アカデミー賞を予想する '2009

今年もまたアカデミー賞の季節がやってきた。
ノミネート作品が発表されたので、例年通り予想してみる。


ことあるごとに「ダークナイト」が(作品賞を)取るんじゃないかと言ってたんだけど、


ノミネートされず。やっぱそんなもんか。
でも、脇役の賞をたくさん取ると思う。


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【作品賞】
□「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」
□「フロスト×ニクソン
□「ミルク」
□「愛を読むひと
■「スラムドッグ$ミリオネア


今年は難しいね。
予告編を見る限り「ベンジャミン・バトン」はなさそうだが・・・
残り4本はどれも可能性ありそうなんだけど、
ゴールデン・グローブ賞を取ってるので
スラムドッグ$ミリオネア」が一歩リードか。


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【主演男優賞】
リチャード・ジェンキンス  「The Visitor」
フランク・ランジェラ  「フロスト×ニクソン
ショーン・ペン  「ミルク」
ブラッド・ピット  「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」
ミッキー・ローク  「ザ・レスラー(原題)」


昔ボクシングの試合を日本でやって八百長じゃないかとか「猫パンチ」とか言われた
ミッキー・ロークですが。賞とはこれまで無縁。
ゴールデン・グローブ賞取ってるみたいなので、実は今年来るんじゃないか。


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【主演女優賞】
アン・ハサウェイ  「レイチェルの結婚
アンジェリーナ・ジョリー  「チェンジリング
メリッサ・レオ  「Frozen River」
メリル・ストリープ  「ダウト 〜あるカトリック学校で〜」
ケイト・ウィンスレット  「愛を読むひと


ケイト・ウィンスレットがこれまで意外と受賞していないので
(ノミネートはとても多い)
そろそろ取ってもいいんじゃないかと。
メリル・ストリープは取り過ぎなのでもう、ないんじゃないかな。


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助演男優賞
ジョシュ・ブローリン   「ミルク」
□ロバート・ダウニー・Jr  「トロピック・サンダー/史上最低の作戦
フィリップ・シーモア・ホフマン  「ダウト 〜あるカトリック学校で〜」
ヒース・レジャー  「ダークナイト
マイケル・シャノン  「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」


代理で受賞して感動の渦。のはず。
いや、ほんと、素晴らしい演技だった。忘れられない。一世一代の名演技。


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助演女優賞
エイミー・アダムス  「ダウト 〜あるカトリック学校で〜」
ペネロペ・クルス  「それでも恋するバルセロナ
ヴィオラ・デイヴィス  「ダウト 〜あるカトリック学校で〜」
□タラジ・P・ヘンソン  「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」
マリサ・トメイ  「ザ・レスラー(原題)」


「ダウト」はよくわからないけど、票が割れるんだろうね。
マリサ・トメイか、ペネロペ・クルスか。
NY批評家協会賞とLA批評家協会賞取ってるみたいなので、ペネロペ・クルス


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【監督賞】
デヴィッド・フィンチャー  「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」
ロン・ハワード  「フロスト×ニクソン
ガス・ヴァン・サント  「ミルク」
スティーヴン・ダルドリー  「愛を読むひと
ダニー・ボイル  「スラムドッグ$ミリオネア


この中で既に受賞経験があるのは「ビューティフル・マインド」のロン・ハワードだけか。
残り4人とも大物だけど、みなアカデミー賞とは無縁そう。
今年は、作品賞と監督賞がばらけると思う。
ダニー・ボイルスティーヴン・ダルドリーはイギリス人。
アメリカ人監督を賞に、ってこでガス・ヴァン・サントではないか。
下馬評の絶対的に高い作品じゃない限り、
英国作品が作品賞・監督賞を共に獲得することはないという印象がある。


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オリジナル脚本賞
□「Frozen River 」
□「ハッピー・ゴー・ラッキー(原題)」
□「In Bruges」
■「ミルク」
□「ウォーリー」
「ミルク」が何か1つぐらいは取るはず。だとしたら脚本賞か。


