大阪出張 5回目

昨日は大阪出張。
行く。行かない。やっぱり行くと二転三転して結局行くことに。
来週は和歌山出張。


午前中のうちに1本打ち合わせが入ったため
9時過ぎには大阪の顧客オフィスに着く必要があって、
4時半起きで始発の新幹線に乗ろうとする。
5時ちょい過ぎに荻窪駅に着いたら丸の内線の始発はちょうど行ったばかりで、次のに乗る。
新幹線の始発、「のぞみ1号」は6:00発。間に合うかなあ、どうかなあとヤキモキする。
東京駅に着いたのが5時45分で、ギリギリいけそうかと思いきや、みどりの窓口が開いてなくて。
5時半から営業開始かと思っていたのが、どうやら6時開始だったみたいで。
結局始発は乗れず、その次の「のぞみ3号」6:16発の指定席を買う。
みどりの窓口は5時50分には開いて、切符を買って新幹線のホームに行ったら
 6:00のが出発する直前で、その気になったら一応間に合った)


前回1月の出張のときも同じ「のぞみ3号」
東京は真っ暗で、富士山が視界に入ってくる頃、夜明け。
でも、居眠りしてたか本読んで気づかずか。
今回はちゃんと見ようと背筋を伸ばして望むつもりが、横浜過ぎた辺りから十分に明るい。
そうか。そうだよな。夜明けの時間は日々早くなっていく。


今回読んだ本は、ジェイムズ・エルロイの「獣どもの街」
http://www.amazon.co.jp/dp/4167705370/
中篇が3つ。LA4部作とか長編の重みからすると物足りないんだけど、
こういう新幹線の移動だとちょうどいい。
例によって熱に憑かれたたわごとめいた文章は健在。
ほとんどの文章が頭韻を踏んでいて、言葉遊びに磨きがかかっている。
読んでるうちに案の定、眠ってしまう。


大阪に着いて顧客のオフィスにて荷物を下ろすと、すぐにも十三のとある会社を訪問する。
地下鉄と電車を乗り継いで不便だということでタクシーに乗る。
しかし、このタクシーの運転手、年季が入ってそうな風貌でありながら
この界隈はわかりにくくて自信が無いという。
案の定、迷う。「十三筋から入って・・・」と何度も地図を見て、
グルグル回って結局また十三筋に戻って。
自動車修理工場の前に停めて道を聞く。
あーでもないこーでもないと話しているのを見る。
タクシー停めたのがバス停の前で、バスがありえない角度で停車する。
運転手いわく、「地図が間違っている」
google のをプリントアウトしたのに。
そんなこと、ありえるのか。


ようやく着いて、打ち合わせが無事終わって、十三ってこともあって昼はねぎ焼き。
歩いているうちにアーケード街へ。
確かこの中に店がいくつかあったよなあと探すが見つからず。
お好み焼きやたこ焼きの店は普通にいくつかあって、さすが大阪と思う。
いったん、十三の駅まで出る。
駅前の細い通りに入ってみる。
戦後の闇市の時代から残ってるかのような狭い横丁。
まだ昼だというのに安い飲み屋は即に開いていて、
中年過ぎの親父たちがジョッキでビールを飲んでいる。
昼間っから酒飲んでいいなあと思う。
串カツの店はあっても、ねぎ焼きの店は無い。駅前に戻る。
だいたいの土地勘が戻ってきて、あれは確か通り一本隣のアーケードだったと。
横断歩道を渡る。風俗街っぽい並びの中に、目当てのねぎ焼きの店「やまもと」を見つける。
http://www.negiyaki-yamamoto.com/


数年前、大阪のお客さんだったときに会社の先輩に連れられて初めて十三に来て、入った店。
今回のPJで何度か大阪出張の機会があって、
そのうち行きたいなあと思い続けて、ようやくまた来ることができた。
あの時と同じように牛筋のねぎ焼きにする。
狭い店は12時前だというのに、満席。中でしばらく待つ。
ビール飲みながらって客も多く、全然空きそうな雰囲気なし・・・
中央の鉄板では常時20個近いねぎ焼きやとん平焼きがひっくり返されている。
生地を広げて、粉の鰹節を振って、キャベツを乗せて、その上に山盛りのネギ。
僕らが席に着く頃、ちょうどよく出来上がる。
うまいねえ。さすがうまい。
ソースじゃなくてしょうゆのタレ。レモンが絞られている。
あっさり、さっぱりした味わいが絶妙。
ぼてじゅうなんかにもねぎ焼きがメニューにあるけど、
あれはやっぱどうしてもねぎ多目のお好み焼きでしかなくて。
隣に座ったカップルが食べてた焼きそばもうまそうだった。
いつの日か大食いでビール好きな女の子と夜に来て、
ねぎ焼きと焼きそばととん平焼きを分け合って食べたいなあ、なんて思う。
別に大食いでビール好きな必要は無いけど。
今回は昼だったのでウーロン茶。KIRINだったんだけど、壜だった。初めて見た。


食べ終えて店を出る。
もう一軒行って「粉もの」を極めようってことで
梅田まで戻って、阪神百貨店の地下のスナックパークへ。
いか焼きの店の行列に並んで、卵入りのを買う。200円。
スナックパークの中でおじちゃんおばちゃんたちに混ざっていか焼きを食べる。
これで明かし焼きも食べたら大阪の粉ものを1日で完全制覇なのかな。


打ち合わせを終えて、夜、タワレコでブラブラして帰ってくる。
帰りの新幹線は例によって、551のシュウマイ。