バンコク その4

okmrtyhk2008-09-23


機内へ。3人で乗ってなぜか縦3列となる。しかも3つ並んだ席の真ん中。
僕の席は真ん前、エコノミークラスの最前列で、これとてもよかった。
足がいくらでも伸ばせるし、トイレに立とうとしても横の人に気を使わなくていいし。


18:50 離陸。成田空港が混雑しているということでかなり待たされる。
目の前にスチュワーデスが椅子を引き出して向かいあって座る。
2人ともタイの人。とても美人だった。
タイの人ってきれいだなあという印象が4日間の滞在中変わらず。


今回はJALだったので機内食がうまかった。
アルコールも無料。エビスビールを3本飲む。
村上春樹都築響一吉本由美の3人による「地球のはぐれ方」を読む。
面白い。海外旅行の行きの飛行機の中でビール飲みながら読む本としては最高かもね。
名古屋、熱海、江ノ島・・・、
アングラな名所を訪れてスットコドッコイな物を見つけてヤイノヤイノ言ってるという。
名古屋で一番最初に出てくるのがかの有名な「マウンテン」なんですよね。
自分も行ったことあるから「あーなるほどね」と取り上げたくなる気持ちがよく分かる。


途中居眠りして、また起きて読んで。
到着は現地時間で 23:25 の予定。2時間の時差があって、日本時間だと 25:25 となる。眠い。


入国審査。
タイの仮面劇で出てくる鬼、ウルトラマンで言ったら「ハヌマーン」がお出迎え。


Baggage Claim でボストンバッグを受け取って、税関(何もなし)をくぐって、外に出る。
HIS の青い半袖のポロシャツを着た係の人が何人も立っている。
HIS でバンコクに滞在する人は多いみたいで、たぶんホテルの地区なんかで振り分けている。


HIS のバンに載ってホテルへと向かう。
高速に乗って1時間ぐらいかかっただろうか。空港からバンコク中心部までかなり離れている。
成田と東京の関係に近いのかもしれない。
窓から見える風景は、日本というか千葉と余り変わらない。
ところどころビルが建っていて、団地のような集合住宅があちこちにあって、小さな家が固まりあって。
「今、首都高乗っててディズニーランド過ぎた辺り」と言われたら信じてしまいそう。
高速の表示も緑と白の配色が日本と一緒だし。
でもよく見ると緑が多く、それは少しばかり南国風で、壊れかけたバラックのような家の寄せ集めも多い。
広告の文字がタイ語なので、「あ、そうかここはタイか」と気がつく。


高速を下りる。
真夜中だというのに、建物に囲まれたわずかばかりの空き地でサッカーをしている少年たちがいた。
その灰色の壁にグラフィティが描かれている。
通りに屋台が出ていて、人々がポツリポツリと群がっている。
若者たちだけでなく、大人たちもまた街角に佇む。
女性が1人きりで歩いている。治安はよさそうだ。


携帯を見たら圏外。滞在した4日間ずっと圏外。
Docomo は何の設定もなしに使えると思ったんだけど。
設定として何かが必要だったのかもしれない。


市街に入るとセブン・イレブンやファミリーマートを多く見かけた。
トヨタいすゞなど日本の車もたくさん走っている。


若者たちはバイクというよりはカブに乗っている。
とある通りにて20台か30台ぐらい勢揃いしていて、「暴走族の集会?」と思った。
別のホテルの人を下ろしてもう1度通りかかったときも勢揃いのまま。
いったいなんだったのだろう?


ホテルへ。手続きのときにデポジットとして1000バーツを払う。
チェックアウトのときに返してもらえることになっている。
大きな鍵を受け取って部屋の中へ。
2人部屋だったのを1台折り畳みのベッドを持ってきてもらう。
ミネラルウォーターが1日1本支給されることになっていて、明日の分を受け取る。


次の日は半日観光が7時にホテルのロビーに集合。6時起き。
シャワーを浴びて、眠りにつこうとしたら2時近く。ほとんど寝る時間がない。
ベッド脇のテーブルにチップとして50バーツを置いておく。
ベッドメイクなら相場は10バーツぐらいみたいなんだけど、細かいのが無かったので。
5倍の50バーツと言っても150円、たかが知れている。


テレビをつけるとタイの放送局でサッカーの試合をやっていた。
チャンネルを変えると NHK が入った。
バンコクの市内中心部のホテルだったので窓の外はどことなく明るい。
しかし、それほどうるさくはない。
同じような背の高いホテルやビルがあちこちに建っている。
噂に名高いパッポン通りはすぐ近く。