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【脚色賞】
□「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」
□「ダウト〜あるカトリック学校で〜
□「フロスト×ニクソン
■「愛を読むひと
□「スラムドッグ$ミリオネア


同じく、「愛を読むひと」が脚色賞を。


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【撮影賞】
□「チェンジリング
□「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」
■「ダークナイト
□「愛を読むひと
□「スラムドッグ$ミリオネア


ダークナイト」がたくさん取るはずと信じて。


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編集賞
□「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」
■「ダークナイト
□「フロスト×ニクソン
□「ミルク」
□「スラムドッグ$ミリオネア


同じく。


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美術賞
□「チェンジリング
□「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」
■「ダークナイト
□「ある公爵夫人の生涯
□「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」

全く新しいゴッサムシティ再現ってのが評価されて、これは確実なはず。


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【衣装デザイン賞】
■「オーストラリア」
□「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」
□「ある公爵夫人の生涯
□「ミルク」
□「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」


豪華絢爛なこれじゃないかね。


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【メイクアップ賞】
□「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」
□「ダークナイト
■「ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー


パンズ・ラビリンス」のギレルモ・デル・トロでしょ?
予告編を見たらすごかったので、今回もこの人ではないか。


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【作曲賞】
□「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」
□「ディファイアンス
□「ミルク」
■「スラムドッグ$ミリオネア
□「ウォーリー」


ダニー・ボイルといえば「トレインスポッティング
耳はいいはず。


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【歌曲賞】
□"Down to Earth" 「ウォーリー」
□"JaiHo" 「スラムドッグ$ミリオネア
■"O Saya" 「スラムドッグ$ミリオネア


"O Saya"は M.I.A. が手がけた曲らしい。聴いてみたいね。
話題性もあって、これが受賞するんじゃないかな。
"Down to Earth"は Peter Gabriel が関わっているようだ。


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【録音賞】
□「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」
■「ダークナイト
□「スラムドッグ$ミリオネア
□「ウォーリー」
□「ウォンテッド」


困った時には「ダークナイト


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【音響編集賞
■「ダークナイト
□「アイアンマン」
□「スラムドッグ$ミリオネア
□「ウォーリー」
□「ウォンテッド」


音、良かったと思うよ。臨場感あって。


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【視覚効果賞】
□「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」
■「ダークナイト
□「アイアンマン」


見てもいないのに、僕は「ベンジャミン・バトン」を嫌ってるように思う。


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【長編アニメ賞】
□「ボルト(原題)」
□「カンフー・パンダ
■「ウォーリー」


僕の周りで「ウォーリー」を見た人はみな、これが面白いと言ってた。


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【短編アニメ賞】
■「つみきのいえ」  加藤久仁生監督
□「Lavatory - Lovestory」
□「Oktapodi」
□「マジシャン・プレスト
□「This Way Up」


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【外国映画賞】
■「The Baader Meinhof Complex」(ドイツ)
□「The Class」(フランス)
□「おくりびと」(日本)
□「Revanche」(オーストリア
□「Waltz with Bashir」(イスラエル


昨年の「ヒトラーの贋札」はオーストリアなので2年連続はないのでは。
善き人のためのソナタ」など、最近ドイツ作品が勢いがあるように思う。


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長編ドキュメンタリー賞
■「The Betrayal (Nerakhoon)」
□「Encounters at the End of the World」
□「The Garden」
□「Man on Wire
□「Trouble the Water」


どれもさっぱりわからず。勘です。


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【短編ドキュメンタリー賞】
□「The Conscience of Nhem En」
□「The Final Inch」
■「Smile Pinki」
□「The Witness - From the Balcony of Room 306」


これも勘。


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【実写短編賞】
□「Auf der Strecke (On the Line)」
□「Manon on the Asphalt」
□「New Boy」
□「The Pig」
■「Spielzeugland (Toyland)」


やはり勘。