初めての和歌山出張 その1

金曜から土曜にかけて、泊まりで和歌山出張。


4時半起き。前の日のうちに荷物の準備をしておいたので起きてそのまま駅へ。
丸ノ内線に乗ろうとしたら昨晩の工事が終了していないということで
池袋−四谷三丁目間は不通。四谷三丁目で折り返し運転。
仕方なく改札を出て、中央線に乗る。振替輸送の券をもらい忘れる。


6時頃、東京駅のホーム。寒い。
熱海行きの東海道線が入ってくる。目の前にグリーン車が停まる。


浜松町まで行って、羽田行きのモノレールに乗り換える。
外はまだ暗い。少しずつ夜が明けていく。


羽田空港第2ターミナルに到着する。
大勢の人が降りていく。早朝だというのに。そうかあ。
こんなとき、世の中には多くの人がいるもんだと思う。


手元のEチケットをどうしたらいいかよくわかんなくて、
たぶん、自動発券機でなんかするんだろうなあと思って、
スチュワーデスっぽい恰好の女性の1人に聞く。
話しかけると全て手続きをやってくれる。
周りは全てそんな感じの慣れてない乗客ばかりだった。
楽ちん。マイレージも登録する。


腹が減っていたので上の階で何か食べようと思うが、やってない。
早々に手荷物検査を受けて搭乗ゲートへ。
発券されたEチケット風搭乗券の2次元バーコードを読み取り機に当てるのであるが、
うまくいかない。係員が替わりに当てる。
搭乗の際にもやはり僕の当てる場所がよくなくて、反応しなかった。
おかしい。裏返しにしたチケットの特定の箇所を
特定の箇所に一致させる能力が僕には無いのかもしれない。
空間認識能力。


ANA売店の1つにて菓子パンのピザとコーヒーを買って、搭乗ゲートへ。
窓の外の空港の風景をボケーッと眺めながら、整備される飛行機の機体を眺めながら
ズッキーニとナスの乗ったピザパンを食べる。
一緒に行くお客さんが僕を見つける。


飛行機に乗る。離陸する。
離陸直後の風景は羽田よりも成田の方が面白いと思う。
真っ白なおもちゃの虫のような飛行機がモソモソと滑走路を移動する。
海底トンネルから出てくる車たち、入っていく車たち。
片や現れ、片や消えていく。
遠くには海ほたるのトンネルの、海中から突き出た通風口の塔が見える。


今から向かうのが和歌山ってこともあって、
中上健次選集の「熊野集|火まつり」を読む。
読んでるうちに眠ってしまう。
眠っているうちに到着する。


関西国際空港到着。飛行機を降りて、到着ロビーへ。
外に出てリムジンバス乗り場を探していたら、
「和歌山行きのお客様はいらっしゃしますか!?」と大声で触れて回る係員のおじいさんが。
和歌山行きです、と慌てて切符を買う。乗り込む。すぐにも発車する。
30分に1本。予定ではこの次のリムジンバスに乗るつもりだった。


関空は海の上にあって、橋を渡る。
その先は、田舎。ほんとは大阪なんだろうけど、ここから和歌山だと僕は思うことにする。
小高い丘の合間に田畑があって、ロードサイドの店があって。
なんてことのない普通の田舎。
人生初和歌山であるが、すぐにも眠くなる。寝る。


着いて降りたのはJRの和歌山駅
県庁所在地の駅だというのに余りの閑散っぷりに目を驚かせる。
何もない。な、ん、に、も、な、い。
ビジネスホテルらしき建物がいくつか建っているだけ。
ここから先、市営バスに乗ることになっている。
訪問先を以前訪れたことのあるお客さんの1人が案内し始めて、地下通路へ。
くぐりぬけると駅ビルらしき近鉄のデパートがあって、この辺りが繁華街か。
オカムラさん、青森とどっちが栄えてる?」と聞かれて、
「和歌山・・・」と答えている自分がいる。
とはいえ、何もない。駅前のチェーン店のいくつかがあるだけ。
平日の昼間、人もほとんどいない。
「こういうところで育ったら女の子は純朴になりそうだね」と言われて、
僕は「そんなことないですよ」と否定する。
「うそ、ミカンみたいな子に育たないの?」
「青森の子がリンゴのように育たないのと一緒です」


花粉が飛びまくっているみたいで、目がかゆくなる。
さすが南国(?)ムズムズと感じる。