大阪出張4回目

昨日、大阪出張4回目。数日前に急遽決まる。
午後15時から2時間だけの打ち合わせのはずが、
行くならついでに・・・、とあれこれ打ち合わせを入れ始めたらどんどん埋まっちゃって
午前2個、午後3個というハードスケジュールとなる。
最初の打ち合わせは10時スタート。そのためには9時半には着いていたい。
となると、大阪まで新幹線で2時間40分として、さらに移動の時間を足すと3時間。
ってことは遅くとも6時半の新幹線には乗らなくちゃならない。ひえー。


5時前に目覚ましをセットして、起きて、駅へ。空はまだ暗い。雨が降っている。
こんな早くに起きて駅に向かうのって久々だなあ。
道を歩く人はほとんどいない。始発で帰ってきた人たちとすれ違う。


のぞみ3号に乗る。始発から2番目。6時16分発。
けっこう席は埋まっている。朝イチで大阪で会議って人が世の中にはこんなにもいるのか。
空はまだ暗いままで、真夜中のようだ。
それが少しずつ、夜が明けていく。
紺色になり、灰色になり、水色になり。
富士はどう見えるのだろう?と思っていたのが、ぼけーっとしていたら見忘れた。
僕はいったい何をしているのか。


5時起きの頭は微妙に眠いが、なんだか冴えている。
この感覚、忘れていたな。
今のPJになってからパートナーか顧客のオフィスに常駐だったから
朝は9時前にしかオフィスに入れなくて、7時起き。
だったら寝るのは午前0時か1時でよくて、夜更かしすることを覚えた。
その頃から、なにかがしっくりこなくて小説が書けなくなった。
この日5時に起きて「そうか」と思った。この醒めた感覚がなかったんだ。
だったらこれから先、5時に起きようか。
でも1度起きる時間を遅くしてしまったらなかなか早めることは難しく。
これから先、プロジェクトはまた佳境に入っていくだろうし。
うーん。そういう言い訳をしていてはだめだ。


大阪に到着する。
駅の中を歩く。大阪の街は僕にはくすんで見えた。
余所者の僕には本当の色が見えていないということなのだろう。


大阪の街にも慣れて、ぼけーっとしながら歩く。
だけど、永遠に僕はここで、余所者のまま。
僕が東京という場所、あるいは青森という場所で居心地の良さを感じる、心の中のどこか。
それが今、空白となって満たされないまま。
ぽっかりとした気分で、歩く。