Macintosh

MacBook Paper」についてあれこれ見ていたら、なんか、こう、Macが欲しくなった。
何の脈絡もなく。

(「MacBook Paper」については、気になった人は google で検索してみてください。
 http://d.hatena.ne.jp/shunsuk/20081106/1225956594 こういうのとか)


今の学生はどうか知らないけど、
僕らの世代で大学の生協で初めてのコンピューターを買うとなったら Mac だった。
ソフトで洗練されたデザインは昔ながらだけど、今と比べると断然大きかった。
僕が持っていたのは「Perfoma 588」
「Perfoma」ってけっこう早い段階で製品ラインナップから消えたんですね。
スティーブ・ジョブズapple の CEO に復帰する頃から、売るものをシンプルにしようってことになって。
だから一頃、Mac の種類は G3/G4 とかその手のやつが、片手で数えるぐらいあるだけだった。
iMaciBook と、・・・iMacの中での込み入ったラインナップというものは存在しなかった。
ただ単に、色違い(とスペック違い)の iMac があるだけ。


僕が就職した1999年は最も apple が低迷していた時期という印象がある。
スティーブ・ジョブズが復帰!という派手なニュースがありつつも、
世の中は完全にWindows一色。
デザイン好きな人が使うマニアックなもの、というイメージが持たれていたのではないか。


それが iPod で突然の革命を果たして息を吹き返し、
パソコンとは違うまっさらに新しい領域で apple というブランドを再興させる。
こんな栄枯盛衰って最近ないよなあ、すごいなあと今でも感心している。
これまでに appleスティーブ・ジョブズiPod に関するノンフィクションを何冊か読んできた。
素材が型破りだから、読み物としてどれも面白かった。
例えば、こういうの。「iCon Steve Jobs
http://wwww.amazon.co.jp/dp/4492501479


iPod は持ってないし、たぶんこれからも持たないんだろうけど、
その iPod を経た上での Mac ってどうなんだろう?
そういう興味が強くあって。


僕が使っていた頃の Mac OS はバージョンが7や8の頃。
10でガラッと変わって、最近のは見てるともう全然違うね。
イメージが貧困だけど、近未来の映画に出てくるコンピューターのようだった。
アイコン化した情報が生き物のようにスムーズに流れていく、というか。
キューブ型の廉価版でほんと「箱です」って感じのもかっこいいし、
最近の iBook の薄さと言ったら!


でも、家にはWindowsがあって、そっちが便利だし、何もわざわざ2台目を買うつもりはない。
ノートよりも小さな、タブレット型の Mac が出たら絶対買うなあ。
あったらほしいよ、そういうの。
MacBook Paper」に出会ったのも、そういう流れ。
遂に出たか!と心躍ったけど、なーんだ、とがっかり。


もし作られるとしたら、キーボード付きの iPod Touch みたいなのになるんかねえ。
すぐにも作れそうだけど製品化されないのは
iPod Touch の小ささにこだわりがあるからなんだろうな。
iBook は洗練の極みだし、その中間サイズのものはいらないという。


入社した次の年に買った iBook は今思うと無骨なぐらいに大きかった。
ビールをこぼして修理に出そうとしたらマザーボードの交換に10万かかると言われて、
Windowsに切り替えた。
で、それっきり。


あー PC を PC として遊ぶなら Mac だよなあ。
そろそろ戻りたいなあ。


冬のボーナスで、もしかしたらなんか買うかも。