怪我、その後

8/17(月)のこと。
自転車で転んで怪我をして、週明け。


通院のため午前休と日曜のうちにメール済み。
朝起きて、ネットで見つけた駅前の整形外科へ。
ビルの3階。ここだろうかと地図と番地を頼りに行ってみるも見つからず。
暑い中、何度も同じところをウロウロ回る。
短パンを履いて膝にガーゼ、顎にもガーゼ、右肘は包帯を巻いている。
そんな格好の僕はとてもよく目立つように思う。すれ違う人が必ず僕に目をやる。


あまりの見つからなさに、
もしかして廃業してもネットの情報が削除されなくて残っているというやつだろうか?と思う。
試しに電話をかけてみたらつながる。
すぐ目の前に病院があった。3階の窓に病院名が書かれているだけで、看板がなかった。


お年寄りばかり訪れる病院だった。
午前9時。テレビではモーニングショー。
診察までそれほど待たなかった。
治療室ではおばあさんが首の牽引治療を受けていた。
雑然とした診療室には棚の本が古びて茶色くなって、斜めに押し込まれている。
診察した医者もまた、お年寄りだった。


各部の傷を見て、ここは乾かすだけでサージカルテープ、
ここは消毒してアズノールを塗ってガーゼに包帯、と決めていく。
肝心の右肘は「浅い擦過傷で、縫うほどじゃない」と。
だけど肘から手首まで包帯をグルグルと巻いて固定される。
大怪我のよう。というか、ここまで来るとれっきとした大怪我か。
右膝は包帯を巻かれ、左膝は防水パッドのみ。
右の手の平はサージカルテープのみ。
腹の擦り傷は乾いているので処置不要となる。


左手の甲には防水パッドを貼る。
これで水に濡れてもいいでしょうと。
だけど洗う時には手袋をした方がいいねと言われる。
「もしかして、シャワー浴びれなくなるかも」と悪い予感がする。
右腕の包帯はいつ変えればいいですか?と僕は聞く。
「次に来院するまでそのままにしてください」
「じゃあその次は?」と看護婦が代わりに聞く。
「当面経過観察で1日おきに来て下さい」
これだけ大掛かりに包帯を巻いたらシャワー浴びれないよな・・・
しばらく水で濡らしたタオルで体を拭くだけか。


顎も消毒して、アズノールを塗って、ガーゼ、テーピング。
「怪我すると髭が剃れなくて大変でしょう。髭が伸びててテープもはがれやすくなってるね」
ということでテープを何重にも巻く。


次は水曜。会計を済ませて調剤薬局へ。
土曜の救急病院同様、ケフラールをもらう。
初診ということもあり、病院が1300円で薬局が700円程度。
だいたい予想通りかかった。


午後出社。いったん家に戻る。
途中コンビニに寄って、ポリエチレンの使い捨て手袋を買う。


真夏のよく晴れた日で太陽が照りつけて暑い。
左手の防水パッドが家にも着かないうちにまくれてはがれてしまう。
汗を吸ってくしゃくしゃになる。
そうか、防水パッドは貼った上からの水には強いんだろうけど、内側からの水には弱いんだな。
しかも怪我した場所が手の甲とはいえ、指の付け根、関節の近く。
よく動く箇所で安定しない。これはこれではがれやすくなる原因となる。


スーツに着替える。
ズボンをはいた時に膝が当たって、ゾッとした気持ちになる。
半袖のYシャツは肌の上から直接着る。
これまではいつも、白のTシャツの上に着ていた。
右腕が包帯に巻かれていて動かしにくく、とてもじゃないけどTシャツを着れそうになかった。


外に出て、駅へ。
駅前の昨日行った左手の甲の防水パッドを買い直そうと思う。
途中で調剤薬局を見つけて入ってみるが、大きなサイズのみで切って使う。やめておく。
剥がれたパッドを右手で押さえながら歩く。風が吹くとすぐにもどっか飛んで行きそうになる。
駅前の薬局で見つけて買う。ついでに、部屋で見つからなくなったサージカルテープも。


地下鉄に乗る。
さっそく防水パッドを貼る。しかし、うまくいかなくて全体的にしわが寄ってめくれ上がる。
すぐにもはがれる。失敗だったか。普通サイズの絆創膏を買った方がよかったか・・・
また無駄な買い物を・・・
土曜に滅菌ガーゼのSサイズとMサイズ、マキロン、プラスチックテープ。
日曜はテーピング不要の包帯、使い切りそうになったプラスチックテープ、Lサイズの滅菌ガーゼ。
土日に何度かガーゼを張り替えたから月曜以後も要るよなと思ってバリエーションを揃えてみて、
なおかつ部位ごとに何が一番適しているんだろうと試してみたくなったんだけど、
月曜に病院で処置してもらったら「次来るまでこのままで」となったので使う機会がなくなった。
そもそも一番大きなサイズの絆創膏は日曜に貼ってみて
顎にも左手の甲にもフィットせず、全く使い物にならず。


午後の出社まで時間があったので、東京駅へ。
地下の「東京ラーメンストリート」に
先日サマソニでうまかった六厘舎があるようなので行ってみたら、まさかの大行列。
昔、確か「ラーメン激戦区」って名前だったときには人が全く入ってなかったのにな。
六厘舎、1時間待ち。平日でこれぐらい並ぶのなら、土日はもう無理だな。
ラーメンストリートの4店舗とも行列で、その中で最も短かった
「塩専門 ひるがお」に入ってみる。
まあまあかな。次また並んで食べるほどのものではなし。
六厘舎食べたいな・・・、どうしよう。
ビールと合わせて食べたら最高だろうな。


東京駅の地下街を歩いて、OAZO方面へ。
薬局を見つけて、大きめのサイズの絆創膏を買う。休憩スペースにてさっそく貼る。
やはりまた、すぐはがれる・・・


夜、帰ってきて、体を洗うというか拭く。
鼻を密着して覆うことのできるマスクを口にして、
冬用のトレーナーとランニングパンツを着て全身を覆い、洗面所の水道の下に頭を持っていく。
シャンプーで洗うってとこまではさすがに怖くてできなくて、さっと湿らせるだけ。
後は濡れたタオルで地肌を拭く。
その後、トレーナーとランニングパンツを脱いで、全身を拭く。少しスッキリする。
こういうめんどくさいことをしていると、
「ああ・・・、健康って大事だな」としみじみ思う。
客先で怪我の話をしていた時、
包帯を巻いた右腕をサランラップで巻いてガムテープで両端を押さえたら
シャワーを浴びれるのではないかと助言をもらう。
しかし、怖くてできなかった。


家から送られてきたトマトを食べ、リンゴジュースを飲む。
食欲はあるけどゴテゴテしたものは食べたくない。
化膿止めの抗生物質を飲んでるから酒は控えてて、
夜、することがないから23時に寝ている。
なんだか逆に、普段よりも健康的だ。


このところ夜が涼しいのが助かる。
これで猛暑だったら気が狂ってた。