渋谷〜表参道〜外苑前「ルイス・バラガン邸をたずねる」

昨日は1日、編集学校も転職活動も忘れて1日オフ。
朝から渋谷−表参道−外苑前と移動して、
夕方からブレディスローカップというラグビーの試合を見に行った。


朝起きて、まずは渋谷へ。
246を東へ、前の日見かけた「もうやんカレー」で昼を食べる。
こっちにも店があるんだね。
西新宿の店同様、1000円でランチバイキング。
塊の肉がゴロッと入ったポークカレーとビーフカレーを合い掛けにして、
後はサラダ。おなかいっぱいになる。


246を引き返し、HMV にて、貯まったポイントをCDに引き換える。
Pere Ubu, Leonard Cohen, The Band, Woodstockのサントラ。


246をまた上っていく。
国連大学では「farmer's market @UNU」ってのが行われていた。
校舎の建物の前の広場にテントがたくさん立っている。
http://www.farmersmarkets.jp/
神奈川県のなんとかさん、って感じで各地の農家の方々の農作物が並んでいる。
オーガニック系のキッチンカーが売るスムージーに女性たちが並ぶ。
キース・ジャレット的なキーボード・ソロを奏でる青年がいて、品のいいジャズが流れている。
近くの青山ブックセンタースローライフに関する本を売っていた。
その場に居たのは、裕福そうな人、ないしは穏やかな知的好奇心を湛えてる人が多かったように思う。


外苑前へ。
ワタリウム美術館では「ルイス・バラガン邸をたずねる」という催し物が開催されていた。
http://www.watarium.co.jp/exhibition/0908/index.html


入ってみる。
1000円の入場料を払うと、開催期間中何度も見れるようになっている。
ルイス・バラガンとはメキシコの20世紀の建築家で、
抽象的な絵画のモチーフを取り入れつつもシンプルな壁面、
上品なピンクや紫といった独特な色彩感覚が印象的だった。
建築物そのものがオブジェであるかのような。


ワタリウム美術館って今回初めて入ったんだけど、
小さな三角形のフロアが2階・3階・4階と分かれていて、エレベーターで移動する。
隅が吹き抜けになっていて、開放感、独特な広さの感覚がある。
その2階が主な展示スペースで、それまでの建築物(多くは私邸)の写真や
友人たちの、ルイス・バラガンにインスピレーションを与えた絵画。
椅子やテーブルなど無口な家具の数々。
フランスにてル・コルビジェに会ったときの情景など。
3階が半分は親交の厚かった画家チューチョ・レイエスを大きくフィーチャー、
残り半分はティールームになっていて、6名掛けのテーブルで毎日夕方、お茶を飲めるという。
4階が寝室。白くて分厚い、ふわふわの絨毯の上を歩く。
一人用のベッドがあって、枕元には磔刑のキリスト。
旧式のレコードプレーヤーとレコードラック。ディジー・ガレスピーが並んでいた。
4階と2階は、フロアの隅に鏡面球が置かれていた。


この部分的に再現されたバラガン邸、2004年にユネスコ世界遺産に指定されている。


見終わった後、地下と1階のミュージアム・ショップへ。
1階のポストカード売り場でチャップリンの「キッド」、ビーチ・ボーイズの5人、
木村伊兵衛が1946年に撮影した隅田川の花火大会、
日本をモチーフにしたエキゾチックなマッチの箱の図柄、この4枚のポストカードを買う。
fritag のカバンを扱ってて、あーこれ欲しいなあと思いつつ、我慢する。
地下は書籍。分厚い、美術や建築関係の書籍が3mか4mぐらいの高さの棚に詰まっている。
CDのコーナーではなぜか Hair Stylistics がたくさん並んでいた。


ワタリウム美術館を出て、青山ベルコモンズ地下の CIBONE へと向かう。
その途中で小さなギャラリーがあって(SUS Gallery というようだ)、
ここで「燕の食卓展」というのが行われていた。
ステンレスのコップや、スプーンが並んでいる。
鳥をモチーフにしたかと思いきや、新潟県燕市のことだった。
そういえばここで金属製の食器造りが盛んであると中学校の社会の時間で習ったように思う。
ギャラリーには燕市で活躍するプロダクトデザイナーたちの作品が並ぶ。
http://www.sus-gallery.jp/


CIBONE へ。
ちょっと見るだけ、のつもりがまたしてもあれこれ CD を買ってしまう。
秋のエレクトロニカ特集ということで、アコースティックな音を集めていた。
今の気分と合う。
Peter Broderick という人の作品が気になる。
ジャケットでピンと来て欲しくなった So Quiet「Summer And Winter」を買い忘れる。
また来なきゃ・・・
そしたらまた買ってしまう。


表参道、外苑前界隈は「Design Tide Tokyo」の会場になっているところがいくつかあるようで、
ポスターをあちこちで見かけた。
CIBONE に分厚い公式パンフレットがあったのでもらってくる。