映画サークルの後輩の結婚式の2次会

土曜の夜、大学の映画サークルの後輩の結婚式の2次会に出席。場所は表参道。
3次会にも行く。
僕の作品に何本か出てもらっている。
役者として普通に演技が上手く、独特な存在感があった。


美人な嫁さんをもらっていて驚く。
2人の馴れ初めのビデオを見ていて悔しくなる。
学生時代、誰もこいつのことをかっこいいとは言っていなかったが、
それは映画サークル内の閉じた価値観の中でのこと。
こいつは世間一般的にはいい男だったんだなと今更ながら気付く。
大学に入るまで、大学を出てからと何かと紆余曲折があった奴で、
(学年では僕が上だが、年齢は彼の方が上)
ここに来ていい嫁さんを見つけて、ほんと、よかったなあと思う。


10何人と集まる。もう何年と会ってなかった人も多い。
映画サークルの連中とは卒業直後はちょくちょく会っていたのに、
10年以上経過して、ここ数年は年に一度会うか会わないか。
女の子たちはほとんどが結婚して、子供も生まれて。
男連中もそれなりに社会の中で居場所を見つけつつあって。
みんな普通の人生を歩みつつある。
映画に関わって暮らしているのは、1人だけだった。


表参道から渋谷へ、井の頭線で吉祥寺へ。
その後何人か朝まで飲みそうで、僕はもう1人の後輩とそこで別れて先に帰る。
そいつもまた荻窪に住んでいて、
同じ駅にもう10何年と一緒に住んでいるのにもしかしたら2・3年は会ってなかった。
駅でばったり会うこともなかった。
帰る前にちょっとコーヒーでも飲もうよ、と南口のマックへ。
10何年と住んでいて、初めてここのマックに入る。しかも深夜に。
ノートPCに向かっている男性、勉強している女子大生、とにかく暇そうにしている高校生。
店員でもないのにせっせとあちこちの席のゴミを片付けているおばさんがいた。
見ていたら店の外のゴミまで拾い出した。
何なのだろう、とても気になった。


そいつと10分ほど、たわいのない話をする。
たわいなさ過ぎて何の話をしたのか全く思い出せない。
だけど、とても楽しかった。ほっとした。
自分の中のどこかがリフレッシュされた。ネジをまた、巻き直す。
青春時代を色濃く共有した人たちとの会話って、何を話しても特別なものになる。


駅で別れて、じゃあまた、ってんで次に会うのはまたいつになることか。
家に帰ってきて、眠る。
学生時代のことを、夢に見る。