青森駅前

青森に帰った時にいつも思うことだけど。
青森市駅前の寂れっぷり。
これはどこまで行ったら底を打つのか?
岡田書店は廃業、EVISU も閉店。
昨日6日はゴールデンウィークだというのに、新町は人通りなかった。
4日・5日とフェスティバルがあって、それなりに混雑していたけど、
一夜明けてこれでは見通し暗いなあ。
今回の帰省では、怖くて夜店通りの古着屋街を見て回らなかった。
たぶん落ち込むことになったのでは・・・


デンコードーもいつのまにかなくなり(結構昔?)
その近くで言えばカクヒロもない。
協働社の靴屋と紅屋がまだ残っているというのは驚き。


(話変わって、協働社って今調べてみたら青森だけじゃないんだね。
 秋田にもあるようだ。
 http://20century.blog2.fc2.com/?tag=%B6%A8%C6%AF%BC%D2
 協働社4階のレストランってまだあるのかなあ・・・)


浅虫に行く途中県病の辺りを通るんだけど、亀屋の大きな店舗もなくなっていて。
これもまた結構前のことなのか。
僕らが小さい頃って、デンコードーと亀屋ともう一つ挙げるならばアメリカ屋。
これらの全盛時代だった。今の子供たちは知らないんだろうな。


(というか、デンコードーも青森だけじゃないんだ。ってことを今調べて知る。
 ケーズデンキってデンコードーの系列だったのか)


新幹線が開通して、三内の方に青森市の中心地は移ってしまうのだろう。
三内丸山遺跡や県立美術館にも近くなるし。
でもなあ。そうなると市の商業・観光の機能が一か所に集中してなくて
あちこちにちらばっていて、他県から来る人にとっては不便だろうな。
ねぶただって三内の方を通るようにはならないだろうし。
いや、もしかしたら何十年後かには三内の新青森駅の周辺を回るものとなるのか・・・


盛岡市宇都宮市富山市和歌山市などなど。
これまであちこちの県庁所在地の市を見てきたけど、
やはり青森市が別格で寂れていると思う。
しかもとてつもないスピードで常に崩壊し続けているような印象さえ受ける。
5年もしないうちに全てが消えてなくなっているのではないか・・・
青森駅(そんなふうに呼ばれるのだろう)だけがポツンと残っているだけの、海辺の更地。
昔ここには青函連絡船が発着したんだよ、って過去の記憶とのみ結びついているような。
今回の帰省で、僕の中でそういうオブセッションがふとした瞬間に広がっていった。


三内が青森市の中心部となる頃、僕にとって青森は故郷ではなくなるのだろう。
似て非なるどこか。少なくともノスタルジアの対象ではない。
そこに母がいなかったら、帰ることもなくなる。
平成22年の12月に開業ということは、あと1年半。結構近い将来のことだ。
10年もしないうちに、ガラッと変わっているはずだ。
まあしょうがない。
世の中は常に移り変わっていくものなのだから。