無駄に冷夏、涼しくはない

今年は冷夏となった。
梅雨明けしても曇り空の日が多く、雨も多かった。
30℃前後の毎日。涼しいというよりは、生ぬるかった。
蒸してるのには変わらないし。


8/15(土)のバーベキューの後、転んで怪我して、
8月後半は右腕に包帯を巻いて暮らしていたので、
個人的には冷夏でとても助かった。
猛暑で熱帯夜が続いていたら気が狂ってたと思う。
汗だくになっても思うようにシャワー浴びれないし、
かさぶたになった傷が包帯で蒸れて痒くなっただろうし。


93年以来の冷夏だという。
93年って僕が上京した年で、「なんだ、東京の夏もそんなに暑くないな」と思った。
寮の2段ベッドで寝ててもそれほど寝苦しくない。
翌年が打って変って猛暑。7月から暑かった。
この年、8月はたまたまモスクワで過ごすことになった。
そうじゃなかったら死んでたと思う。
8月末に帰ってきて、みなげっそりしていた。


以後、毎年猛暑だったような印象がある。


バルセロナの夏が懐かしい。もう2か月も前のことになる。
気温は高くてもカラッとしていて、風が冷たい。日陰に入ると涼しい。
本来、夏ってそういうもんだよな。


東京が異常なまでに蒸し暑いのは、高層ビルが風を遮っているからだろうか。
擬似的な盆地となる。
地面がアスファルトやコンクリートに覆われているというのも、よくない。
街中に木々を増やせば改善されるだろうか。
少なくとも緑の多い風景は涼しげに感じられる。
次の都知事選、「東京の街に街路樹を増やします」という公約を掲げた候補がいたら、
是非とも投票したい。
「芝生30%増量」とかね。
花々や木々を植えることに対して奨励金を出せばいいのだろうか。


来年は猛暑か。
どっちかしかないんだろうな。
どっちに転んでも異常気象。
エルニーニョ現象が起きると日本では冷夏となる仕組み、
何度聞いても忘れてしまう。