がステージに現われるとやはり軽くなだれ込んでギュウギュウ詰めに。
もみくちゃになっている間に、僕はタワレコのタオルを早くも無くしてしまった。


Perfume の3人はとてもかわいかった。
ジャケットの写真やDVDの映像なんかよりよっぽど実物の方がよかった。
立ち振る舞いや喋り方の雰囲気なんだろうな。


1曲目は「チョコレート・ディスコ」
サビの箇所で Perfume の3人が「チョコレート」と歌うと、
野郎ファンがぶっとい声で「ディスコッ!!」と叫ぶ。


「ちょこれーとー」「ディスコッ!!」
「ちょこれーとー」「ディスコッ!!」
「ちょこれーとー」「ディスコッ!!」


振付を覚えている筋金入りのファンたちが、
すし詰めの中でどうにか片腕だけ宙に突き出して、3人に応えようとする。
トータルで、まあ要するに、異様な光景だった。


2曲目はなんだったか忘れたけど、
3曲目は「Baby Cruising Love」で4曲目は「ポリリズム
30分ちょっと、4曲で終わり。
これは危険と判断されたから早めに切り上げたのか。
4曲と短いのはそもそも3人の曲間のトークが長いってのもあるけど。


聞いてるとほんと面白い。広島弁で「じゃけんねー」と。かわいい。
かしゆかです。あ〜ちゃんです。のっちです。三人合わせて Perfume です!」も聞けた。
毎回ライブでやってるんだろうけど、自己紹介の後のTRF「サバイバルダンス」を歌うとかね。
たぶん定番と思われるコール&レスポンスも2回、出てきた。
「男性の方」「ウォーッ!」
「女性の方」「キャー!」
「メガネの方」「ハーイ!」
「夏が好きな人」「ハーイ!」


ステージ脇にはマキシマム・ザ・ホルモンのメンバーが見に来ていて、
Perfume の3人も「ファンです」「ここに来る途中も車の中でDVDで見てました」と。
Perfume とマキシマム。一見正反対のようでいて
シーンの中での立ち位置とか似てるんじゃないかと思った。
(本来、カウンターとしての、狙いとしてのキワモノが
 キャラのよさと質の高さで堂々トップを取ってしまう)